こんにちは、ニャンコです。
このブログは『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』のこんな疑問に答えていきます。
・第1〜8話 見所ポイント
・第1〜8話 ネタバレ一覧
・第1〜8話 感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
2万文字を超える完全考察ブログですので、必ず気になる謎が解決します。
きっとブログを読み終わったとき、もっと『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』が好きになると思いますよ♪
- 『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』のあらすじ
- 【ネタバレあり】『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』のネタバレ一覧
- ネタバレ①:「指輪物語」の時系列
- ネタバレ②:力の指輪とは
- ネタバレ③:登場キャラクター
- ネタバレ④:冥王モルゴスについて
- ネタバレ⑤:冥王サウロンについて
- ネタバレ⑥:ガラドリエルの目的
- ネタバレ⑦:バルログ(=ドゥリンの禍)について
- ネタバレ⑧:エルフを滅亡から救うミスリル
- ネタバレ⑨:「よそびと」の正体
- ネタバレ⑩:ヌーメノールについて
- ネタバレ⑪:ミーリエルの苦悩
- ネタバレ⑫:パランティールについて
- ネタバレ⑬:アダルの正体とサウロンの短剣について
- ネタバレ⑭:中つ国に到着したヌーメノール
- ネタバレ⑮:ハルブランドの正体
- ネタバレ⑯:サウロンの印
- ネタバレ⑰:モルドール・滅びの山の誕生
- ネタバレ⑱:白いローブ姿の人物の正体
- ネタバレ⑲:リューンの地・隠れびとの帽子について
- ネタバレ⑳:力の指輪の誕生
- 『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』の感想
- まとめ
『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』のあらすじ
昔、死を表す言葉はなく、喜びは永遠に続くと思われた・・・
しかし冥王モルゴスが出現し、エルフたちの故郷ヴァリノールから光を奪い、エルフたちは軍を結成し、分ちの海を渡り中つ国に到着する。
激戦と多大なる犠牲の上、冥王モルゴスを滅ぼすことに成功するが、部下である冥王サウロンはオークを従え、数世紀もの間、暗闇で力を蓄え続けていた。
若いエルフの戦士ガラドエリエルは、数世紀の間、冥王サウロンを探し続けているが、痕跡はあれど決定的な証拠を探し出せずにいた。
しかし中つ国では、不穏な気配が漂い始めていた・・・
世界中の話題をさらった、『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』の数千年前の時代を描く超大作のドラマです。
「指輪物語」の原作者J・R・R・トールキンが「シルマリルの物語」で描いた”第二紀”と呼ばれる時代の出来事が舞台となっていますが、実は”第二紀”の描写は、原作では歴史書のように概略しか描かれていないため、詳細は不明だったんですよね。
それが本作では詳細が描かれ、また原作には登場しない本作オリジナルキャラクターも登場し、独自のストーリーも展開されていきます。
そして本作の制作費は、なんとシーズン1だけで4億6,500万ドル、これは『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の総制作費が2億8,000万ドルだったことと比較しても破格の数値でしょう。
ちなみに全5シーズンまで制作が予定されており、全5シーズンの総製作費は10億ドルと言われています。
また予告編動画の再生数は、公開24時間で2億5,700万回再生という興味の数値を記録しており、世界中がいかに注目し、Amazonプライム・ビデオが本気かが伺えます。
ドラマの詳細は、いまだに謎に包まれており、どのような物語が描かれるかは製作陣以外はわかりません。
しかし配信史上最大かつ映像史においても歴史的な瞬間であることに間違いはありません。
シーズン1だけでも8話構成ですので、「指輪物語」の世界観がどのように描かれるのか今から楽しみでなりませんね。
そして遂にシーズン1が完結しました。
しかしかなりの謎が残っていますよね?
当ブログでは、『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』の気になる謎を徹底考察・解説していますので、観賞後のヒントになれば嬉しいです。
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【ネタバレあり】『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』のネタバレ一覧
ネタバレ①:「指輪物語」の時系列
出典:IMDb
本作で描かれる時代は、”第二紀と呼ばれている、前作『ロード・オブ・ザ・リング』の数千年前の物語が舞台”です。
力の指輪の製造、冥王サウロンの台頭、ヌーメノール(人間)の戦い、神の怒りを買った「世界の変わる日」、エルフと人間の最後の同盟、など第二紀に起きた出来事のほぼ全てが描かれるそうです。
ちなみに『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』は、第三紀の出来事を描いている物語です。
そのため、予め時系列をある程度理解しておくと、より本作を楽しむことが出来ます。
西暦 | 紀 | 出来事 |
太陽年 600年間 |
第一紀 ※本作の冒頭 |
①月と太陽が天空に昇り、人間が誕生する
②神メルコールが堕落し冥王モルゴスとして君臨、サウロンやバルログといった精霊、竜やオークを配下として中つ国の制圧を行う ③神の国ヴァリノールから中つ国に渡ってきたエルフと、中つ国に住む人間が同盟軍を組み、冥王モルゴスを滅ぼす=宝石戦争 ④新たな冥王となったサウロンが中つ国に潜伏し、力を蓄え始める ⑤エルフと共に戦った人間に、褒美としてヌーメノール島が与えられる(後の子孫がイシルドゥルやアラゴルン) |
太陽年 3441年間 |
第二紀 ※本作の舞台 |
①ヌーメノール(人間)が繁栄するが、徐々に堕落
