こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『アナベル 死霊博物館』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『アナベル 死霊博物館』が好きになると思いますよ♪
映画『アナベル 死霊博物館』のあらすじ
・呪われた悪霊や悪魔、計18種類が大集結
・『アナベル 死霊館の人形』と『死霊館』の間に起こった出来事
・ジュディ含めた少女たちが可愛い
・やっぱりアナベル人形は最恐
【ネタバレあり】映画『アナベル 死霊博物館』のネタバレ一覧
本作には実にさまざまな悪霊や悪魔が登場します。
全ての原因はアナベル人形を解き放ってしまったことなんですが、いきなり怒涛の展開になったりしてよくわからないシーンもありましたよね。
ネタバレ①:アナベル人形が封印された理由
アナベル人形は非常に強力な呪いを持っている人形であり、放置していると様々な災いをもたらす存在、そのため神の加護がある場所で封印する必要があるわけです。
本作では悪魔祓いのスペシャリストであるウォーレン夫婦の自宅、つまり死霊博物館で封印、そして保存されることになります。
結局神父の祈りや聖水だけではアナベル人形の強力な呪いの力を封じ込めることは出来ず、教会のステンドグラスを使用しているショーケースに入れることで封印することに成功します。
このショーケースは絶対に開けてはいけないのですが、それを本作では開けてしまうんですよね・・・つまりアナベル人形が解き放たれてしまうわけです。
ネタバレ②:なぜ悪霊・悪魔は解放されたのか
全ては呪いの元凶であるアナベル人形がショーケースから解き放たれてしまったことが原因。
強力な呪いの力を持つアナベル人形は、死霊博物館に保存されていた呪いのアイテムの力を解き放ち、その結果悪霊や悪魔が解放されることになります。
つまり今回解き放たれている悪霊や悪魔はアナベル人形の配下ってわけですね。
ネタバレ③:登場する悪霊・悪魔の一覧
本作には実に18種類の悪霊や悪魔が登場します。
ほとんどが本作初登場の存在になりますので、映画を一度観ただけだとよくわからないですよね。
それぞれの特徴を簡単にまとめていますので何かの参考にしてみてください。
1.花嫁のウェディングドレス
刃物を持った血塗れウェディングドレスの悪霊。
刃物で刺されると幻覚ではあるものの本当に刺されたかのような痛みが走ります。
映画の中でたびたび登場し、少女たちを震え上がらせました。
2.フェリーマン
目の上にコインを載せている悪霊。
なぜコインを載せているかというと、あの世への運賃とのこと。
フェリーマンは死者を従えており、その死者も目の上にコインを載せております。
花嫁のウェディングドレスほど凶悪ではありませんが、アナベル人形を隠すなど地味な嫌がらせをしてくる悪霊です。
3.侍の鎧
戦国時代の武士が着用していた鎧。
近づく者に鎧の着用者が殺した人々の断末魔を聞かせる。
まあ断末魔って不気味ですよね・・・
4.地獄の番犬
霧の中から現れる複数の頭を持つ犬の怪物。
家の中には入ってこず、霧の中でしか活動できない。
こちら側から攻撃しても霧になってかわされてしまうので逃げるしかないですね・・・
5.墓地の幽霊
映画冒頭でウォーレン夫婦が乗っている車が墓地の近くでエンストしたときに現れた幽霊たち。
ターゲットを見つけて交通事故に巻き込み殺そうとしてきます。
危険な存在なので墓場には近づかないほうが良さそう・・・
6.アナベル人形
最恐の呪いがかかったアナベル人形。
このアナベル人形のせいで悪霊が解き放たれ悲劇が起きます。
元々はある夫婦が作ったアンティーク人形でしたが、夫婦の娘アナベルが交通事故で亡くなったことがきっかけで悪魔が人形に憑依、最恐のアナベル人形が誕生しました。
悪魔が取り憑いているため、目的は人間の魂を奪うこと。
そのために少女たちの心を弱らせるため悪霊たちを従えて脅かしてきます。
教会のステンドグラスで作られたケースに閉じ込めない限り、悪行の限りを尽くす呪われた人形です。
一般人に対抗する手段はなく、ウォーレン夫婦が教会の神父のように神の加護を受けている人間でないと太刀打ち出来ません。
7.神父の幽霊
ジュディの前に姿を表す謎の神父の幽霊。
何か悪さを働くのかと思いきや、実はジュディのことを見守っている優しい存在であり、映画終盤ではアナベル人形の在り処を案内してくれます。
8.悪魔
ジュディの魂を奪おうとする悪魔。
おそらくアナベル人形に取り憑いている悪魔だと予想できるが真相は不明。
悪魔なのに物理攻撃を仕掛けてきたりと謎の存在。
9.ダニエラの父親
ダニエラ自身が起こしてしまった交通事故で亡くなった父親の霊。
ダニエラが父親に謝りたい一心でアナベル人形を解き放ってしまったことにより、今回の悲劇は発生しました。
しかし本当の父親の霊ではなく、アナベル人形が見せていた幻影。
アナベル人形は対象者の心を読み取ることが出来るので、ダニエラの心残りである父親の幻影を見せることにより心を弱らせ魂を奪おうとしたのでしょう。
10.少女
映画『アナベル 死霊人形の誕生』に登場した少女アナベルに瓜二つな幽霊。
おそらくアナベル人形が見せている幻影かと思われます。
