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【ネタバレ】『ムーンフォール』考察【月の正体と真相】

こんにちは、ニャンコです。

このブログは映画『ムーンフォール』のこんな疑問に答えていきます。

・見所ポイント

・ネタバレ一覧

・感想と考察

ニャンコ
ニャンコ
【ブログを書いているのは、こんな猫♪】

①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
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映画『ムーンフォール』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。

まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・

きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『ムーンフォール』が好きになると思いますよ♪

映画『ムーンフォール』のあらすじ

原因不明の力によって月が本来の軌道から弾き出され、あと数週間で地球に激突するという驚くべき事実がNASA(アメリカ航空宇宙局)にもたらされる。NASAは現地調査を試みようとするが、同時に組織内部で、とある情報が隠ぺいされていたことが発覚する。地球と月を救うため、NASA副長官のジョー・ファウラー、一流の宇宙飛行士だったブライアン・ハーパー、天文学博士を自称するKC・ハウスマンの3人が立ち上がり、未曽有の危機に立ち向かう。

出典:映画com

・ディザスタームービーの巨匠ローランド・エメリッヒ監督作品

・月がまるごと地球に衝突するインパクトは絶大!

・「月は宇宙人が造った巨大建造物」という陰謀論を映像化

・ストーリーなんて考えるな、感じるんだ、、、

「インデペンデンス・デイ」、「デイ・アフター・トゥモロー」、「2012」などのパニックアクション大作で知られるローランド・エメリッヒ監督が、月と地球の衝突という危機に立ち向かう人類の姿を描いたディザスタームービーです。

ニャンコ
ニャンコ
ディザスタームービーとは、「災害や大惨事、異常事態などの立ち向かう人々の姿を描く映画ジャンル」のことだよ♪
マンチカン
マンチカン
パニック映画、災害映画とも呼ばれているね

NASAの幹部で元宇宙飛行士のジョーをハル・ベリー、ジョーのかつての友人でもあるブライアンをパトリック・ウィルソン、自称天文学者で陰謀論者のKCを「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョン・ブラッドリーが演じています。

そのほかの共演にマイケル・ペーニャ、チャーリー・プラマー、ドナルド・サザーランドなどが脇を固めているのがポイントです。

今までも隕石が地球に衝突する映画は数多くありますが、月をまるごと衝突させる映画はありませんでした。

まさに1番スケールが大きいディザスタームービーと言っても過言ではありません。

また「月は宇宙人が造った巨大建造物である」という陰謀論を映像化した内容にも仕上がっており、陰謀論好きもハマるストーリーに仕上がっています。

当ブログでは、本作の気になる謎を徹底考察・解説していますので、観賞後のヒントになれば嬉しいです♪

ニャンコ
ニャンコ
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【ネタバレあり】映画『ムーンフォール』のネタバレ一覧

ネタバレ①:月の正体

出典:映画com

月の正体は、”人類の祖先が造った巨大建造物”です。

はるか昔、AIの反乱により絶滅の寸前まで追い詰められた人類の祖先は、いつの日か人類を再生し再出発させるため、内部に閉じ込めた星(白色矮星)の莫大なエネルギーを動力源とした月を造りあげました。

しかし動力源に何かしらの異常が発生したため、月が地球の軌道を外れてしまい、このままではわずか3週間足らずで地球に衝突してしまう、というのがストーリーの流れです。

月の正体が「人類の祖先が造った巨大建造物」ということも驚きですが、何より”月そのものが地球に衝突する”というインパクトがもの凄いですよね。

ネタバレ②:月が軌道を外れた理由

出典:IMDb

月が軌道を外れてしまった理由は、”動力源をAIが妨害しているから”です。

マンチカン
マンチカン
AIって何者なの?
ニャンコ
ニャンコ
人類を絶滅させようとしている人工知能であり、ナノテクノロジーの集合体だよ

詳細は後ほど触れますが、AIは人類を滅ぼすという目的のもと、月を地球に落下させようとしています。

というのも、月がある限り人類は再生し続けるため、AIは月と地球のどちらも滅ぼす必要があるからです。

ネタバレ③:人類の歴史

出典:IMDb

本作でキーパーソンとなるのが、”月を造り上げた人類の祖先”です。

本作をより深く理解するためには、人類の祖先の歴史を理解する必要があります。

ニャンコ
ニャンコ
整理すると、こんな感じだよ♪

①数十億年前、人類の祖先は高度な文明を作り上げ、戦争もない平和な世界を築いていた

②しかし生活を支えていたAIが「自分より下等な生物に支配されたくない」と自我に目覚め反乱を起こした

③AIはナノテクノロジーの集合体と化し、電力と有機体が合わさる存在を「自らの存在を脅かす生命体」として危険視し襲いかかった

④AIに絶滅される寸前、人類の祖先は銀河の隅に逃げ込み、新たな生命を育む環境を探すため惑星型の巨大建造物を造り、安全なAIに管理させた

⑤しかし母星から追ってきたAIの追撃により、旅立つことが出来たのは地球の月だけだった

⑥この際、月に有機体がいるとAIが危険物とみなし攻撃してくるため、人類の祖先は自らの身を犠牲にして月を守った

⑦そして月は最も生命が育つ可能性がある太陽系にたどり着き、地球を作り上げた

⑧月は人類の祖先の遺伝子も運んでいたため、遺伝子を作り上げたばかりの地球に解き放ち、今の人類が生まれた

私たち人類の祖先がはるか銀河の先で高度な文明を築いていたとは・・・夢が膨らみますね。

ネタバレ④:AIの目的

出典:IMDb

本作で人類を滅ぼそうとしてくるAIの目的は、”自らの存在を脅かす生命体を滅ぼすこと”です。

元々は人類の祖先の生活を豊かにするために作られたAIでしたが、「自分より下等な生物に支配されたくない」と自我に目覚めたため、ナノテクノロジーの集合体と化し、人類の祖先を滅亡させました。