②冥王サウロンがエルフをそそのかし、力の指輪を19個製造させる ③滅びの山の火口で、サウロンが最も強大な力を持つ「一つの指輪」を製造する ④ヌーメノールの攻撃により、サウロンが降伏 ⑤サウロンがヌーメノールを誘惑し、エルフの聖地であるアマンを攻め込ませる ⑥ヌーメノールは、神であるイルヴァタールの怒りを買い、深い海の底に沈められる=世界の変わる日 ⑦ヌーメノールの指揮官ファラゾーンの軍隊は、崩れる山の下敷きとなり、忘却の洞窟で死ぬことが出来ない亡霊の呪いを受ける ⑧神の怒りを逃れたヌーメノールのエレンディルたちが、中つ国にゴンドールとアルノールを築く ⑨サウロンに対抗するため、エルフと人間の最後の同盟が組まれる |
太陽年 3021年間 |
第三紀 ※前作の舞台 |
①サウロンが再び力を増し始め、幽鬼ナズグルを使って北方王国を滅ぼし、中つ国全体に勢力を拡大していく
②エルフ、人間、ドワーフ全ての種族が同盟を組み、サウロンと戦争を起こす=指輪戦争 ③人間のイシルドゥルがサウロンの指を「一つの指輪」ごと切り落とし、サウロンの肉体を滅ぼすが魂は逃亡する ④ホビットのスメアゴル(後のゴラム)がサウロンの力の指輪である「一つの指輪」を発見するが、ホビットのビルボの手に渡る ⑤ホビットのフロドが「一つの指輪」をモルドールにある滅びの山の火口に放り投げ、指輪ごとサウロンを完全に消滅させる ⑥人間のアラゴルンが中つ国を統一して王となり、人間の時代が始まる |
第四紀 | ①中つ国から力の指輪が消滅し、人間の時代となる
②人間以外の口が効く種族(エルフ・ドワーフ・ホビット・オーク等)は衰退する |
『ロード・オブ・ザ・リング』の冒頭では、力の指輪について「3つはエルフ、7つはドワーフ、9つは人間、そしてそれらを統べる”一つの指輪”をサウロンが製造した」と描かれていました。
また「一つの指輪」を持つサウロンに対抗するため、エルフや人間、ドワーフが同盟を組み、人間のイシルドゥルがサウロンの指を切り落とした出来事も描かれています。
本作は、そんな力の指輪を巡り、”どのような経緯で力の指輪は製造され、各種族に与えられることになったのか”を描いているドラマとなっています。
そして『ロード・オブ・ザ・リング』の冒頭で描かれていたシーンこそが、本作の舞台である第二紀と呼ばれる時代なのです。
そのため過去作品にも登場した人物の若い頃、もしくは祖先たちが登場します。
特にエルフは種族はとても寿命が長いため、過去作品キャラクターのガラドリエルとエルロンドが若い姿で登場しますので、ファンにとってはたまらない展開でしょう。
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ネタバレ②:力の指輪とは
出典:IMDb
力の指輪とは、”各種族に与えられた20個の指輪の総称”です。
力の指輪は、”エルフに3つ、ドワーフに7つ、人間に9つ、サウロンに1つ”与えられています。
いずれも強大な力を持つ指輪であることにかわりはありませんが、”特にサウロンの持つ力の指輪は「一つの指輪」とも呼ばれており、サウロンが指輪を手にすれば、残り19つの指輪を支配する”ことが出来ます。
また力の指輪の製造は、エルフたちの願いを見抜いたサウロンの発案であり、そのためサウロンの助力と指導下のもと、優れた金銀細工の技術を持つエルフのケレブリンボールにより製造されました。
しかしサウロンの力の指輪である「一つの指輪」だけは、エルフの秘伝を修得したサウロン自身がモルドールにある滅びの山の火口で製造しています。
そのため各種族に与えられた力の指輪は、サウロンの力や穢れの影響を受けているため、持ち主はサウロンの力に飲み込まれてしまうのです。
唯一エルフに与えられた力の指輪3個は、ケレブリンボールが独力で製造したため、サウロンの力や穢れの影響を受けることはありませんが、サウロンの助力と指導下のもとで製造されたことにかわりはないため、「一つの指輪」の支配下におかれています。
そのため、サウロンが「一つの指輪」を手にしてしまえば、エルフの力の指輪3つもサウロンの影響を受けることになります。
そんな力の指輪ですが、なぜ製造され、各種族に与えられることになったのでしょうか?
力の指輪が製造された理由は、”荒廃した中つ国を癒し、美しく価値あるものを時の流れから保護するため”です。
①時の流れによる荒廃や衰えを遅らせる
②指輪の持ち主の力、能力を増強する
③指輪の持ち主に並外れた長寿を与える
『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』に登場した、ビルボがゴラムがホビット族にもかかわらず長寿だったのは、サウロンの力の指輪を持っていたからなんですね。
そんな力の指輪ですが、与えられた各種族は次のような結末を迎えました。
①エルフ 力の指輪3つ
・風の指輪ヴィルヤは、エルフの上級王ギル=ガラドが所持
→死後はエルロンドが所持
・水の指輪ネンヤは、ガラドリエルが所持
・火の指輪ナルヤは、エルフの船造りキーアダンが所持
→後に魔法使いのガンダルフが所持
②ドワーフ 力の指輪7つ
・富を築くことに使用し、激しい金銀宝石への渇望を沸き立てられるようになる
・結果として、邪悪な竜スマウグ、悪鬼バルログを目覚めさせてしまった
→この2頭は、サウロンの魔力でも従わせることは出来なかった
・3個はサウロンに奪われ、4個は竜スマウグの炎により消滅
③人間 力の指輪9つ
・権力者や妖術師、戦士といった有力者が指輪を所持し、富と栄光と長寿を得るために使用
・指輪にはサウロンの力が及んでいるため、力に飲み込まれ、サウロンに仕える影の存在、幽鬼ナズグルになる
まさに不幸の指輪と言っても過言ではない力の指輪について、この先のドラマでどのように描かれていくか注目ですね。
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ネタバレ③:登場キャラクター
本作には、『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』に登場したキャラクターや祖先、そして本作初登場のオリジナルキャラクターが登場します。
現時点で登場しているキャラクターの特徴をまとめてみました。
キャラクター名 | 特徴 |
ガラドリエル (エルフ) |
・前作『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』では、夫と共にエルフの王国を統治
・本作では、サウロンを追う若きノルドール(上位エルフ) ・サウロンの印が南方国の地図だと気がつく ・ヌーメノールの軍事力と共に中つ国に渡り、オークの首領アダルを追い詰める ・サウロンの短剣の力により、アダルに南方国(後のモルドール)を支配される ・サウロンと出会い、力の指輪の製造に関わる |
エルロンド (エルフ) |
