こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『ホーンテッドマンション』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『ホーンテッドマンション』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『ホーンテッドマンション』が好きになると思いますよ♪
映画『ホーンテッドマンション』のあらすじ
ディズニーの人気アトラクション、あのホーンテッドマンションが実写映画化!
ある親子が破格の条件で手に入れた、豪華すぎるマイホーム。だがそこは、999人のゴーストが住むという“呪われた館”だった。
二人を救うため、かなりクセが強い4人の心霊エキスパート(超常現象専門家、歴史学者、霊媒師、神父)が集結。
果たして、この館に秘められた謎とは何か…? “恐怖”と“笑い”がノン・ストップで押し寄せるアトラクション・ムービーが誕生する。
・人気アトラクション「ホーンテッドマンション」を映画化
・ホラー要素は薄く、家族向けの映画
・亡霊が思ったより登場せず残念
・ディズニーに来たような気持ちになる♪
ディズニーランドの人気アトラクション「ホーンテッドマンション」の実写映画化です。
999人のゴーストが住むという呪われた洋館に暮らすことになった親子と、怪奇現象の解明のためやってきたエキスパートたちが、ゴーストたちと繰り広げる攻防をコミカルに描いています。
ギャビー役をロザリオ・ドーソンが務め、心霊現象のエキスパートたちをラキース・スタンフィールド、オーウェン・ウィルソン、ティファニー・ハディッシュ、ダニー・デビートがそれぞれ演じています。
監督は、カリフォルニアのディズニーランドでキャストとして働いていた経歴をもつという、「バッド・ヘアー」のジャスティン・シミエンのため、まるでアトラクションに乗っているかのような気持ちになることでしょう。
当ブログでは、『ホーンテッドマンション』の気になる謎を徹底考察・解説していますので、観賞後のヒントになれば嬉しいです。
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【ネタバレあり】映画『ホーンテッドマンション』のネタバレ一覧
ネタバレ①:怪奇現象の原因
怪奇現象の原因は、”降霊術により冥界より呼び出された、悪霊クランプ(ハットボックス・ゴースト)の影響”です。
アリエスタ・クランプは、生前から多くの人々を殺害しており、最期は使用人たちによって首をはねられて死亡しました。
しかし死亡する直前に「墓場にいっても呪ってやる!」と呪いの言葉を発しており、強い恨みを抱えながら死亡しました。
そのため魂はあの世である冥界に行くことはなく、この世とあの世の狭間に漂い続けてしまったのです。
そこに亡き妻に会いたいホーンテッドマンションの持ち主であるクランシーが、霊媒師であるマダム・レオタに降霊術を依頼し、妻の魂を冥界から呼び起こそうとします。
しかし結果として多くの亡霊を呼び起こすことになり、その中に凶悪な亡霊であるクランプも呼び起こされてしまい、クランプは亡霊たちを強力な呪いの力で縛りつけてしまいます。
そのためホーンテッドマンションは呪われてしまい、館内では怪奇現象が発生しているのです。
ネタバレ②:なぜ1000人目の亡霊が必要なのか
悪霊クランプが1000人目の亡霊を集めている理由は、”亡霊を屋敷内に閉じ込め、自らの力をより強くするため”です。
ホーンテッドマンションは、以前の持ち主であるクランシーが妻の霊に会うためにマダム・レオタと降霊術を繰り返した結果、933人のゴーストを呼び出してしまいました。
そして悪霊クランプにより呪いがかかった後、クランプの力が強まる満月の夜に新たに66人を殺害しているため、結果的にホーンテッドマンションには999人の亡霊が存在しています。
一度ホーンテッドマンションに入ってしまうと、クランプの呪いにより亡霊が1人付いてきてしまうため、呪われた人物はホーンテッドマンションに戻るハメになり、そして結果的に呪い殺されてしまうのです。
クランプは、人を呪い殺すこと、そして満月の夜に力を強めることが出来るため、1000人という数字も儀式的な要素が含まれているのだと考えられます。
もしクランプが1000人の亡霊をホーンテッドマンション内に閉じ込め、自らの力をより強くなってしまったら、クランプの力はアメリカ全域に及んでしまうのかもしれませんね。
ネタバレ③:クランシーの目的
ホーンテッドマンションの持ち主であったクランシーの目的は、”亡くなった妻の霊を呼び出し、妻に一目でも会いたかった”です。
そのためにクランシーは、当時最高の霊媒師であったマダム・レオタを雇い、連日降霊術を繰り返していました。
しかし妻の霊を呼び出すことは出来ず、結果的に悪霊クランプを含めた933人の亡霊を呼び出してしまうことになります。
つまり、”全ての原因はクランシーにある”ということです。
クランシーもそのことを理解しているのか、ベン達を助けるような行動をしていました。
ネタバレ④:クランプの目的
出典:IMDb
悪霊クランプの目的は、”1000人目の亡霊を招き入れ、呪いの力を更に強くすること”です。
呪いの力=クランプの力となりますので、更に強大な力を欲していたということでしょう。
力を手に入れて、クランプが何をしたかったのかは明確に描かれてはおりませんでしたが、生前のクランプの行動から考えるとロクなことではなさそうですね。
きっと呪いの力をホーンテッドマンションだけではなく、アメリカ全域に拡げることで更なる亡霊の力を取り込もうとしていたのだと考えられます。
ネタバレ⑤:呪いを解く方法
悪霊クランプによる呪いを解く方法は、”クランプの持ち物を手に入れ、マダム・レオタの本に書かれた呪文を読み上げること”です。
クランプの持ち物を手に入れるために、ベンやケント、そしてトラヴィスがクランプの屋敷に向かい、クランプが生前身につけていた帽子を手に入れました。
帽子はクランプにより燃やされかけましたが、お茶目な教授ブルースが帽子の布切れを拾い上げ、ハリエットがマダム・レオタの呪文を読み上げることにより、悪霊クランプは冥界へと強制送還されました。
ネタバレ⑥:クランプの呪いは続くのか
悪霊クランプは無事に冥界に送り返されましたが、はたしてクランプの呪いは続くのでしょうか?
