こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『トランスフォーマー ビースト覚醒』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『トランスフォーマー ビースト覚醒』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『トランスフォーマー ビースト覚醒』が好きになると思いますよ♪
映画『トランスフォーマー ビースト覚醒』のあらすじ
オプティマスプライム率いるトランスフォーマーたちが地球に来て間もない1994年。あらゆる星を食べ尽くす、惑星サイズの規格外な最強の敵「ユニクロン」が地球を次の標的に動き出した。
この未曽有の危機に立ち向かうべく、プライムは仲間たちを集め、意図せず戦いに巻き込まれた人間のノアとエレーナ、そして地球を救う新たな希望であるビースト戦士たちとともに立ち上がる。
出典:映画com
・『トランスフォーマー』シリーズ第7作目
・惑星サイズの巨大な敵ユニクロンとの対決を描く
・安定の変形バトルシーンは健在
・ストーリーは気にしちゃダメ!
映画「トランスフォーマー/ビースト覚醒」は、2007年に始まった「トランスフォーマー」シリーズのリブート第1作であり、監督はスティーヴン・ケイプル・Jr、主人公の青年ノア役は、映画「イン・ザ・ハイツ」や「アリー スター誕生」などで知られる俳優アンソニー・ラモスが演じています。
ノアの相棒であるエレーナ役を演じたのは、新星のドミニク・フィッシュバック、彼女は「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」などに出演している実力派女優です。
「トランスフォーマー/ビースト覚醒」は「トランスフォーマー」シリーズの通算7作目であり、SFアクション超大作として世界的な大ヒットを記録しています。
当ブログでは、『トランスフォーマー ビースト覚醒』の気になる謎を徹底考察・解説していますので、観賞後のヒントになれば嬉しいです。
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【ネタバレあり】映画『トランスフォーマー ビースト覚醒』のネタバレ一覧
ネタバレ①:登場キャラクター
オートボット
①オプティマスプライム
オートボットの伝説的な司令官で、英雄とも称される存在。
赤色の1987年式フレイトライナーFLAトラックに変形する。
ストイックで思慮深く、恐れ知らずであり、多くの戦友を失った戦いを前に、残された仲間の保護を自らの使命と捉えている。
最終目的は、ディセプティコンや邪悪な存在が永遠に無力化され、オートボットが安心して故郷へ帰還することである。
②バンブルビー
オプティマスプライムの信頼出来る右腕であり、オートボットの中でも人間との有効な関係性を築いている。
黒と黄色の1977年型シボレー・カマロに変形する。
オープンで楽観的な性格を持ち、カーラジオを通じた会話でロボットや人間と友情を築いている。
確固たる信念と能力により、どんなミッションでも最高のパフォーマンスを発揮する。
③ミラージュ
ムードメーカであるオートボット。
964型ポルシェ911シルバーに変形する。
敵を幻覚に陥れる能力がある。
人間であるノアと友情を育み、ノアにエクセルスーツを託した。
④アーシー
オートボットの狙撃兵で、オプティマスプライムの命令に従う。
ダークピンクと白のバイク、ドゥカティ916に変形する。
集中力と攻撃力に優れており、戦闘中でも仲間たちとの会話を楽しんでいる。
⑤ホイルジャック
オートボットの一員で、メカニックのマスター。
クリーム色と茶色の1970年型フォルクスワーゲンバンに変形する。
新しいツールや武器を作り出すことに情熱を注ぎ、その発想の豊さは伝説的である。
⑥ストラトスフィア
オートボット輸送機であり、常に出撃可能な状態で待機している。
ミリタリーグリーンのモノリスで、C-130ハーキュリーズのボディ、C-17グローブマスターIIIの翼、C-5ギャラクシーのコクピット、A n-225ムリーヤの尾翼を融合させた姿に変形する。
マクシマル
①オプティマスプライマル
マクシマルのリーダーで、シルバーバックゴリラの姿をしている。
ペルーのマチュピチュのジャングルで、原住民と協力をしながら隠れて暮らしており、自分がいる場所を故郷と考える性格の持ち主。
②エアレイザー
マクシマルの偵察隊で、空を領域とし、冷静沈着でハヤブサの姿をしている。
高い飛行能力のみならず、破壊的な炎を降らせることが出来るなど、戦闘力はとても高い。
③テノックス
3.6トンもの巨大なメタリックなサイの姿をしている。
あらゆる敵を破壊する脅威的な強さと圧倒的な身体能力を誇る。
④チーター
小型トラックほどの大きさをしたチーターの姿をしている。
スピードと巨大な爪により、敵に気づかれることなく倒すことが出来る。
ネタバレ②:トランスワープキー
トランスワープキーとは、”マクシマルの最大の技術であり、宇宙と時間を通じてポータルを開くことが出来る鍵”のことです。