・前作『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』では、裂け谷の王であり、アルウェンの父
・本作では、上級王ギル=ガラドの統治下で能力を発揮 ・双子の兄エルロスは、ヌーメノールの初代王 ・ドゥリン4世から友情の証としてミスリルを受け取る ・エルフを滅亡から救うミスリルを手に入れるため、ドワーフの王国に向かう ・ドワーフ王のドゥリン3世から追放される ・サウロンと出会い、力の指輪の製造に関わる |
ギル=ガラド (エルフ) |
・前作『ロード・オブ・ザ・リング』の冒頭でサウロンと戦うエルフの上級王
・後にエルフと人間の最後の同盟を結ぶ ・エルフ存続のため、ケレブリンボールにミスリルを原料とした力の指輪を製造させる |
ケレブリンボール (エルフ) |
・前作『ロード・オブ・ザ・リング』の冒頭で力の指輪を製造する
・優れた金銀細工の技術を持つ ・サウロンと出会い、力の指輪の製造に関わる |
アロンディル (エルフ) |
・本作オリジナルキャラクター
・エルフの戦士であり、人間のブロンウェンと恋に落ちる ・オークに連れ去られるが、オークの頭領アダルにより人間への伝言係として解放される ・テオの持つサウロンの短剣が鍵であることに気がつき、酒場の床下に隠すがアダルに奪われてしまう ・サウロンの短剣の力により、アダルに南方国(後のモルドール)を支配される |
ハルブランド (人間) |
・本作オリジナルキャラクター
・漂流していたガラドリエルを助ける ・漂流していたところ、ヌーメノール の船乗りであるエレンディルに助けられる ・南方国の多様な部族を1つにまとめた王国の王 ・宝石戦争でモルゴスに味方した人類の末裔 ・ガラドリエルと共に冥王サウロンと戦うため中つ国に渡る ・サウロンの短剣の力により、アダルに南方国(後のモルドール)を支配される ・正体は姿を変えた冥王サウロン |
ブロンウェン (人間) |
・本作オリジナルキャラクター
・村の治療師であり、エルフのアロンディルと恋に落ちる ・オークの軍勢に怯える人々を従え、エルフの塔に避難する ・アロンディルと共にオークと戦い、ヌーメノール軍の助けもあり勝利する ・サウロンの短剣の力により、アダルに南方国(後のモルドール)を支配される |
テオ (人間) |
・本作オリジナルキャラクター
・ブロンウェンの1人息子であり、サウロンの紋章が描かれた短剣を持っており、オークに狙われている ・サウロンの短剣は、南方国の人間を滅ぼす鍵だった ・サウロンの短剣の力により、アダルに南方国(後のモルドール)を支配される ・ガラドリエルから剣を授けられ、戦士として生きていく道を選択する ・サウロンの短剣の力により、アダルに南方国(後のモルドール)を支配される |
イシルドゥル (人間) |
・前作『ロード・オブ・ザ・リング』の冒頭でサウロンの指を切り落とした人物
・アラゴルンの先祖であり英雄 ・西の国(エルフの国)に想いを寄せている ・中つ国への軍事遠征に参加し、兵士として認められる ・サウロンの短剣の力で、死亡してしまった? |
エレンディル (人間) |
・イシルドゥルの父親であり、船乗り
・漂流していたガラドリエルとハルブランドを助ける ・後にエルフと人間の最後の同盟を結ぶ ・アラゴルンの先祖 ・ミーリエルが失明してしまったため、一旦ヌーメノールに帰還する |
エアリエン (人間) |
・本作オリジナルキャラクター
・エレンディルの娘であり、才能ある女性 ・パランティールを覗いてしまい、ヌーメノール滅亡の未来を知ってしまう |
よそびと (人間) |
・空から落下してきた謎の人物
・ノーリたちと行動を共にしていたが、自らの力で傷つけてしまうのを恐れ、1人で旅立ってしまう ・謎の白いローブ姿の集団に追いかけられている ・正体はイスタリ(魔法使い) ・サウロンの故郷であるリューンを目指し、ノーリと旅立つ |
ミーリエル (人間) |
・ヌーメノール王国の女王
・人間軍を率いて、冥王サウロンを降伏させる ・ヌーメノール滅亡の未来を知っているため、エルフが国に立ち入ることを恐れている ・白い木の花が散ったことで己の過ちに気がつき、中つ国に軍事力を送り込む決断をする ・サウロンの短剣の力により、失明してしまい、一旦ヌーメノールに帰還する |
ファラゾーン (人間) |
・ミールエルの従兄弟でありヌーメノール王国の指揮官
・冥王サウロンに騙され、エルフの聖地アマンを攻め込み、神の怒りを買ってしまう(=世界の変わる日) ・『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』で、アラゴルンが解放した亡霊 |
ドゥリン4世 (ドワーフ) |
・ドワーフの王ドゥリン3世の息子
・エルフのエルロンドとは、種族間を超えた友情 ・後に孫であるドゥリン6世がモリアの坑道を掘り過ぎてしまい、バルログ(=ドゥリンの禍)を目覚めさせてしまう ・ミスリルの力でエルロンドを救おうとするが、父であるドゥリン3世から咎められ、王子の称号を剥奪される ・掘り当てたミスリルの坑道の奥底には、悪鬼バルログが眠っている |
ディーサ (ドワーフ) |
・本作オリジナルキャラクター
・ドゥリン4世の妻 |
ノーリ (ハーフット) |
・勇気あるハーフットの少女
・空から落下してきた、よそびとを助ける ・『ロード・オブ・ザ・リング』のフロド的なポジション ・「よそびと」と一緒にリューンを目指す旅に出る |
ポピー (ハーフット) |
・本作オリジナルキャラクター
・ノーリの親友 ・『ロード・オブ・ザ・リング』のサム的なポジション |
サドク (ハーフット) |
・本作オリジナルキャラクター
・ノーリとポピーの冒険の仲間になる ・白いローブ姿の人物に殺される |
ネタバレ④:冥王モルゴスについて
冥王モルゴスとは、”第二紀の時代に世界を滅ぼそうとした冥王”です。
元々は、世界の管理を任されていた神であり、本来の名前はメルコールです。
周囲の神々の中でも最も優れた力を持っておりましたが、その力を悪いことに使用してしまい、神々からメルコールという名前を奪われてしまいました。
メルコール→モルゴス(暗黒の敵)と名前を変え、冥王と君臨した後は、多くの精霊たちがモルゴスによって誘惑され仕えることになります。
その中でも、”最も強大な力を持った配下の精霊が、『ロード・オブ・ザ・リング』に登場した冥王サウロン”です。
その他にも竜やバルログなどがモルゴスの配下となります。
そしてモルゴスが世界を滅ぼそうとした結果、対抗するエルフたちは故郷であるヴァリノールを離れ、分ちの海を渡り、新大陸である中つ国にやってきます。
そして見事、モルゴスを討ち滅ぼすことに成功するのです。
しかしエルフ側も多大な犠牲が出ており、エルフたちはモルゴスのことも部下であったサウロンのことを忘れようとしていました。