クランプの呪いは、”一旦は収まったが、またクランプが冥界から呼び出されれば、呪いは続いてしまう”と考えられます。
というのもこの世(現実)とあの世(冥界)は、霊能力と降霊術があれば行き来できてしまうんですよね。
今回の件に懲りて、誰も降霊術を行わなければ問題はありませんが、第二のクランシーが現われてしまえば、もしかしたら再びクランプが冥界から呼び出されてしまうかもしれません。
ネタバレ⑦:ラストシーンについて
ラストシーンでは、ベンの家の前にいる猫の首輪にあるメッセージが残されていました。
残されていたメッセージは猫の名前でもありながら、”ベンの妻が生前好きだった食べ物の名前”でもあったのです。
本作中にハリエットが、”霊は冥界から好きなものを通じてメッセージを送ることが出来る”と言っていました。
そのため猫の首輪に書かれたメッセージも、妻がベンに「いつも見守っているわ」というメッセージということになります。
個人的には、かなり粋で素敵なシーンだと感じました。
映画『ホーンテッドマンション』の感想
ディズニーランドの人気アトラクション「ホーンテッドマンション」を舞台とした映画です。
ホラー要素は薄く、家族連れでも楽しむことが出来ます。
とはいえ驚くシーンはありますので、小さい子供は難しいかもしれません。
ホーンテッドマンションは、2004年にエディ・マーフィー主演で「ホーン・テッドマンション」として映画化されておりますが、こちらはアトラクションの内容とは若干異なるオリジナルストーリーでした。
本作はどちらかというと、アトラクションの内容に沿ったストーリー構成となっています。
ストーリーはわかりやすいのですが、登場人物と亡霊の扱いが酷いです。
特に呪いの元凶を呼び出してしまったクランシーですが、終盤の道案内ぐらいしか活躍がありません。
また個人的にはラストシーンにクランシーが登場し、「呪いを解いてくれてありがとう」、「これで私も妻の待つ冥界に行くことが出来る」的なセリフがあるものだと思っていました。
しかし道案内以降、クランシーは登場することがなく、まるで存在を忘れ去られたかのように扱われてしまいます。
これはいくらなんでも酷いのではないでしょうか?
その他の登場新物、特にケントとブルースはキャラクターが際立っていたのでとても満足でしたので、クランシーの扱いは残念でなりませんでした。
そして1番酷いのは亡霊の扱いです。
だってホーンテッドマンションには、999人の亡霊がいるんですよ?
私が見た亡霊って多く見積もっても50人ぐらいしかいないんですが・・・他の亡霊は何をしていたのでしょうか?
終盤でケントが亡霊を仲間にするので、「ここで亡霊の大軍が出現するのか!」とワクワクしていたのですが、蓋を開けてみれば10人ぐらいの亡霊しか集まっていないですからね。
クランプの周りを浮遊していた亡霊が沢山いましたが、それが残りの900人弱の亡霊なんでしょうか?
あれだけ予告編や宣伝で「999人の亡霊」と謳っているのであれば、もっと亡霊は登場させてほしかったですね〜。
とはいえ、家族で観る映画としては非常にクオリティが高いです。
まとめ
面白かったのですが、ホラー要素は少ないのでホラー好きには物足りませんね。
あくまで家族と一緒に観るファミリー映画、という感じです。
ストーリーは単純なのですが、詳細を説明してくれないので「そもそもなんで1000人目の亡霊が必要なのか?」という基本的なことさえ理解が出来ません。
亡霊もそこまで出てこないですしね・・・
そういったことに目を瞑れば、ファミリー映画として非常にクオリティが高い映画だと思います。
ディズニーのことなので、きっとすぐ配信されるんでしょうけど。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。