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』に登場したスペース・ブリッジ(亜空間輸送システム)とは異なり、”通常のワープ航法だけでなく時間をも超えることができる特殊な能力”を持っています。
トランスワープキーがユニクロンの手に渡ってしまうと、時空を超えて、全ての星を捕食出来る能力を与えてしまうため、非常に危険なのです。
この時空が超えるというトランスワープキーの特徴ですが、マクシマルのリーダーであるオプティマスプライマルが「偉大なリーダーである、オプティマスプライムから名前をいただいた」と言っています。
このことから、”オプティマスプライマルがいた惑星エネルゴアは、現在より未来の次元である”ということが分かります。
本作の舞台は1994年ですので、この後に映画『トランスフォーマー』〜『トランスフォーマー/最後の騎士王』と時間軸が進んでいき、オプティマスプライムは偉大なるリーダーへと成長を遂げていきます。
そんなオプティマスプライムの偉大さが歴史として語り継がれ、惑星エネルゴアにいるオプティマスプライマルの耳にまで届き、自身の名前に加えた、ということです。
ネタバレ③:ユニクロンの正体・目的について
出典:IMDb
ユニクロンの正体は、”惑星サイズの巨大なトランスフォーマーであり、星を捕食することでエネルギーを搾取する邪悪な存在”です。
ユニクロンは、宇宙に君臨する邪悪な存在であり、自己修復能力や変形能力を持ち、非常に強力な力を持っています。
またユニクロンは、「古代の悪魔」や「宇宙の闇の神」とされることもあり、その正体は謎に包まれています。
そしてユニクロンには、”対となる存在であるプライマス”がいます。
プライマスもまた巨大な変形ロボットであり、善の存在として描かれており、生命を創造し、宇宙の秩序と平和を守る存在です。
ユニクロンとプライマスはトランスフォーマーの神話において、対立する二つの力として位置づけられており、永遠の敵同士とされています。
そんなユニクロンの目的ですが、”トランスワープキーを手に入れることで、時空を超えて全ての星でも捕食し、全能の存在となること”です。
星が持つエネルギーを捕食することにより、宇宙を支配しようとしています。
もしトランスワープキーがユニクロンの手に渡ってしまったら、全宇宙はユニクロンの支配下に置かれてしまうのです。
ネタバレ④:エクセルスーツ
出典:IMDb
ミラージュが命を落とした際、ノアに力を託すとMCUに登場するアイアンマンのような姿に変化しました。
これは、”エクセルスーツと呼ばれ、装着することで人間にトランスフォーマーのような力と変形能力を付与することが出来る”というものです。
エクセルスーツを身につけたノアは、トランスフォーマーたちと連携し、見事にユニクロンの野望を阻止することが出来ました。
ネタバレ⑤:エネルゴンについて
エネルゴンとは、”トランスフォーマーたちのパワーの源となる一種のエネルギー”のことです。
太陽を破壊した際に生じるエネルギーを特殊な装置で精製して作り出すことが出来ます。
ちなみにエネルゴンという言葉は、映画『トランスフォーマー/リベンジ』で初登場しています。
【ネタバレ】『トランスフォーマー』シリーズ 考察【時系列と公開順・シリーズ一挙振り返り】
もちろんエネルゴンを得るために太陽を破壊してしまっては、人類はおろか全生物、そして太陽系が滅んでしまいます。
そしてエネルゴンは、数千年前に地球に来た7体のトランスフォーマーが作ったものであり、ピラミッドに封印されています。
というのも、7体のうち6体のトランスフォーマーが人類を守るためにエネルゴンの起動を阻止しようと、自分たちの身体で墓(ピラミッド)を作り、その中にエネルゴンの起動用の鍵を隠しているんですよね。
しかし7体のうち1体であるザ・フォールンが、エネルゴンを起動させようと立ちはだかります。
またエネルゴンを起動させるためには、特殊な装置であるマトリクスが必要です。
マトリクスとは、”エネルゴンを起動させる鍵のようなもの”です。
かつて地球に降り立った7人のトランスフォーマーは、マトリクスを巡って激しい戦いを繰り広げました。
というの、7人の内の1人であるザ・フォールンが、”マトリクスでエネルゴンを使用し、太陽を破壊することで地球を壊滅させようとしていた”からなんですね。
本来であれば、地球のように生命が栄えている星を滅ぼすのはNG、というのがトランスフォーマーのルールなのですが、ザ・フォールンはルールを破ってエネルゴンを作動させようとしてしまうのです。
そのため残りの6人のトランスフォーマーたちが、自分たちの亡骸を使って、マトリクスをエジプトの砂漠のどこかに封印してしまったのです。
とここまでが映画『トランスフォーマー/リベンジ』の設定ですが、本作に登場するエネルゴンは、この設定を完全に無視していると感じました。
そもそもエネルゴンは非常に貴重なエネルギーであり、ペルーのマチュピチュのジャングルにあるようなシロモノではないと思うのです。
そんなエネルゴンがそこらかしこにあり、たまたまバンブルビーが横たわっていた岩にエネルゴンが含まれているなんて・・・そんな偶然ありますかね?