しかし勇敢な戦士であるガラドリエルだけは、「悪は隠れて力を蓄えているのかもしれない」と考え、数世紀に渡りサウロンと残党であるオークを探し続けているのです。
ネタバレ⑤:冥王サウロンについて
出典:映画com
冥王サウロンとは、”冥王モルゴスの元部下であり、オークを従え、いま最も力のある冥王”のことです。
また『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』にも登場し、ラスボスとして描かれてもいます。
そんなサウロンですが、”かつては、鍛冶工芸の神に仕える精霊”でした。
しかし冥王モルゴスに誘惑され、モルゴスの部下として仕えることになってしまいます。
また姿を自由自在に変えることが出来るため、第二紀と第三紀では姿形が異なっています。
鍛冶工芸の神に仕えていた時代があるため、サウロンはエルフを誘惑し、力の指輪を製造することが出来たのです。
そして本作では、衝撃的な事実が判明します。
何と南方国の王であり人間であるハルブランドが変装した冥王サウロンだったのです。
エルフと共に力の指輪を製造するため、ハルブランドに変装していた冥王サウロンですが、遂に最終話である第8話で正体が判明しました。
ネタバレ⑥:ガラドリエルの目的
出典:IMDb
前作『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』では、エルフの国を治める女王として絶対的な存在として描かれているガラドリエル。
ノルドール(上位エルフ)と呼ばれる黄金の血筋であり、フィナルフィンの娘です。
本作では、亡くなった兄の意思を継ぎ、サウロン討伐に人生をかける若いエルフの戦士として描かれています。
前作の印象が深い人は、「本当に同じ人物なの!?」と思えるほど、心に熱い魂を持った人物として描かれています。
冥王モルゴスとの宝石戦争では、指揮官として前線で活躍したほどの強さを誇ります。
また「オークの呪い」とも呼ばれ、オークや悪の勢力にとって呪いや悪夢そのものとして恐れられるような存在、それがガラドリエルです。
そんなガラドリエルの目的は、”サウロンの生死を確かめ、本当に世界に平和が訪れたか確信すること”です。
エルフの軍勢が冥王モルゴスを倒し、モルゴスの部下だったサウロンは姿を消しました。
しかしガラドリエルの兄の遺体、そしてサウロンがオークを集結させた北の僻地には、サウロンがオークたちに痕跡を残したとされているサウロンの印が刻まれていたのです。
ガラドリエルは、エルフたちに「サウロンによる悪の脅威は去っていない」と訴えるのですが、実際ここ数世紀の間、サウロンはおろかオークの姿さえ見かけていないエルフたちは、「もうサウロンもいない、悪の脅威は去って世界は平和になった」と信じて疑いません。
それはガラドリエルの親友である、エルロンドでさえ同じです。
そしてガラドルエルは、今までの功績が認められ、エルフにとって最大の名誉である「永住の地である故郷ヴァリノールへの帰還を上級王ギル=ガラドより命じられます。
しかしガラドリエルは、亡くなった兄から言われた「実際に闇に触れるまで、どの光(=選択)に触れれば良いかわからなくなる」、という言葉を思い出し、安息よりもサウロンと戦い続ける道を選択、エルフの船から海に向かって飛び込みます。
それが果てしない苦難への道と知りながら・・・。
ハルブランドと共に海で漂流していたところをエレンディルに助けられ、人間の国であるヌーメノールに辿り着きます。
そしてヌーメノールの学舎で、サウロンの印の本当の意味を知り、サウロンの真の計画に気がつくのです。
その後、ヌーメノールの女王ミーリエルの怒りを買ってしまい、投獄されてしまいますが、白い木の花が散ったことでミーリエルが己の過ちに気がつき、ヌーメノールの軍事力と共に中つ国に渡る流れになります。
ネタバレ⑦:バルログ(=ドゥリンの禍)について
出典:IMDb
前作『ロード・オブ・ザ・リング』が好きな人であれば、すぐに気がついたと思いますが、本作の予告編には、なんとバルログが登場しています。
バルログとは、”冥王モルゴスに仕えた、力強き悪鬼と呼ばれる邪悪な存在”です。
元々は火を操る精霊でしたが、冥王モルゴスに誘惑され、サウロンや竜と一緒に最も強大なモルゴスの配下として君臨しています。
特徴は、”体内に業火を宿し、巨大な身体と武器を手にしていること”です。
その姿は、まさに悪鬼という名がふさわしいほど恐ろしいもので、『ロード・オブ・ザ・リング』では、ガンダルフから「バルログ」という言葉を聞いたレゴラスとギムリは、思わず武器を下ろし戦うのを諦めてしまうほど絶望してしまいました。
そして本作の予告編にバルログが登場したのは、”ドゥリンの禍(わざわい)”が関係しています。
ドゥリンの禍とは、”第三紀の時代に、霜降り山脈にあるドワーフの都市「カザド=ドゥーム」=モリアを壊滅させ、支配したバルログの名前”です。
ドゥリン4世の孫であるドゥリン6世は、貴重な金属であるミスリルを求め、モリアの坑道を深く掘り過ぎてしまい、坑道の奥で眠っていたバルログを目覚めさせてしまいました。
目覚めたバルログにより、ドゥリン6世と息子のナインは殺され、モリアからドワーフたちは逃げ去ることになってしまいます。
そして魔法使いであるガンダルフがドゥリンの禍を倒すまで、モリアはドゥリンの禍に支配され続けていたのです。
そして第4話で、ドゥリン4世が「鏡の湖の真下の古い坑道」でミスリルを発掘していることが判明します。
ミスリルとは、”絹より軽く、鉄より硬く、黄金より価値があり、どんな武器にも負けない金属”のことです。
本来であれば、ミスリルはドワーフに富と名声をもたらす金属ですが、ドゥリン4世の父親ドゥリン3世は、ミスリルの存在を公にしておりません。
理由は、”坑道の近くにバルログが眠っており、非常に危険だから”です。
まだ第4話の時点では、バルログは登場しておりませんが、バルログの振動で坑道が崩れるかのような描写がありましたので、近くにバルログが眠っている可能性は非常に高いです。
おそらくあと数話のうちにドゥリン4世たちドワーフは、バルログを深い眠りから目覚めさせてしまうのでしょう。
しかしエルフのエルロンドたちの力を借りて、バルログを再び地中深くに封印するものと思われます。
しかしながら、”ドゥリン4世の孫であるドゥリン6世には、先祖が封印したバルログを自らの欲望のために封印を解き放ってしまう”という未来が待ち構えています。
そして第5話でバルログの姿が登場しました。
まさかバルログがミスリルに深く関わっているとは思わなかったので衝撃的です。
そして遂に遂に第7話でバルログが登場します!
