ヒューマンドラマ

【ネタバレ】『サマーフィルムにのって』感想と考察【感動のラストは見逃せない!】

こんにちは、ニャンコです。

このブログは映画『サマーフィルムにのって』のこんな疑問に答えていきます。

・見所ポイント

・ネタバレ一覧

・感想と考察

ニャンコ
ニャンコ
【ブログを書いているのは、こんな猫♪】

①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
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映画『サマーフィルムにのって』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。

まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・

きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『サマーフィルムにのって』が好きになると思いますよ♪

映画『サマーフィルムにのって』のあらすじ

高校3年生ハダシは時代劇映画が大好きだが、所属する映画部で作るのはキラキラとした青春映画ばかり。
自分の撮りたい時代劇がなかなか作れずくすぶっていたハダシの前に、武士役にぴったりの理想的な男子、凛太郎が現れる。
彼との出会いに運命を感じたハダシは、幼なじみのビート板とブルーハワイを巻き込み、個性豊かなスタッフを集めて映画制作に乗り出す。
文化祭での上映を目指して順調に制作を進めていくハダシたちだったが、実は凛太郎の正体は未来からタイムトラベルしてきた未来人だった。

・青春×タイムトラベルを掛け合わせた傑作

・青春時代の甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれる

・登場人物それぞれの恋愛模様が素敵

・ラストシーンは感動の嵐

元「乃木坂46」の伊藤万理華が主演を務め、時代劇オタクの女子高生が映画制作に挑む姿を、SF要素を織り交ぜながら描いた青春映画です。

同じく伊藤主演のテレビドラマ「ガールはフレンド」を手がけた松本壮史監督が伊藤と再タッグを組み、長編映画初メガホンをとっています。

また俳優陣も個性的で凛太郎に金子大地、ビート板に河合優実、ブルーハワイに祷キララとフレッシュなキャストが揃っています。

青春映画として、とてもクオリティの高い映画に仕上がっているのも特徴的です。

ニャンコ
ニャンコ
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【ネタバレ】映画『サマーフィルムにのって』のネタバレ一覧

ネタバレ①:爽やかな青春劇

出典:『サマーフィルムにのって』オフィシャルサイト

本作は、観客側が甘酸っぱい気持ちになるような爽やかな青春劇に仕上がっています。

高校3年生のハダシが幼なじみのビート板やブルーハワイを中心とした仲間たちと共に、一夏で時代劇の撮影を行うという流れが最高に『The・青春!』って感じがしますね。

ニャンコ
ニャンコ
この特徴的なあだ名は、松本壮史監督が「夏っぽくて響きが可愛いもの」という理由で命名したらしいよ♪
寅さん
寅さん
素敵なあだ名だよね♪

その他にも一癖も二癖もある個性的な登場人物が登場し、本作の青春劇要素を強めています。

やはり青春劇ってありきたりなメンバーではなく、個性的なメンバーが掛け合わさってくると深みが増しますよね。

ネタバレ②:ジェンダーレスな青春

出典:『サマーフィルムにのって』オフィシャルサイト

本作は青春劇ということもあり、恋愛要素もあるのですがあえてジェンダーレスに描いています。

というのも、本作はハダシと凛太郎の恋愛だけではなく、もう1つ恋愛要素を入れているんですよね。

それが”ハダシとビート板の恋愛”です。

寅さん
寅さん
あれ?どちらも女性のような・・・
ニャンコ
ニャンコ
だからジェンダーレスなんだよ♪

本作終盤でハダシと凛太郎が仲良くなっているのを見ているビート板に対し、ブルーハワイが「失恋しちゃったね・・・」と声をかけるシーンがあります。

それに対しビート板が「これが失恋かぁ」と返答するのですが、若干違和感がありますよね?