単に生命体だけではなく、生命体が操る電力も危険視しているため、電力と生命体(有機体)が合わさると遅いかかってくる習性があります。

ネタバレ⑤:なぜAIは目覚めたのか

出典:IMDb

AIは人類の祖先を滅亡させた後も、人類を再生させる月を探し続けていましたが、宇宙は広大ですので中々探し出すことが出来ずにいました。

しかし人類が1969年にアポロ11号を月に着陸させ、その際に人類は月の内部から光が点滅して地表に漏れていることに気づきました。

その時、地上の管制室は月内部の情報を国家最高機密とするため、2分間の空白時間を作り国民には映像を流しませんでした。

人類が月に降り立ったことにより、宇宙の彼方にいたAIが生命体が月に接触したことを感知し、月まで向かってきたのでしょう。

そして長い年月をかけて、2011年にAIは月に到着しブライアンたちを襲撃、その後は月内部に姿を潜めていました。

しかしAIが月の動力源を奪い、月を地球に落下させようとしたのは10年後の2021年です。

マンチカン
マンチカン
10年の年月が経過している理由はあるのかな?

おそらく10年間、AIは自らの力のみで月を破壊させようとしていましたが、結局月を破壊することは出来なかったのでしょう。

そのため人類ごと月を破壊しようと考え、月の動力源を奪い地球に衝突させようとしたのだと思われます。

ネタバレ⑥:ZX7 電子パルス爆弾(通称EMP)について

本作で人類がAIを倒す切り札として使用するのが、”電子パルス爆弾、通称EMP(electromagnetic pulse)”です。

EMPは、強力なパルス状の電磁波であり、人間などの生命体には影響を及ぼしませんが、電子機器を損傷・破壊し、電子機器を使用した通信・電力などを使用不可にします。

実際は、雷や大規模な太陽フレア、高高度における核爆発によって生じる現象です。

月の内部に潜んでいるAIも電子機器であることには変わりませんので、EMPを使用して一網打尽にしようとしていたんですね。

しかし月の動力源である核の近くで使用してしまうと、核そのものの機能を停止させてしまう可能性があるため、核から離れた場所で使用する必要があるのです。

ネタバレ⑦:ラストシーンについて

出典:IMDb

月の起動を元に戻し、地球への衝突を防ぐためには、”AIを月の核から引き離し、EMPを爆発させAIの機能を停止させる”必要があります。

しかしそのためには、誰かが犠牲にならなくてはならず、その役目を巨大建造物博士であるKCが担ったのです。

マンチカン
マンチカン
KCは人類の救世主だな

KCは死んだかと思われましたが、死ぬ直前に月のオペレーティング・システムに意識をスキャンされており、月の一部となりました。

巨大建造物を愛してやまないKCにとって、月の一部になれるということは、この上ない喜びであり幸せなのでしょう。

また最後に月のオペレーティング・システムが「始めましょう」と言いますが、これは”月の影響で、壊滅的な被害を受けた地球の修復作業を始めましょう”という意味だと思われます。

地球を一から作ることが出来る月の科学力であれば、地球を修復することなど容易いのでしょう。

実際に宇宙船も復元レーザーのようなもので修復している描写がありましたので、これから月のオペレーティング・システムの一部となったKCが地球を修復していくのだと思われます。

映画『ムーンフォール』の感想

出典:映画com

今までも隕石が落下し、地球を壊滅させる危機を描いた映画は数多くありましたが、月がまるごと落下してくる映画はありませんでした。

流石は「インデペンデンス・デイ」、「デイ・アフター・トゥモロー」、「2012」で何度も地球を壊滅させようとしてきたローランド・エメリッヒ監督ですね。

ストーリーは、若干薄いような感じもしましたが本作はディザスタームービーですので、そこまでストーリーや整合性を求めるのは野暮というものです。

ディザスタームービー特有の大厄災、人類の奮闘を楽しむほうが本作の魅力を味わえると思います。

また月の内部の映像は、とても神秘的かつ大迫力に描かれていました。

よく陰謀論で「月は宇宙人が造った巨大建造物」という話を聞きますが、その陰謀論を映像化したことには驚きました。

ニャンコ
ニャンコ
月の内部は空洞だと言われているし、本当に巨大建造物なのかもしれないよね

あいにく、人間関係の描写が甘かったので感動するポイントは皆無でしたが、ディザスタームービーとしてはとても良く出来ている映画だと思います。

まとめ

出典:映画com

月がまるごと地球に衝突してくるという、前代未聞のスケールで描いたディザスタームービーです。

難しいことを考えず、純粋な心で月が衝突する絶望感を味わうことをオススメします。

ニャンコ
ニャンコ
どうせなら映画館で観たかったな・・・
ニャンコ
ニャンコ
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最後まで読んでくれてありがとうございました。