残念ながら最新話である第8話にバルログは登場しませんでした。
今後配信されるシーズン2に期待ですね♪
ネタバレ⑧:エルフを滅亡から救うミスリル
出典:IMDb
第5話では、遂にバルログが登場し、同時にミスリルの誕生秘話についても触れられていました。
ミスリルの誕生秘話は、次のとおりです。
①「霧ふり山脈の麓の歌」に伝承が残っている
②内容は、最後のシルマリルが隠された木について
③エルフの戦士が光を注ぎ木を守り、冥王モルゴスの配下であるバルログが木を倒そうと憎しみを注いだ
④光と闇が掛け合わさったシルマリルが隠された木に稲妻が落ち、2つの相争う力を鍛造した
⑤純粋で光り輝く善の力と強く頑迷な悪の力、それは根を伝い山の底に沁み、ミスリルが誕生した
ちなみにシルマリルとは、”エルフの上級王フェアノールが作り上げた大宝玉”です。
エルフの聖地であるアマンを照らしている2つの木「テルペリオン」と「ラウレリン」の生きた光が込められており、エルフの生命力の源にもなっています。
このシルマリルが原因となって起きた戦争が、第一紀の時代に起きた宝石戦争ですね。
冥王モルゴスが聖地アマンにある2つの木を殺害し、シリマリルを奪い取り、中つ国を征服しようとしたわけです。
なおその際、エルフが軍隊を結成し冥王モルゴスに戦いを挑みますが、剣をかざして宣誓を立てているのがフェアノールの7人の息子たちです。
ちなみにこの宣誓は、”フェアノールの宣誓”と呼ばれています。
つまりシリマリルは、エルフにとって生命に関わる非常に重量な大宝玉ということです。
もっと言ってしまえば、エルフが生きていくためにはシリマリルの光が必要ということです。
そして現在、エルフの王国リンドンにあるエルフの木の力が弱まっています。
エルフの木の衰弱は、エルフの衰弱を表しており、このままではエルフは滅亡してしまう可能性ああるのです。
そんなエルフ滅亡の危機を救うのが、シリマリルの力を宿したミスリルということになります。
そのためエルフの上級王であるギル=ガラドは、エルロンドのドワーフが発掘したミスリルの動向を探らせていたわけですね。
そして最終的にミスリルは、力の指輪として製造されることになります。
ネタバレ⑨:「よそびと」の正体
ハーフットの少女ノーリが助けた「よそびと」ですが、その正体は謎に包まれたままでした。
しかし最新話である第8話で遂に正体が判明します。
「よそびと」の正体は、”イスタリ(魔法使い)”です。
一時は、「冥王サウロン」かとも思われましたが、正体はイスタリでした。
ちなみにイスタリとは、”ヴァラール(神)から遣わされた精霊”です。
イスタリは、ヴァラール(神)から冥王サウロンに対抗する種族の援助を任務として受けているため、直接的に冥王サウロンと争うこと&中つ国を支配することは禁じられています。
「よそびと」の正体がイスタリであることは分かりましたが、問題は”イスタリの誰なのか?”ということですよね。
中つ国に派遣されたイスタリは、次の5人です。
①白の魔法使い サルマン
②灰色の魔法使い ガンダルフ
③茶色の魔法使い ラダガスト
④青の魔法使い アラタール
⑤青の魔法使い パルランド
ちなみに白と灰色の魔法使いが上位的な存在です。
「よそびと」は、中つ国にたどり着いた1番最初のイスタリであることが予想出来ます。
そして中つ国に1番最初にたどり着いたイスタリは、白の魔法使いサルマンです。
極めつきに「よそびと」が手にした杖とサルマンの杖は、非常に似ています。
つまり”「よそびと」の正体は、白の魔法使いサルマン”ということです。
最初は、「よそびと」=ガンダルフかと思っていましたが、よくよく考えるとサルマンってイスタリの長であり、最も偉大な賢者なんですよね。
どうしても冥王サウロンに堕落させられたイメージがありますが、元々は最も優れたイスタリなのです。
もしかしたらノーリが「よそびと」にサルマンと名付けるのかもしれませんね。
ネタバレ⑩:ヌーメノールについて
出典:映画com
ヌーメノールとは、”第二紀の時代に存在し、高度な文明を誇った人間の王国”です。
西方国という意味もあります。
第一紀の時代に起きた宝石戦争で、冥王モルゴスを滅ぼした人間であるエダイン三家のために、神であるヴァラールから報酬として与えられた土地です。
ヌーメノールの初代の王として、エルフのエルロンドの双子の兄であるエルロス・タル=ミンヤトゥアが王国を治めました。
ちなみに本作の鍵を握る人間のエレンディルと息子イシルドゥルは、エルロス・タル=ミンヤトゥアの末裔であるため、必然的に彼らの子孫である『ロード・オブ・ザ・リング』に登場したアラゴルンも末裔ということになります。
そんなヌーメノールですが、神であるヴァラールの加護とエルフとの交友により、中つ国の中では非常に高度な文明を誇っていました。
それは必然的に強力な軍事力を持っている、ということになります。
その軍事力は、かの冥王サウロンを追い詰め降伏させてしまうほどです。
というのもヌーメノールは、人間では決して叶えることが出来ない「不死」に対して羨望を抱くようになります。
またヌーメノールの古い言い伝えに、「白の木の花が散る時、よからぬことが起きる。散る花はヴァラールの流す涙、生きる戒め、我らの行いにエルフたちは目を光らせ、裁きを下す」という言葉があります。
この白の木とは、エルフの木を指しており、花を枯らすことはエルフの怒りを買うことだと思っているわけですね。
そしてヌーメノールは、エルフの不死に対して羨望を抱くと同時に、エルフの力も恐れるようになるのです。
そしてヌーメノールは、そんな心の隙間を冥王サウロンに入り込まれ、甘い言葉でそそのかされてエルフの聖地であるアマンに侵攻してしまいます。
長寿な種族であるエルフの力を得ようとしたのです。
