こんにちは。
映画とゲーム、そしてカラオケ大好きなニャンコです。
本日紹介する映画は、2020年を代表すると言っても過言ではない映画です。
正直ここまで引き込まれるストーリーを描いた映画って多くないと思います。
それほど素晴らしい映画です。
タイトルは、
パラサイト 半地下の家族
2019年の第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞、そして第92回アカデミー賞でも外国語映画としては初とんる作品賞をはじめ監督賞、脚本、国際長編映画賞の4部問に輝くなど話題となった映画です。
日本では2020年に公開され、瞬く間に話題となりました。
しかし2021年になりNetflix、金曜ロードショーと立て続けに配信や放送がされ、これから更に話題になる映画だと思います。
かく言うニャンコも1月1日にNetflixで配信されて初めて観ました♪
結果、メッチャクチャ面白かったので簡単に紹介していきます。
概要・評価
【上映時間】:132分
【監督】:ポン・ジュノ
【脚本】:ポン・ジュノ
【配信】:Netflix
IMDb 8.6/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 98% オーディエンス 90%
メチャクチャ評価高いですね!まあ当たり前か・・・
ポン・ジュノ監督の映画は「グエムル 漢江の怪物」しか観たことないのですが他の作品も気になりますね♪
1分でわかる!簡単あらすじ&ここだけポイント
簡単あらすじ
①キム一家は半地下の家に暮らす貧しい家族。
そんなある日、長男ギウがエリート大学生の友人から家庭教師のバイトを紹介される。
②ギウが向かった先は、IT企業のパク社長が暮らす高台の大豪邸。
ギウはパク一家の信用を勝ち取り、続いて妹のギジョンを美術の家庭教師として紹介する。
③ギウに続いて妹のギジョンもパク一家に取り入ることに成功。
続いて計画が進み、父親ギテク、母親チュンスクもパク一家に取り入ることに成功する。
④パク一家が旅行に出掛けている隙に、大豪邸でセレブ生活を楽しむキム家族。
しかし深夜にインターホンが鳴り、事態は思わぬ展開へと進むことになる。
ここだけポイント
①貧しいキム一家が裕福なパク一家に取り入っていく様子がコントみたいで面白い♪
②貧富の差を人間関係やカメラ割りで上手く表現している。
③前半”コメディ”→後半”サスペンス”のストーリー展開に飽きが一切こない!
④ラストの展開は衝撃的!思わず息を飲むことになること間違いなし!
登場人物
キム・ギテク:ソン・ガンホ
キム一家の父親で大黒柱。
パク一家へは専属運転手というかたちでパラサイト(寄生)する
キム・チュンスク:チャン・ヘジン
キム一家の母親。
パク一家へは家政婦というかたちでパラサイト(寄生)する。
キム・ギウ:チェ・ウシク
キム一家の長男。
パク一家へは長女ダヘの家庭教師としてパラサイト(寄生)する。
キム・ギジョン:パク・ソダム
キム一家の長女。
パク一家へは長男ダソンの美術カウンセラーとしてパラサイト(寄生)する。
パク・ドンイク:イ・ソンギョン
パク一家の父親で大黒柱。
IT企業の社長を勤めており、超がつくほど大金持ち。
パク・ヨンギョ:チョ・ヨジョン
パク一家の母親。
世間離れしている思考の持ち主だが、超がつくほど美人。
パク・ダヘ:チョン・ジソ
パク一家の長女。
家庭教師であるギウに恋している。
パク・ダソン:チョン・ヒョンジュン
パク一家の長男。
美術センスがあり、モールス信号も解読できる。
ムングァン:イ・ジョンウン(左)、グンセ:パク・ミョンフン(右)
パク一家に長年家政婦として勤めたムングァンと夫のグンセ。
実はある大きな秘密を抱えている。
ミニョク:パク・ソジュン
キム一家ギウの親友でありエリート大学生。
彼がギウにパク一家を紹介したことから物語が動き出す。
感想
ストーリー
正直な話、もっとコメディチックな内容の映画かと思っていました。
お金持ちのパク一家に貧乏家族のキム一家が上手くパラサイト(寄生)し、甘い汁を吸っていく。
その様子を観客は面白おかしく観て楽しむ、そんな映画だと思っていたんです。
しかし実際はコメディとサスペンスが掛け合わさった素晴らしい映画でした。
具体的には前半コメディ、後半サスペンスの構成になっているんですよね。
前半のキム一家が半地下の家の中でひたすらWi-Fiの電波を探すシーンがあると思ったら、後半から一気にシリアスなサスペンスになっていくわけですよ!
この映画、貧しいキム一家が少しずつお金持ちのパク一家にパラサイト(寄生)していく様子が本当に面白いんです。
ちなみにニャンコはパク一家の長女ダヘちゃんが大のお気に入り♪
だってメッチャ可愛いんですもん!
続いてキム一家の長女ギジョン、ギテク、チュンスクもキム一家にパラサイト(寄生)していきます。
ここまではコメディチックで笑いながら観ていられるんですが、ここから先はメッチャシリアスな展開になっていきのです。
大豪邸の秘密
実はパク一家が暮らしている大豪邸には、パク一家が知らない秘密があります。
それは大豪邸には地下室があり、そこに暮らしている人がいるということ!
グンセは多額の借金を抱えており、闇金業者から逃げるために大豪邸の地下室に隠れて暮らしてきたようです。
そしてムングァンは定期的に食べ物や生活物資を地下室に運んでいた、というのが大豪邸の秘密、まさかこんな秘密があるとは思いもしませんでした。
家の中に知らない他人が暮らしているとか恐怖でしかないですよね!
可愛いダヘちゃんに危害がなくて本当に良かった!!
グンセが何かしていたら、マジで許さん!!
まあ冗談は置いておいて、このグンセとムングァンの存在がキム一家に大きな影響を与えるわけです。
ラストへの怒涛の畳みかけ
楽しそうな誕生日パーティーですよね♪
かなり衝撃的なので、ラストの展開は是非自分の目で確かめたほうが良いと思います!
まとめ
非常に良く構成が練られた映画です。
流石数々の映画賞を受賞した映画ですね!
ラストはかなり後味が悪い結果になってしまいましたが、前半コメディ→後半サスペンスの展開には脱帽です。
後半の怒涛の展開は、まさにジェットコースターに乗っているかのような気分です。
この映画、特別に誰が悪いとかがないんですよね。
パク社長は必死に仕事をして地位と名誉を得た、キム一家は普通の暮らしがしたかった、グンセは借金取りから逃げたかった・・・
とはいえグンセだって借金を作りたくて作ったわけじゃないですからね。
日本もそうだと思うんですが、金持ちは更に金持ちになり、貧乏人は貧乏のままっていう縮図があると思うんです。
もちろん貧乏人も努力や運で金持ちになれることもあるかとは思うんですが、それはほんの一握りの人間だけ、ほとんどは貧乏人のままだと思います。
そのどうしようも出来ない社会の縮図を映画”パラサイト 半地下の家族”は描いているんだと思います。
まあ何が言いたかったかというと・・・ダヘちゃんが可愛かった!!
最後まで読んでくれてありがとうございました♪