ちょっとこの辺りは、設定が緩すぎるなぁ、と感じてしまいました。
ネタバレ⑥:宇宙を一つに
オートボットの信念に「宇宙を一つに」という言葉があります。
オプティマスプライムを中心としたオートボットは、戦争や抑圧に苦しむ宇宙全体を統一し、平和を取り戻すことを望んでいます。
それは、善なる存在であるプライマスの理想を具現化することであり、ユニクロンのような悪の存在に対抗し、宇宙を再び一つにしようとすることを意味しています。
『トランスフォーマー』シリーズには、オートボットやディセプティコンを中心に様々な勢力が争っており、オートボットはその中で悪と戦い、平和を守ろうとする存在であり、同時にオートボットは自由と正義を重んじ、ユニークな個性を持つメンバーが一つになって団結することで、宇宙の混乱を統一しようとします。
そしてトランスフォーマーの神話において、プライマスとユニクロンは対立する存在とされています。
プライマスは創造と善の象徴であり、ユニクロンは破壊と悪の象徴です。
オートボットはプライマスに忠実であり、彼らの信念に基づいて宇宙を一つにし、ユニクロンの野望を阻止しようとしているのです。
そのため「宇宙を一つに」というフレーズは、”オートボットたちの絆とチームワークを強調するものでもあり、個々の力だけではなく、協力と団結によって強さを発揮し、目標に向かって進んでいく”ということを表しています。
このように、「宇宙を一つに」というフレーズは、オートボットたちの信念と目標を象徴し、彼らの戦いの根幹に関わる重要なテーマとなっています。
ネタバレ⑦:ユニクロンのその後
トランスワープキーが破壊されたことにより、ユニクロンは別次元の宇宙から脱出することが出来なくなった。
しかし『トランスフォーマー 最後の騎士王』で創造主クインテッサが「地球自体がユニクロン」と言っていました。
そのためユニクロンは、”再度トランスワープキーを使用し、地球誕生前の時間に出現し、地球を取り込んだ”のだと考えられます。
その時に地球と同化してしまったのかもしれません。
そう考えると、本作では「ユニクロンがユニクロンを吸収しようとしている」というマルチバース的な展開になってしまうんですよね。
このあたりは、続編でしっかりと説明をしてもらいたいですね。
ネタバレ⑧:G.Iジョーとの関係性
出典:IMDb
ラストシーンで政府の秘密機関にスカウトされたノアが、受け取った名刺を見ると「G.Iジョー」と記載されていました。
G.I.ジョー(G.I. Joe)は、”アメリカ合衆国で1964年にハズブロ社によって発売された、アクション・フィギュアのシリーズ”です。
G.I.ジョーは当初、子供たちがアメリカの軍隊に憧れる姿を描くことを意図して、アメリカ軍をモチーフにした6インチのアクションフィギュアを販売することを目的として作られました。
またG.I.ジョーは、当時のトレンドであったマテル社の「バービー」シリーズに影響を受けて開発され、マテル社の「バービー」が女の子向けの人形市場を席巻し、人形の売り上げが上昇していたことから、ハズブロ社は男の子向けにも同様の成功を狙おうとしたのです。
最初のG.I.ジョーは、6インチのアクションフィギュアで、リアルな兵士の服装や装備を持っており、顔には傷があるなど、当時のアクションフィギュアとしては革新的なデザインとなっており、このリアリティのあるデザインが子供たちに受け入れられ、大きな人気を博しました。
しかし、日本に輸出された際には、アメリカでのような成功を収めることはできませんでした。
というのも日本では、リアリティのあるデザインが子供たちに受け入れられず、あまり売れなかったんですね。
その後、タカラ社(現在のタカラトミー)が展開していた「ミクロマン」シリーズと、「ダイアクロン」シリーズの大ヒットを受けて、ハズブロ社は新たな展開を模索しました。
それが1984年に誕生した変形するロボットとしての要素を加えた新しいアクションフィギュア「トランスフォーマー」シリーズであり、結果的に大成功を収めることとなります。