しかしヌーメノールのアマンへの侵攻は、中つ国の唯一神であるイルヴァタールの怒りを買ってしまい、ヌーメノールは深い海の底へ沈められ滅亡してしまいます。
この事件は、”世界の変わる日”と呼ばれています。
そしてアマンへの侵攻を指揮していたヌーメノールのファラゾーンは、軍隊ごと崩れる山の下敷きとなり、忘却の洞窟で死ぬことが出来ない亡霊の呪いを受けることになるのです。
このファラゾーンの軍隊こそ、”『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』でアラゴルンが解放した亡霊軍”ですね。
そして「世界の変わる日」を生き延びたヌーメノールのエレンディルとイシルドゥルたちが、中つ国にゴンドールとアルノールを築くことになります。
ネタバレ⑪:ミーリエルの苦悩
出典:映画com
ヌーメノールの女王ミーリエルには、人には知られてはいけない苦悩がありました。
その苦悩とは、”ヌーメノールがヴァラール(神)の怒りを買い、水没して滅亡してしまう未来を知っている”ということです。
ヌーメノールの未来を知っている理由は、”ミーリエルがパランティールを覗いたから”です。
この辺りが少しややこしいので、ポイントでまとめてみました。
①第一紀の時代に起きた冥王モルゴスとの「宝石戦争」の際、エルフに味方した人間(エダイン三家)は、ヴァラール(神)から褒美として島(ヌーメノール)を与えられる
②ミーリエルの父であり先代の王であるタル=パランティルは、元々は柔軟な考え方の持ち主であったが、王位継承後は考え方が変わり、「人間がヴァラール(神)を怒らせた、悔い改め昔に戻れ」と執拗に民に触れ回り、民の間で不安が拡がった
③そして「エルフとの関係を再構築する」と公言すると、国内で反乱が勃発し多大なる犠牲者が発生した
④過ちを犯した先代王から国政を引き継いだミーリエルは、、民に「嵐を沈める」と約束、同時に先代王からパランティールを受け渡され、ヌーメノール滅亡の悲惨な未来を知ってしまう
⑤ヌーメノール滅亡の始まりは、エルフがヌーメノールに到着すること
⑥つまりガラドリエルがヌーメノールに到着した=ヌーメノール滅亡の未来、ということを表している
ガラドリエルの到着がヌーメノール滅亡の始まりだと知っていたからこそ、ミーリエルはガラドリエルの到着を快く思っていたなかったわけですね。
しかしミーリエルは、”ヌーメノールを滅ぼすのは、ヌーメノール自身”であり、”美徳の褒美に与えられた島だからこそ、闇に進めば容赦なく奪われる”と言っております。
ここでいう美徳とは、”先祖(エダイン三家)のエルフへの忠誠”のことを示しており、ミーリエルも理解はしているのですが、「先代王が美徳=エルフへの忠誠、と信じたことで国内で反乱が発生し、国が滅びかけた」という事実もあるため、簡単にエルフへの忠誠を誓うわけにはいかないのです。
そのためガラドリエルをヌーメノールから追放し、ヌーメノール滅亡の未来を避けようとしています。
もちろんミーリエル自身は、十分理解しているのですが個人の想いだけでは国を変えることが出来ないのも事実です。
そんな苦労をガラドリエルは、理解しているんですよね。
というのも、ガラドリエルとミーリエルは同じような境遇にいるんです。
①ガラドリエル
・冥王サウロンによる危機を訴えるも、周囲から理解されない
②ミーリエル
・ヌーメノールを滅亡から救うには美徳=エルフへの忠誠を誓う必要があるが、国民の理解を得ることが出来ない
そして遂にガラドリエルは、ヌーメノールから追放されそうになりますが、ここで奇跡が起きます。
その奇跡とは、”白の木の花が散る”ことです。
ヌーメノールの古い言い伝えに、「白の木の花が散る時、よからぬことが起きる。散る花はヴァラールの流す涙、生きる戒め、我らの行いにエルフたちは目を光らせ、裁きを下す」、というものがあります。
つまり”ガラドリエル(エルフ)の追放に対し、ヴァラール(神)が涙を流しており、このままでは裁きが下る”ことを表しています。
白の木の花が散ったことでミーリエルは自らの過ちに気がつき、ヌーメノールは中つ国を救うため軍事力を冥王サウロンがいるとされている南方国に送り込むことになります。
おそらくこの戦いでヌーメノールが冥王サウロンを追い詰め、降伏させるはずです。
しかし結果的にヌーメノールは、冥王サウロンに唆されエルフの聖地アマンに侵攻してしまい、神の怒りを買って深い海の底へ沈められ滅亡します。
つまり”パランティールに映し出されたヌーメノール滅亡の未来は、変えることが出来なかった”ということです。
ネタバレ⑫:パランティールについて
出典:映画com
パランティールとは、”覗き込むと遠方や未来を見ることが出来る水晶球”のことです。
世界に7つあると言われており、その内の1つをヌーメノールが持っていました。
主な役割は、石同士の通信であり、石ごとに役割が異なったり、大きさが異なったりします。
①オスギリアスの石
・7つの石の中心となる親石
・第三紀の時代に失われる
②イシルの石
・冥王サウロンが『ロード・オブ・ザ・リング』でサルマンを堕落させた石
・他の石より結びつきが強く、他の石を覗いてしまうとイシルの石=冥王サウロンの石と繋がってしまい、堕落させられたり、心を蝕まれることになる
③アノールの石
・ミナスティルスの白の塔に置かれていた石
・執政官のデネソール2世が使用していたが、最後はサウロン率いるモルドールの軍勢を石を通じて見てしまい、絶望のあまり焼身自殺してしまう
④オルサンクの石
・『ロード・オブ・ザ・リング』でサルマンが使っていた石
・アラゴルンが冥王サウロンの目をフロドから逃すため、この石を使用して冥王サウロンを挑発した
⑤アモン・スゥルの石
・オスギリアスの石と同様の力を持つ石
・本作の石?
⑥アンヌーミナスの石
・本作の石?