少女アナベル=悪魔ですので、これも少女たちの心を弱らせるアナベル人形の作戦ですね。
(2024/11/06 02:05:29時点 Amazon調べ-詳細)
11.未来を写すブラウン菅テレビ
少し先の未来を映し出す古いブラウン管テレビ。
ダニエラが呪いの電話に出てしまうことにより血塗れになる未来が映し出されましたが、寸前のところでジュディたちがダニエラを助けたことにより未来が現実になることはありませんでした。
12.腕輪
死者と会話することが出来る腕輪。
ダニエラはこの腕輪を使い亡くなった父親と会話をしようとしていました。
その時は叶いませんでしたが、映画ラストでロレインからダニエラに所有権を渡しました。
その後、きっとダニエラは父親と会話をすることが出来たんだと信じたいです♪
13.タイプライター
古びたタイプライター。
ひたすらカチャカチャ音を鳴らして少女たちを驚かせるだけの存在。
14.猿のおもちゃ
両手を使って音を鳴らす不気味な猿のおもちゃ。
何か悪さをしてくるわけではないですが、不気味な存在です。
ちなみに映画『アナベル 死霊人形の誕生』にもアナベルの子供部屋に登場します。
15.回転するおもちゃ箱
映画『死霊館 エンフィールド事件』に登場し、おもちゃ箱が回転することで「へそ曲がり男」が登場しました。
残念ながら本作では「へそ曲がり男」は登場しません。
16.オルゴール
映画『死霊館』に登場したオルゴール。
悪魔に呪い殺されてしまった少年の霊が封じ込められています。
ただ本作で少年の霊は登場しなかったので、単なる脅かしの演出のようですね。
17.オルガン
勝手に鍵盤が動き音楽を奏でるオルガン。
特に悪さをするわけではないので、単なる脅かしの演出のようですね。
18.フィーリーミーリー
ボックス型のおもちゃ箱。
カードを引いた後にボックスの中に手を入れ、正解の物を取り出すというルールで遊ぶ。
映画終盤ではアナベル人形を封印するための鍵を見つけるため、ジュディがボックスの中に手を入れました。
最初は何も起きませんでしたが、その後ボックスから無数の手が生えてきてジュディを捕まえるという恐怖シーンに繋がりました。
ネタバレ④:シリーズへの繋がり
本作は時系列としては『アナベル 死霊館の人形』と『死霊館』の間に位置しています。
①:『死霊館のシスター』(2018年公開)
②:『アナベル 死霊人形の誕生』(2017年公開)
③:『アナベル 死霊館の人形』(2015年公開)
④:『アナベル 死霊博物館』(2019年公開)
⑤:『死霊館』(2013年公開)
⑥:『ラ・ヨローナ 泣く女』(2019年公開)
⑦:『死霊館 エンフィールド事件』(2016年公開)
⑧:『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』(2021年公開)
『死霊館』で一度アナベルが解き放たれるような演出があり、その際にジュディが非常に怯えていました。
それは本作で嫌というほどアナベル人形の恐怖を経験していたからなんですね。
映画『アナベル 死霊博物館』の感想
呪いのアナベル人形を中心に様々な悪霊が登場する映画です。
まさに”アベンジャーズ”のホラー版という感じですね。
ストーリーはこんな感じで進んでいきます。
起:呪いのアナベル人形がウォーレン夫婦の死霊博物館に保管される。
承:ダニエラが亡くなった父親に会いたい一心でアナベル人形の封印を解いてしまう。
転:少女たちの魂を奪うため、アナベル人形率いる悪霊たちが暴走。
結:少女たちは力を合わせアナベル人形を封印することに成功。
そうなんですよ!ダニエラが悪いんです!
なんであんな呪われた人形の封印を解いてしまうのか理解出来ません。
そのせいで今回の悲劇が発生してしまうわけですからね・・・
ダニエラがアナベル人形の封印を解いてしまったことにより、アナベル人形の強大な呪いの力で一緒に封印されていた呪われたアイテムの力も解き放ってしまいます。
こんな数の悪霊や悪魔に襲われたらひとたまりもないですよね。
ただ・・・どの悪霊も初登場なので愛着が湧かないんですよね。
悪霊の背景もわからないので、「怖いけど一体どういう悪霊なの?」というのがわかりにくいんです。
そのせいで愛着が湧かず、そこまで恐怖を感じることが出来なかった、というのが率直な感想です。
しかも危害を加える悪霊となるとほんの一握りという・・・ちょっと優しすぎじゃありませんか?w
もっと少女たちを絶望の淵まで追い詰めるような悪霊がたくさん登場しても良いと思ってしまいました。
ダニエラを行動も良く理解出来ないし、いまいち映画の世界観に浸ることが出来なかったのは非常に残念です。
しかし映画自体はアナベル人形を中心としたホラー演出がかなりあるので、そこまで深く考えなければ一種のお祭り映画として楽しめると思います♪
まとめ
アナベル人形を中心とした悪霊や悪魔が暴れまくる映画です。
ダニエラの行動や悪霊の種類がわからない、といった点が少し残念ですが映画自体は非常に面白いです。
他シリーズと比べて恐怖演出も控え目だと思いますので、ホラー映画苦手な人も楽しめると思います。
このブログ以外にも『死霊館シリーズ』の見所をまとめた記事もありますので、興味がある人はぜひ覗いていってみてください♪
最後まで読んでくれてありがとうございました。