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【ネタバレ】『グランツーリスモ』考察【モデルとなった実話・人物について】

こんにちは、ニャンコです。

このブログは映画『グランツーリスモ』のこんな疑問に答えていきます。

・見所ポイント

・ネタバレ一覧

・感想と考察

ニャンコ
ニャンコ
【ブログを書いているのは、こんな猫♪】

①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
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映画『グランツーリスモ』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。

まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・

きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『グランツーリスモ』が好きになると思いますよ♪

映画『グランツーリスモ』のあらすじ

世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン。父親からは「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」とあきれられる日々。そんなヤンにビッグチャンスが訪れる。世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」だ。プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男(オーランド・ブルーム)と、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー(デヴィッド・ハーバー)、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちがそこに集結。彼らが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々。不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える───。

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

・血湧き肉躍る最高の映画!

・体感時間40分に感じるほど素晴らしい

・ゲームと現実世界のシンクロが気持ち良い

・これが実話だとは今でも思えない

世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話を、ハリウッドで映画化したレーシングアクション映画です。

主人公ヤンを「ミッドサマー」のアーチー・マデクウィ、GTアカデミーの設立者ダニーをオーランド・ブルーム、指導者ジャックをデビッド・ハーバーが演じています。

監督は「第9地区」のニール・ブロムカンプであり、実在のヤン・マーデンボローがスタントドライバーとして参加しています。

当ブログでは、『グランツーリスモ』の気になる謎を徹底考察・解説していますので、観賞後のヒントになれば嬉しいです。

ニャンコ
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【ネタバレあり】映画『グランツーリスモ』のネタバレ一覧

ネタバレ①:グランツーリスモとは

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

グランツーリスモとは、”1997年にPlayStation®用ソフトとして誕生し、全世界でシリーズ累計9,000万本以上を売り上げたリアルドライビングシミュレーターゲーム”のことです。

リアルなクルマの挙動をそのまま再現したグランツーリスモは、「オリンピック eスポーツシリーズ」や「国民体育大会・文化プログラム」eスポーツ大会の競技種目にも選ばれているほどです。

2023年時点の最新作は、PlayStation®5 / PlayStation®4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』であり、こちらも大人気のゲームとして知られています。

本作はそんな世界的な人気を誇るグランツーリスモに焦点を当てつつ、実話をモデルにしたストーリーに仕上がっています。

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ネタバレ②:GTアカデミー by 日産×プレイステーションとは

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

本作は、GTアカデミーでの実話がモデルとなっています。

GTアカデミーとは、”日産、プレイステーション®、ポリフォニー・デジタルによって2008年に始まったバーチャルとリアルを繋ぐ革新的なドライバー発掘・育成プログラム”のことです。

選抜試験は過酷を極め、ゲームのドライビングテクニックだけでなくレーサーとして必要な精神力、体力も試されるものでした。

前代未聞のチャレンジに企画当初は異端視されるも、「GTアカデミー」出身の数多くの選手がその後、リアルレースで表彰台に上がる事になり、企画は大成功ということが証明されます。

その成功者の代表例が本作の主人公であるヤン・マーデンボローです。

ニャンコ
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ヤン・マーデンボローについては、この後に詳しく説明するよ♪
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ネタバレ③:ヤン・マーデンボローについて

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

本作の主人公であるヤン・マーデンボローは、”グランツーリスモのコンテストでトップを獲得し、GTアカデミー出身のプロのレーシングドライバー”です。

元ゲーマーという異色の経歴を持っており、eスポーツやモータースポーツコミュニティでは、彼を目標や夢として捉えている人も多くいるようです。

当時23歳のマーデンボローは、将来の道を思い悩む一人の学生であり、F1のルイス・ハミルトンに憧れ、プレイステーションでグランツーリスモを楽しんでいました。

そして日産GTアカデミーにエントリーすると、彼の人生は大きく変わり、夢のようなチャンスを手にすることになります。

ヤンはF1の登竜門シリーズ、GP3で世界が誇る才能あるドライバーたちと戦い、ル・マン24時間レースで英国カーディフ出身の元ゲーマーのヤンが見せた圧巻のパフォーマンスは、一般的な下積みでレースに参戦するこれまでの概念を吹き飛ばしました。