⑦エレンディルの石
・他の石とは違い、西方の海の彼方だけを見ることが出来る
本作に登場したパランティールが具体的にどの石を指しているかは定かではありませんが、石の特徴から「⑤アモン・スゥルの石」か「⑥アンヌーミナスの石」のどちらかかと思われます。
ネタバレ⑬:アダルの正体とサウロンの短剣について
出典:IMDb
オークの首領アダルの正体は、”冥王モルゴスによって洗脳されたモリヨンドル=闇の息子たち”です。
アダルは、元々はエルフですが冥王モルゴスに誘拐され、拷問で心身をねじ曲げられ、別の生き物に変えられてしました。
その別の生き物というのがモリヨンドル(=闇の息子たち)と呼ばれる存在であり、最初のオークとも呼ばれています。
しかしアダルは、自分のことを「ウルク」と呼んでいます。
前作『ロード・オブ・ザ・リング』では、オークより大型のウルク=ハイが登場していましたが、アダルの「ウルク」が名前の由来になっていたんですね。
ちなみにアダルは、エルフ語で「父」という意味がありますので、オークの父親的な存在として君臨しています。
またモリヨンドル(=闇の息子たち)には、必ず主人が存在しており、アダルの主人は冥王サウロンです。
そんなアダルですが、オークたちを従え村を襲い、人間やエルフを奴隷化し、南方国のホルデルン方面に続く塹壕を掘り進めています。
オークは、太陽の光が苦手なため、日光を避けるために塹壕を掘っているのですが、実は他に明確な理由があります。
アダルがオークに塹壕を掘らせている理由は、主に2つあります。
①サウロンの紋章が入った短剣を探すため
②火山へと続く道を掘り進め、ダムの決壊による火山の大噴火を起こすため
第2話でブロンウェンの息子テオが納屋で拾い、持ち歩いている短剣こそがサウロンが探し続けている短剣です。
第5話では、”サウロンの短剣が人間の先祖を支配するために作られた鍵”という事実が判明しました。
そして第6話では、”サウロンの短剣は、ダムを決壊させ、火山を噴火させる鍵”であることも判明します。
ダムが決壊して流れ出した水が、火山の奥底に眠るマグマと混ざり合い、火山が大噴火をしました。
降り注ぐ火山岩も脅威的ですが、何より広範囲に広がる爆風と火山灰が多くの生き物の命を奪うことになりそうです。
いったい誰が何の目的でサウロンの短剣を作り出したのか・・・謎が残るところです。
ネタバレ⑭:中つ国に到着したヌーメノール
出典:映画com
第6話で遂にヌーメノールが中つ国に軍隊を引き連れて到着します。
アダル率いるオーク軍を圧倒的武力で制圧するヌーメノールの猛攻には、思わず手に汗を握ってしまうほど興奮しますね。
一度はアダルを捕らえることに成功しましたが、アダルがガラドリエルを騙してサウロンの短剣を持ち出すことに成功したため、ダムが決壊し大量の水が火山のマグマに流れ込み、火山が大噴火を起こしてしまいます。
火山が大噴火をしたことにより、南方国は壊滅し、アダルに支配されることになってしまうのです。
また女王ミーリエルは失明、イシルドゥルは生死不明、多くの死傷者が発生するなどヌーメノールは壊滅的な被害を受けます。
そのためヌーメノールは、一旦帰還することになるのです。
ネタバレ⑮:ハルブランドの正体
出典:映画com
漂流していたガラドリエルを助けてくれたハルブランドの正体は、”変装した冥王サウロン”です。
最初は、「南方国の多様な部族を1つにまとめ上げた王国の王」として描かれていました。
同時に、祖先は冥王モルゴスとの戦いである宝石戦争でエルフではなく、冥王モルゴスに味方した人類の末裔、とも説明されていました。
そしてハルブランドが南方国の王として即位し、再び南方国の各部族をまとめ上げさえすれば、サウロンのような巨大な悪と戦えるようになる、とも説明されていました。
しかし全て嘘だったのです!
これには完全に騙されました・・・
思えば、”南方国の王=モルドールの王”ということなんですよね。
そんなハルブランドの目的は、”中つ国を救う=支配すること”です。
そのためにハルブランドは、様々な策略を練っており、多くの人物が騙されました。
・漂流していたガラドリエルを助け、供にヌーメノールに渡る
・ガラドリエルを唆し、ヌーメノールを中つ国に送る
・アダルがサウロンの短剣を隠し持っていたのを見逃す
・ケレブリンボールに力の指輪製造のヒントを与える
そしてタチが悪いのが、”どれもハルブランドではなく、相手に決断させている”ということなんです。
あくまでハルブランドは、助言を与えているだけに過ぎず、決断や行動したのは相手側なんですよね。
この人心術とも言えるハルブランドの策略は、見事というしかありません。
そしてあろうことか、ガラドリエルを妻とし、供に中つ国を救う=支配する、という誘惑までしています。
ラストシーンでは、冥王サウロンとして覚醒したハルブランドがモルドールにたどり着いています。
シーズン2でハルブランドがどのように活躍するのか、今から楽しみです。
ネタバレ⑯:サウロンの印
出典:映画com
第1・2話でガラドルエルがサウロンの痕跡を辿るため、見つけていたサウロンの印ですが第3話で衝撃的な事実が判明します。
サウロンの印は、”印ではなく南方国の地図”だったのです。
真相は、ガラドリエルとエレンディルがヌーメノールの学舎を訪ね、人間の密偵の報告書を見つけたことで判明します。
その報告書には、サウロンの印のように描かれた南方国の地図と共に、黒の言葉と呼ばれる邪悪な言葉で場所の他に計画が記されていました。
暗黒の王国をどのように築き上げるか、悪が生き延びるだけでなく、栄えるために。
モルゴスが敗北した場合実行するのは、その後継者。
ここに記されているモルゴスの後継者とは、”冥王サウロン”のことです。
つまりサウロンの印は、”侵略する南方国の地図、冥王サウロンの計画”を表していることになります。
オークたちが掘り続けている塹壕も、南方国を侵略するサウロンの計画に沿って進められているということがわかります。
ネタバレ⑰:モルドール・滅びの山の誕生
出典:IMDb
モルドールとは、”冥王サウロンが治める王国”です。
別名「影の国」とも呼ばれています。
中つ国の東にあり、高い山に囲まれ、滅びの山から巻き上がる灰煙により太陽の光は遮られています。
そのため太陽の光を苦手とするオークたちにとっては、非常に過ごしやすい環境になっています。
ちなみに滅びの山とは、”モルドールの高原にそびえ立つ火山”のことです。
この滅びの山で冥王サウロンは、全てを支配する「一つの指輪」を製造しました。
そして第7話で衝撃的な事実が判明します。
その事実とは、”南方国が後のモルドール”だったということです。
サウロンの短剣の力により、ダムが決壊し、大量の水が火山の奥底に眠るマグマと混ざり合い、火山が大噴火をしました。
火山の大噴火により、南方国は焼き尽くされ、舞い上がる灰煙により南方国は太陽の光が届かない不毛の土地となります。
そんな不毛の土地となった南方国に王としてアダルが君臨し、名前を”南方国→モルドール(影の国)”に改名するのです。
