こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が好きになると思いますよ♪
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のあらすじ
「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生した地球外生命体シンビオートのヴェノムは、食欲制限を強いられ不満を抱えながらも、エディとの共同生活をそれなりに楽しんでいた。
そんな中、ジャーナリストとして未解決事件の真相を追うエディは、刑務所で死刑囚クレタス・キャサディと再会する。
クレタスは猟奇殺人を繰り返したシリアルキラーで、死刑執行が迫っていた。
エディに対し異様な興味を示すクレタスは突如として彼の腕に噛み付き、その血液が人間とは異なることに気づく。そして死刑執行の時、クレタスはついにカーネイジへと覚醒する。
・ヴェノムより最悪な存在カーネイジによる大虐殺!
・ヴェノムとエディの深い絆に感動♪
・手に汗握るヴェノムvsカーネイジのバトル!
・エンドロールの展開は過去最高峰!
【ネタバレあり】映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のネタバレ一覧
ネタバレ①:シンビオートとは
出典:IMDb
主人公エディに寄生しているヴェノムは、地球外寄生生物であるシンビオートと呼ばれる存在です。
普段はアメーバ状の形をしておりますが、生物に寄生することにより姿形を変えることが出来ます。
しかしどんな生物にも寄生出来るわけではなく、ヴェノムとの相性が良くなければたちまち寄生した生物、つまり宿主は衰弱死してしまいます。
そんなヴェノムたちシンビオートの目的は、”地球をシンビオートの餌場にすること”です。
前作『ヴェノム』でシンビオートのリーダーであるライオットがライフ財団の宇宙船を使って、シンビオートの仲間を大量に地球へ連れてこようとしていました。
これは地球人が餌になるとわかったシンビオートのリーダーであるライオットが、仲間を大量に引き連れ地球をシンビオートの餌場にしようとしていたわけです。
ネタバレ②:カーネイジとは
本作で猛威を振るい、まさに名前が示すように大虐殺を行うカーネイジ。
はたしてカーネイジの正体は何者なんでしょうか?
カーネイジとは、”凶悪殺人鬼クレタス・キャサディにシンビオートが寄生し、残虐さと凶暴さが増した赤色の共生体”のことです。
というのもシンビオートには、寄生する宿主の能力や性質だけではなく意識や記憶も共有出来る能力があります。
ヴェノムが寄生しているエディは善人ですが、カーネイジが寄生しているクレタスは凶悪殺人鬼です。
つまりカーネイジは、”凶悪殺人鬼クレタスの特徴を色濃く反映してしまった結果、ヴェノムより最悪な存在となってしまった”わけです。
そんなカーネイジですが、ヴェノムとは面白い関係性があります。
カーネイジは、クレタスがエディに噛みつき、シンビオートの一部をクレタスが体内に取り込むことで誕生しました。
つまりカーネイジにとってヴェノムは父親的な存在です。
カーネイジが赤色の理由は、”血を媒体としてクレタスに寄生したから”です。
カーネイジは、クレタスがエディの手に噛みついたことが原因でクレタスに寄生しました。
その際カーネイジは、ヴェノムやエディのように外側から寄生するのではなく、エディの血を媒体としてクレタスに寄生します。
血=赤色ですのでカーネイジは赤色をしているのです。
そんなカーネイジの戦闘力は、ヴェノムを遥かに凌駕します。
というのもカーネイジの宿主であるクレタスは凶悪殺人鬼ですので、エディとは持ち合わせている素質が異なります。
つまりクレタスは、人を殺すことに特化した素質を持っているのです。
そんなクレタスとカーネイジが掛け合わさってしまえば、ヴェノムの戦闘力と凶悪さを遥かに凌駕する最悪な存在になってしまうことは想像出来ます。
ネタバレ③:ヴェノムvsカーネイジ
出典:IMDb
本作最大の見所である”ヴェノムvsカーネイジ”の決戦は、一瞬も目が離せません。
どちらも超人的なパワーと再生能力を持ち合わせていますが、カーネイジのほうがヴェノムより殺戮能力が優れています。
カーネイジの最大の特徴が”形状変化による攻撃”です。
ヴェノムも形状変化による攻撃を得意としていますが、カーネイジは遥かに凌駕する形状変化による攻撃を得意としています。
もうメチャクチャですね!まさに大虐殺(カーネイジ)の言葉にふさわしい!
一方的にヴェノムを蹂躙するカーネイジですが、ここで予想外の存在がカーネイジを追い詰めます。
それはエディの元恋人であるアンの現恋人のダン!