そして2015年、ヤンはFIA世界耐久選手権(WEC)に日産からフル参戦を果たしています。

ヤンはインタビューで、「高価なカートでコツコツ下積みを続けるだけでなく、モータースポーツのトップクラスに上り詰める方法が他にもあるのだということを見せたいのです」、と述べています。

つまり、”ヤンの存在は、従来のモータースポーツが持つ常識や概念をぶっ壊した”ということです。

もちろんキャリアも素晴らしく、まさに全世界の夢見る子供たちに希望を与え続ける存在と言えるでしょう。

ニャンコ
ニャンコ
ヤンの主要キャリアをまとめてみたよ♪

【2014年】
①アーデン・モータースポーツからGP3参戦 – 7月のホッケンハイムで初勝利、ハンガリーで表彰台フィニッシュ

②インフィニティ・レッドブル・レーシングでドライバー育成プログラム参加
OAKレーシングからマーク・シュルツイスキー、アレックス・ブランドルとともにル・マン24時間参戦

③日産エンジン搭載のピケット・レーシングLM P2マシンでセブリンク12時間参戦
ニュージーランド拠点のTRSシングルシーターシリーズ-シリーズ2位

【2013年】
①FIAフォーミュラ3ヨーロッパ選手権、英国F3インターナショナルシリーズにカーライン・モータースポーツから参戦。表彰台フィニッシュ2回

②ル・マン24時間にグリーブス・モータースポーツのザイテック日産でミハエル・クルム、ルーカス・オルドネスとともに参戦、表彰台フィニッシュ

③ル・マン24時間には2011年にGTアカデミーファイナリストと参戦、一週間後に出場したレースで優勝

③オールゲーマー出身ドライバーのラインナップでスパ24時間にNo.32 Nissan GT-R NISMO GT3で参戦し、ルーカス・オルドネス、ウォルフガング・ライプ、ピーター・パイツェラと共にPro-Amクラス表彰台フィニッシュ

【2012】
①英国GT選手権にアレックス・バンコムとともにRJNモータースポーツNissan GT-R NISMO GT3で参戦。

②5月のニュルブルクリンクで英国GTでの初ポールポジションを獲得、夏のブランズハッチではNissan GT-R NISMO GT3に大きな勝利をもたらした。

③ドニントンパークでの最終戦ではマーデンボローがレースでリードを握りタイトル目前に迫ったが、テクニカルトラブルで後退

④ブランパン耐久選手権にスポット参戦

⑤ドバイ24時間に「オールゲーマー」のNissan 370Zで参戦、表彰台フィニッシュ
英国レーシングドライバーズクラブ(BRDC)が選定するライジングスター受賞

⑥MSAアカデミーに加入

⑦EVOマガジンの「エマージング・タレント」賞受賞

⑧オートスポーツアワードのクラブドライバー・オブ・ザ・イヤーにノミネート

【2011年】
①日産/プレイステーションGTアカデミー優勝(シーズン3、ヨーロッパ)