そしてアダルが作り上げたモルドールに、冥王サウロンが新たな王として君臨する、という流れになります。
ネタバレ⑱:白いローブ姿の人物の正体
出典:映画com
白いロープ姿の人物の正体は、”冥王サウロンに仕える邪悪な精霊”です。
本作では、「よそびと」を探しており、その過程でハーフットたちの村を壊滅させました。
「よそびと」を探している理由は、”「よそびと」=冥王サウロンをリューンの地へ連れていきたい”からです。
しかし「よそびと」の正体は、”冥王サウロンではなく、イスタリ(魔法使い)”です。
つまり邪悪な精霊が勘違いしているということですね。
イスタリ(魔法使い)は、ヴァラール(神)から遣わされた精霊であり、冥王サウロンに対抗する種族の援助を任務としております。
邪悪な精霊は、「よそびと」を追ってきたノーリたちを殺そうとしますが、イスタリ(魔法使い)として覚醒した「よそびと」により撃退されます。
しかし邪悪な精霊は、他にもいるかと思いますので、「よそびと」vs邪悪な精霊の戦いはこれからも続いていくのでしょう。
ネタバレ⑲:リューンの地・隠れびとの帽子について
「よそびと」を冥王サウロンだと思い込んでいる白いローブ姿の人物が、「リューンの地」という単語を口にしました。
リューンの地とは、”中つ国の東に位置する、冥王サウロンの国”のことです。
具体的には、冥王モルゴスや冥王サウロンの影響を受けて、悪に染まってしまった人間たちが集まっています。
前作『ロード・オブ・ザ・リング』でも、冥王サウロンに味方する人間たちがおりましたが、そのような種族が集まっている国がリューンです。
そして隠れびとの帽子とは、”リューンの場所を示す地図”のことです。
中つ国の東の果て、星の様子がおかしいところ、その場所からでしかリューンを見ることは出来ません。
その時に地図として役立つのが、隠れびとの帽子です。
おそらく中つ国の東の果てに到着し、隠れびとの帽子と一致する星座がある方向にリューンが存在しているのだと思われます。
リューンには、冥王サウロンの思想に心酔している邪悪な人間たちが沢山おります。
冥王サウロンがリューンに戻りさえすれば、再び大軍団を指揮して中つ国を侵攻することが可能になるのです。
ネタバレ⑳:力の指輪の誕生
本作では、力の指輪の製造過程が描かれています。
製造された力の指輪は、”ミスリルとヴァリノール産の金属を掛け合わせて製造”されます。
ちなみにヴァリノールは、エルフの聖地アマンにある王国のことです。
ミスリルは、最も質の高い金銀としか掛け合わせることが出来ないため、ヴァリノール産の金属で出来ているガラドリエルの短剣、正確にはガラドリエルの兄の形見である短剣を犠牲にします。
そして肝心の力の指輪は、”調和のため3つ製造”することになるのです。
1つだと腐敗し、2つは対立を生み、3つだと調和する、というのが理由です。
①風の指輪ヴィルヤ
→エルフの上級王ギル=ガラドが所持
→死後はエルロンドが所持
②水の指輪ネンヤ
→ガラドリエルが所持
③火の指輪ナルヤ
→エルフの船造りキーアダンが所持
→後に魔法使いのガンダルフが所持
本作で製造された力の指輪が、どのようにしてエルフを救っていくのか、今から楽しみですね。
『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』の感想
出典:映画com
『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』のファン待望のドラマが遂にAmazonプライム・ビデオで限定配信されました。
前作から数千年前の第二紀と呼ばれる時代が舞台となっており、『ロード・オブ・ザ・リング』の冒頭で描かれていた、”力の指輪の誕生秘話”と”サウロンvsエルフと人間の同盟軍”と戦いが描かれていく予定です。
また長寿であるエルフのガラドリエルとエルロンドは、前作とは異なり若いエルフとして描かれています。
これもファンにとっては、たまらない演出でしょう。
2人のエルフがどのように力の指輪の製造に関わり、そして人間と同盟を組んでサウロンに立ち向かっていくのか・・・今からワクワクが止まりませんね♪
そして最も個人的に注目しているのは、”アラゴルンの祖先であるイシルドゥルが登場する”ことです。
イシルドゥルは、「一つの指輪」と呼ばれる力の指輪を身につけたサウロンの指を切り落とした英雄です。
そんな英雄であるイシルドゥルがガラドリエルとエルロンドと関係してくるのか・・・この展開も目が離せないですよね。
その他にも、前作の主人公フロドたちホビットの源流と呼ばれているハーフット、空から隕石のように落下してきた「よそびと」の存在、そして力の指輪の製造に関わってくるドワーフなど、見所が満載です。
そして第3話で遂にヌーメノールが登場しました。
ヌーメノールは、後に冥王サウロンを追い詰め、降伏させるほどの軍事力を持った王国です。
しかしサウロンに誘惑され、エルフの聖地アモンに攻め込んでしまい、神の怒りを買った結果として海に沈められてしまいます。
そして第4話では、未来の話にはなりますがヌーメノールが海に沈み滅亡する「世界の変わる日」が描かれています。
第5話以降は、ヌーメノールが中つ国の南方国に到着し、冥王サウロンを追い詰める展開になるはずです。
そして遂に第6話では、ヌーメノールが中つ国に到着し、アダル率いるオーク軍と激突します。
しかしアダルの策略により、人類を滅ぼす鍵となるサウロンの短剣が作動し、火山が大噴火をしてしまいます。
気になる第7話では、火山の大噴火に巻き込まれた南方国がアダルに支配され、モルドールに改名させられました。
モルドールは冥王サウロンの国になりますので、今後は冥王サウロンがアダルに接触してくるのでしょう。
また最終的にヌーメノールがどのように冥王サウロンに唆され、エルフの聖地アモンを攻め込むことになってしまうのか・・・早く続きが観たいですね♪
そして最終話である第8話では、「よそびと」がイスタリ(魔法使い)であることが判明し、ハルブランドが冥王サウロンという衝撃的な事実が判明しました。
またエルフの力の指輪が3つ製造されるシーンも描かれています。
とても気になるシーンでシーズン1が終了してしまっているので、早くシーズン2が配信されてほしいですね♪
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まとめ
出典:映画com
最終話である第8話が配信され、遂にシーズン1が終了してしまいました。
正直な話、少し物足りない気持ちがあります。
というのも、ドゥリンの禍(バルログ)、冥王サウロンの暗躍、力の指輪の製造、「よそびと」=サルマンの活躍、モルドールのその後、リューンの地の現状、エルフの衰退、ヌーメノールの滅亡、など描かれていないシーンが多すぎるんですよね。
もちろんシーズン2以降で描かれていくのかと思われますが、配信時期が未定ですので待ちきれないです。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。