というのもブルーハワイは、”ビート板が誰に失恋したかを語っていない”のです。

流れ的に考えるとビート板が凛太郎に対して恋心を抱いており、そして失恋したという感じに見受けられますが、本作ではビート板が凛太郎に恋心を抱いているような描写は見受けられませんでした。

寅さん
寅さん
逆にブルーハワイは、恋愛に憧れる少女的要素を前面に押し出していたよね♪

そしてビート板が最も気にかけ、仲良く接していたのはハダシです。

そうすると、”ビート板はハダシに恋心を抱いていた”と考えられます。

その恋心が友情なのか恋愛なのかはわかりません。

この敢えて”ビート板にしかわからない恋心”を描いているのが、本作の脚本が素晴らしいところだと思います。

ネタバレ③:未来に映画がない理由

出典:『サマーフィルムにのって』オフィシャルサイト

本作では未来人として凛太郎とドクが登場します。

そんなドクから衝撃的な発言が飛び出し、ハダシは映画制作について迷ってしまうのです。

その発言とは、”未来には映画が存在しない”というものです。

具体的に説明すると、このような感じです。

①未来は5秒動画が当たり前、1分を超えると超大作

②未来は映画を誰も観なくなり、映画館が存在しない

簡単に言うと、ファスト映画を極限まで高めたってことですかね。

ニャンコ
ニャンコ
ファスト映画とは、「著作権を無視して映画を10分程度に編集し、結末までのストーリーをネタバレする動画」だよ!
寅さん
寅さん
映画ファンとしては、絶対に許せない行為だね!

しかしファスト映画でさえ、上映時間は10分です。

それを未来は5秒で表現しているというのだから驚きです。

おそらく未来では、”効率こそ全て”になっているのだと思います。

最初は時間が貴重な存在になっているのかと思いましたが、もし時間が貴重なのであれば凛太郎やドクが映画に対して時間を割かないように思いましたので考えを改めました。

未来では過程を省き、結果こそ全て・効率こそ全ての価値観になっており、そのため映画は5秒、1分で超大作という価値観に変化していったのだと考えられます。

ネタバレ④:結末を変えた理由

出典:『サマーフィルムにのって』オフィシャルサイト

ハダシは製作した映画「武士の青春」のラストシーンを、”ライバルが和解して平和的解決をする”というものにしていました。

しかし実際に上映すると「ラストシーンを今から撮る」と言って、映画を途中で止めてしまいます。

ハダシが結末を変えようと思った理由は何なのでしょうか。

ハダシが結末を変えようと思った理由は、”時代劇はラブストーリーだから”です。

寅さん
寅さん
どういうこと?

当初ハダシは、ラストシーンはライバル同士の決闘シーンにする、と決めておりましたが、凛太郎と出会ったこと、そして未来の状況を知った後にラストシーンを「ライバルが和解して平和的解決をする」という内容に変更しました。

しかしこのラストシーンの変更は、”ハダシの現実逃避”を表しています。

元々ハダシは、時代劇に異常なまでの情熱を持っており、そんなハダシであればラストシーンは決闘しか考えられません。

しかし凛太郎と出会ったことで恋を知り、未来の状況を知ったことで絶望を味わいました。

本来であればハダシは、そんな未来に向かって立ち向かうべきなのですが、凛太郎という存在が邪魔をし、”「今が楽しければ良いんじゃないか?」という考えになってしまったのです。