このように、「G.I.ジョー」は初期の段階で日本での成功を収められなかったものの、その後の展開と「トランスフォーマー」との関係で、アクションフィギュアの歴史において重要な位置を占めるシリーズとなりました。
また「トランスフォーマー2010」のエピソードには、「G.I.ジョー」シリーズのメインヴィランであるコブラコマンダーが「スネーク」という偽名で登場し、世界観が共通している演出があります。
そして「トランスフォーマー」映画が元々「G.I.ジョー」シリーズの実写化の予定でしたが、計画が変更されて「トランスフォーマー」シリーズがスタートしました。
一部のキャラクターや特殊部隊「N.E.S.T」は「G.I.ジョー」シリーズの名残とされています。
現在、ハズブロ社は「トランスフォーマー・ユニバース」だけでなく、「G.I.ジョー」など他のシリーズも含めたハズブロ・ユニバースを築く計画を進めており、「トランスフォーマー ワン」などの映画も公開予定となっています。
いわゆるハズブロ・ユニバースを作り上げようとしているわけですね。
映画『トランスフォーマー ビースト覚醒』の感想
トランスフォーマーシリーズ恒例ともいえる、大迫力の変形バトルシーンを楽しむことが出来ますが、マイケル・ベイ監督の作品と比較してしまうと「少し物足りない・・・」と感じてしまうかもしれません。
もちろん変形バトルシーンは、本作最大の見所ではあるのですが、少し規模が小さくなってしまったような印象を受けました。
とはいえ、新キャラクターであるマキシマスの戦士たちの姿は、とても心打たれるものがあります。
動物のトランスフォーマーなんて、厨二心をくすぐるに決まっていますよね。
敵役であるテラーコンのスカージも、とても味のあるキャラクターで共感が持てました。
圧倒的強者であるユニクロンに命を握られている、というのが何とも良かったですね。
もちろんオプティマスプライムやバンブルビーを中心とした、オートボットたちの活躍にも要注目です。
特に新キャラクターであるミラージュとノアの友情には、応援したくなる気持ちが沸きました。
ミラージュの意志を継いで、ノアがエクセルスーツを身につけるのも激アツでしたね。
というように、登場キャラクターについては、大満足の出来でしたが、対してストーリーにはあまりハマりませんでした。
行き当たりばったりの展開のようにも見えましたし、エレーナがいとも簡単に古代遺跡を発見してしまうのも「今までの学者たちは、何をやっていたんだ?」と思ってしまうほど簡単な方法でした。
また絶滅したと思っていたマキシマスのメンバーが、普通にジャングルで暮らしているのも不自然だったと思います。
そして何よりエネルゴンの存在ですよ!
映画『トランスフォーマー/リベンジ』であれだけ重要だったエネルゴンが、ジャングルの至る所に存在しているなんて不自然そのもの、ご都合主義もいいところです。
【ネタバレ】『トランスフォーマー』シリーズ 考察【時系列と公開順・シリーズ一挙振り返り】
そのためバンブルビーが復活しても、「えっ?どうして?」と単純に思ってしまいました。
まあ『トランスフォーマー』シリーズは、ストーリーを楽しむものではなく、変形アクションを楽しむ映画ですので、ストーリーは気にしないほうがいいかもしれませんね。
ユニクロンの存在についても、そこまでガッツリ触れられてはいなかったので、早くユニクロン=地球説に決着をつけてもらいたいです。
まとめ
安定の変形バトルシーンを楽しめる映画です。
過去作を知らなくても楽しめますが、知っているとエネルゴンだったり、バンブルビーが人懐っこい性格な理由を知ることが出来るのでオススメです。
【ネタバレ】『トランスフォーマー』シリーズ 考察【時系列と公開順・シリーズ一挙振り返り】
次回作は、もっとユニクロンに焦点を当てて、過去作の伏線をしっかりと回収してもらいたいですね。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。