いかにヤンが素晴らしい選手であるということが証明出来る素晴らしいキャリアですね。

ネタバレ④:事故をどう乗り越えるか

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

本作では、ヤンに悲惨な事故が降りかかります。

ヤン自体は無事でしたが、事故に巻き込まれた観客が亡くなってしまい、そのことでヤンは責任を感じ、レースに参加出来なくなってしまうのです。

この時に元レーサーであり、チーフエンジニアのジャックがヤンにかけた言葉がとても印象的でした。

その言葉とは、”重要なのは、悲惨な事故に遭遇した後、どのような決断をするのか”という言葉です。

この言葉は、人生にも通じるものがあります。

実際にジャックは、ル・マンでの事故に責任を感じ、一線を退いてしまい、その結果として自分の可能性を試すことが出来なくなってしまいました。

人生は一度しかなく、「あの時にもっとこうしていれば良かった」、「あの時にこの選択をしておけば良かった」と悔やんでも時間は決して元には戻りません。

ジャックはヤンに対し、「自分のような過ちは犯してほしくない」という強い気持ちがあったからこそ、この言葉を投げかけたんでしょうね。

ネタバレ⑤:親子の絆

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

本作の見所はレースシーンだけではなく、親子の絆も非常に見応えがあります。

ヤンの父スティーブは、元プロのサッカー選手であり、無意識のうちに息子のヤンに対して、「仮想空間であるゲームではなく、サッカーを通じて外の世界に飛び出してほしい」と願っていました。

しかしその想いは親のエゴであり、ヤンは全くそんなことを望んでいなかったのです。

そして親子の溝は、どんどん深まっていってしまいます。

そんな時、ヤンは自らの力でGTアカデミーに入門し、遂には世界最高のレースであるル・マンに出場することになります。

そこでスティーブはヤンに対し、「親は子供を守りたい一心で、子供を支えることが出来なくなってしまうこともある」と胸の内を打ち明け、ヤンもその想いを受け取るのです。

ヤンも幼い頃から父スティーブの背中を見てきており、結果としてスティーブの競技魂を受け継いでいます。

それは負けず嫌いな性格であり、ヤンは日産でスポーツカーカテゴリーの最高峰に上り詰めるまでの間も常にチャレンジする姿勢を見せてきました。

知らず知らずのうちに、ヤンは父スティーブの背中を追っていたということですね。

ネタバレ⑥:怒りをパワーに

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

ル・マンでのレース時、事故のトラウマがフラッシュバックしたヤンは思わずスピードを緩めてしまいます。

しかしジャックから、「怒りをパワーに変えろ!」と言われ、チート級の爆走を見せます。

ヤンの脅威的な走りは、ゲームと現実世界をシンクロさせ、ヤンにしか出来ないコーナリングを見せつけ、遂にはライバルを追い抜き、ル・マンの表彰台に立つことになるのです。

この「怒りをパワーに変えろ!」という言葉は、人生にも通じるものがあります。

悔しくてどうしようもならないとき、その怒りを仕事や趣味などにぶつけると凄まじい力を発揮することがありますよね?

本作は人生において、とても大切なことを再認識させてくれます。

ネタバレ⑦:エンドロール

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

本作のエンドロールは、とても粋な演出でした。

というのも、実際のヤンの映像と映画の映像を比較して映し出し、いかに本作が実話に忠実かを表現しているんですよね。

また実際のヤンが本作のスタントマンとして出演している点も驚きでした。

映画『グランツーリスモ』の感想

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

ゲームと現実世界を融合させた映像、実話をモデルにした胸熱ストーリー、王道のサクセスストーリー、など映画の面白い要素をこれでもかと詰め込んだモンスター映画です。

主人公ヤンが様々な困難や試練を乗り越え、夢を掴み取る姿には感動せずにはいられません。

またヤンを支えてる家族や友人、恋人だけではなく、夢を応援してくれるジャックやダニーのような大人の存在が素晴らしく、物語を更に胸熱にしてくれること間違いなし。

特に終盤のレースは、思わず観客側も手を握りしめるほどの激アツ展開です。

事故という人生の谷も待ち構えていますが、それをどう乗り越えていくのかも見どころの1つです。

とにかく迫力があり、また泣けるポイントも多々あるため、これは2023年を代表する映画と言っても過言ではないのではないでしょうか。

まとめ

出典:『グランツーリスモ』オフィシャルサイト

最高に胸が躍る映画です。

ここまで強烈な映画は、最近はなかったのではないでしょうか。

グランツーリスモのゲームを知らない人でも、全く問題なく楽しむことが出来ます。

また非常に前向きな気持ちになれる映画ですので、色々な人にオススメしたいですね。

ニャンコ
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最後まで読んでくれてありがとうございました。