もちろんそれが悪いことではありませんが、ハダシの信念が揺らいでしまったことは事実です。

だからこそハダシは、最後の最後で自分の信念を思い出し、ラストシーンを変更するという決断に至ったのだと思われます。

ハダシの信念は時代劇であり、時代劇はラブストーリーです。

最高のライバルが相手を認め、最後は決闘で決着をするのです。

それは相手に想いを伝えることでもあります。

つまり”ハダシは凛太郎に想いを伝え、未来を凛太郎の手に委ねた”ということを表しています。

ネタバレ⑤:凛太郎が紡ぐ未来

出典:『サマーフィルムにのって』オフィシャルサイト

ハダシがラストシーンを変更したことにより、未来は凛太郎の手に委ねられました。

ハダシが製作した映画は、未来には残っておりません。

それは”タイムパラドックスを防ぐため、未来人である凛太郎の映像を未来に残していないから”です。

寅さん
寅さん
タイムパラドックスとは、「過去の出来事を改変した結果、未来に矛盾を発生させてしまうこと」だよ♪

つまり”過去に存在するはずのない凛太郎の映像が未来に残ってしまうと、タイムパラドックスが発生し世界が消滅してしまう”ということです。

しかしハダシがラストシーンを変更したことにより、映画とは異なる映像が撮影されました。

もちろんこちらの映像もタイムパラドックスを防ぐために削除されてしまうのかと思いますが、ハダシの決意を凛太郎は知っています。

また凛太郎と同じ未来人であるドクもこのラストシーンを目撃しています。

そのため映像に残らなくても、ハダシの決意は凛太郎やドクを通じて未来に伝わっているということです。

そしてハダシの決意を未来へと紡いでいくのは、他ならぬ凛太郎です。

それでも未来には映画は残らないのかもしれません。

しかしハダシの覚悟、それを受け取った凛太郎により未来が変わる可能性もゼロではありません。

そんな希望が残る素晴らしいラストシーンだったと思います。

映画『サマーフィルムにのって』の感想

出典:『サマーフィルムにのって』オフィシャルサイト

良くある一夏の青春劇とタイムトラベル要素が掛け合わさった素晴らしい映画です。

若干「時をかける少女」とニュアンスが似ているような気もしましたが、本作にも小説「時をかける少女」が登場しているので、監督はあえて似せているんでしょうね。

個性的なメンバーがそれぞれの力を掛け合わせ、一本の映画を作り上げていく姿には思わず胸が熱くなるものがありました。

こういう青春劇って10代の頃の気持ちを思い出させるのでかなり好きですね。

そんな青春劇も中盤で凛太郎が未来人であることをカミングアウトしてから雲行きが怪しくなってきます。

なんと言っても、「未来には映画がない」というのが衝撃的ですよね。

映画好きとしては絶望的な未来となっています。

ハダシも同じく未来に絶望し、一時期は映画を撮ることさえ辞めようとしました。

そんなハダシを救ったのは、未来人である凛太郎です。

ここでハダシが凛太郎に恋心を抱いていることを自覚するシーンは胸キュンですね。

というのも、ハダシは凛太郎に出会った時点で恋心を抱いていたはずなんです。

ハダシは重度の時代劇オタクであり、時代劇はラブストーリーという持論があります。

そんなハダシが「武士の青春」の脚本を書いた時点で主人公には、ハダシの恋愛要素が含まれていることになるのです。

だからこそハダシは、主人公にピッタリな俳優を探し求めていたわけですね。

そんな時に現れた凛太郎は、主人公を具現化した存在であり、ハダシの恋心の象徴とも言える存在なわけです。

つまり凛太郎がハダシの前で現れた時点で、ハダシは凛太郎に恋心を抱いているということになります。

しかしハダシは、凛太郎への恋心を自覚することなくストーリーは進んでいきます。

寅さん
寅さん
観客としては、もどかしい気持ちになるよね

そんなハダシの凛太郎への恋心をストーリーが進むにつれて浮き彫りになる様子は、観客に青春時代の甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれることでしょう。

まとめ

出典:『サマーフィルムにのって』オフィシャルサイト

まさに青春映画の金字塔と言っても過言ではない映画だと思います。

青春時代の甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれますし、何よりタイムトラベル要素がとてもマッチしています。

俳優陣の演技も素晴らしく、「本当にこんな青春を過ごしている高校生が存在しそう」という気持ちにさせてくれます。

何か1つのことに仲間と共にひたむきに取り組む姿勢・・・その大切さを思い出させてくれる映画です。

とても面白い映画ですので、まだご覧になっていない人は是非観賞することをオススメします。

ニャンコ
ニャンコ
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最後まで読んでくれてありがとうございました。