出典:IMDb
ダンが危険を顧みず、シンビオートの弱点である火でカーネイジを攻撃したのです。
ダンの加勢もあり、少しずつ形勢を逆転させていくヴェノム。
そしてヴェノムとカーネイジ、2人の勝敗を決定づけたものは「絆」です。
戦いの終盤、シュリークの放った超音波によりヴェノムとカーネイジの同化がそれぞれ解かれてしまいます。
つまりエディとクレタスという生身の人間になってしまうのです。
生身の人間のまま高所から落下する2人。
クレタスは、そのまま地面に落下し瀕死の状態となりますがエディはヴェノムと同化することで助かります。
それは、ヴェノムがエディやアン、そしてダンと「絆」で結ばれているからです。
アメーバ状のシンビオートの姿で高所から落下するヴェノムですが、落下中にダン→アンの順に身体に同化し、エディへと至る道を作ることに成功します。
ダンとアン、2人の人間をエディへと至る道とすることでヴェノムはエディが落下する前に同化し助けることが出来たのです。
しかしカーネイジとクレタスは、「絆」では結ばれておりません。
むしろカーネイジが暴走してしまい、いずれクレタスはカーネイジに乗っ取られてしまうのでしょう。
「絆」で結ばれていないカーネイジとクレタスが、他人の身体を道として同化することなど出来るわけがありません。
そのためクレタスは地面に落下、カーネイジも力を発揮出来ないアメーバ状のままヴェノムに食べられて消滅してしまいます。
出典:IMDb
ネタバレ④:引き継がれたシュリークの能力
出典:IMDb
本作で音を操る犯罪者であり、クレタスの恋人でもあるシュリーク。
シュリークの左目が青く光ると、口から超音波を発して周囲を破壊します。
しかしヴェノムやカーネイしを含むシンビオートは音が弱点のため、シュリークの能力は諸刃の剣でもあります。
そんなシュリークですが、過去にマリガン刑事に銃で打たれたことがあり、マリガン刑事を憎んでおります。
そのためマリガン刑事に復讐を企んでおり、カーネイジがマリガン刑事を拉致したことで復讐を果たすことに成功します。
しかし最終的にシュリークは、大きな鐘の下敷きとなり死んでしまうのです。
そして殺されたかと思われたマリガン刑事に変化が訪れます。
マリガン刑事の目がシュリークの目のように青く光っているのです。
これは、”シュリークの能力がマリガン刑事に引き継がれた”ことを表しているのだと思います。
シュリークの能力は、”ダークフォース・ディメンション”のエネルギーにより目覚めたとされております。
”ダークフォース・ディメンション”とは、異次元空間ダークフォース・ディメンションに存在するエネルギーです。
シュリークがマリガン刑事を襲った際、”ダークフォース・ディメンション”がマリガン刑事に引き継がれてしまったのだと思われます。
マリガン刑事は、正義感の強い警察官ですのでヴィラン(悪役)になることはないかと思われますので、今後ヴェノムやエディとどう絡んでいくのかが楽しみですね。
ネタバレ④:衝撃のラスト!ヴェノムがMCUに参戦
エンドロールで思わず鳥肌が立ってしまった人もいるのではないでしょうか?
何故かというと、ヴェノムのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への参戦が確定したからです。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とは、マーベルコミックで出版されたキャラクターの実写映画を同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う作品群のことを表しています。
簡単に言うと、ひとつの世界観の中で作品が制作されている、ってことです。
今までヴェノムは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)として描かれてはおりませんでした。
それが本作のエンドロールでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への参戦が確定したのです。
エンドロールでは、人類とは比較にならないほど膨大な経験と知識を持つシンビオートであるヴェノムが、相棒のエディに知識を一部を脳内に見せようとします。
そのとき、突然周囲の風景が変わりエディとヴェノムは別の場所へ移動してしまいました。
その際、映画『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』で正体がバレてしまったスパイダーマン(ピーター・パーカー)の姿が映し出されます。
つまりヴェノムとエディは、時空を超えてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界にやってきてしまったということです。
マルチバース(多元宇宙論)とは、”複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学による論説”です。
つまり本来は交わることのなかったヴェノムとスパイダーマンの世界が、何かしらの方法によって時空を超え、別次元の世界が交わってしまったということです。
原因はあの男以外考えられないですよね・・・
そう!ドクター・ストレンジ!
映画『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』で、世間にスパイダーマンであることがバレてしまったピーターが「魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしい」とドクター・ストレンジに依頼をします。
その結果、マルチバース(多元宇宙論)が発生してしまい、別次元から様々なキャラクターが時空を超えて登場することになってしまうのです。
おそらくヴェノムもドクター・ストレンジの魔術によりマルチバース(多元宇宙論)が発生し、別次元の世界からスパイダーマンのいる世界にやってきてしまったのだと思われます。
いずれにしても、これからはヴェノムもMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に参戦することは確定しましたので、ますますマーベル映画からは目が離せなくなりそうですね。
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の感想
最高に楽しくて面白い映画です。
ヴェノムとエディの相棒感が前作より高まり、本当の相棒かのように接している姿が可愛らしくもあり頼もしくも感じます。
そしてなんと言っても最大の見所は、カーネイジによる大虐殺でしょう!
凶悪殺人鬼クレタスと能力や性格を反映してしまったカーネイジの大虐殺は、まさに地獄絵図です。
一切の情け容赦なく、己の欲望が赴くままに大虐殺を行いますからね。
むしろ清々しいとも感じてしまいます。
ヴェノムを遥かに凌駕する戦闘能力と再生能力、そして形状変化、まさに無敵の存在といえるのがカーネイジです。
そんなカーネイジにヴェノムとエディが力を合わせて立ち向かっていく姿には感動しますね。
「絶対に勝てない・・・」、そんな最悪の存在に対して諦めることなく立ち向かう姿ってどうしてここまで感動するんですかね。
そして勝敗を分けたのは、ヴェノムとの絆という・・・もう泣かせにきていますよね!?
しかもその後、立て続けにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)へのヴェノム参戦を確定させるエンドロールですからね!
もう「最高!!」以外の言葉が出てきませんよ♪
まさかMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にヴェノム参戦させるとは夢にも思っていなかったので、驚きを隠せなかったですね。
これからもヴェノムから目が離せない展開になってきましたね♪
まとめ
前作『ヴェノム』を超えるクオリティ、そして映像美を堪能出来る映画です。
ヴェノムのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への参戦も確定したことにより、ますます目が離せなくなってくるでしょう。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の流れを何となくでも理解しておくと、より映画を楽しむことが出来ると思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。