ゲット・アウト
2017年
104分
こんにちは!
映画とゲーム、そしてカラオケ大好きなニャンコです。
前回のブログでホラー映画「アス」を紹介しました。
気味の悪さ、先が気になるストーリー、衝撃のラスト、どれも素晴らしい映画で非常に楽しめました。

本日は「アス」を手掛けたジョーダン・ピール監督の初映画を紹介します。
こちらもかなり怖い映画でした。
タイトルは・・・
「ゲット・アウト」
怖いだけではなく、アメリカの抱える黒人への差別といった社会問題も描いた素晴らしく楽しい映画でした。
では映画の簡単あらすじ&ここだけポイントを紹介します。
忙しい人向け!簡単あらすじ&ここだけポイント
簡単あらすじ
①主人公で黒人のクリスは、恋人で白人の彼女ローズの実家へ招待される。
②不安な気持ちでローズの実家を訪れたクリスだが、予想とは反して過剰なまでの歓迎を受ける。
③しかし使用人である黒人やローズの両親にどこか妙な違和感を覚えるクリス。
翌日はパーティーが開催され、参加者が白人ばかりで気が滅入るクリス。
④妙な違和感はクリスの勘違いなのか?
もしくは白人たちには何か目的があるのか?
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ここだけポイント
・白人たちには何か目的があるらしい
・ローズの家族、特に黒人の使用人は怪しすぎる
・「ゲット・アウト!(出て行け)」の意味がわかると鳥肌が・・・
ちなみに映画詳細はこちら!
映画詳細
あらすじ
「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」「ヴィジット」など人気ホラー作品を手がけるジェイソン・ブラムが製作し、アメリカのお笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピールが初メガホンをとったホラー。
低予算ながら全米で大ヒットを記録し、第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。
アフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、白人の彼女ローズの実家へ招待される。
過剰なまでの歓迎を受けたクリスは、ローズの実家に黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚えていた。
その翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに出席したクリスは、参加者がなぜか白人ばかりで気が滅入っていた。
そんな中、黒人の若者を発見したクリスは思わず彼にカメラを向ける。
しかし、フラッシュがたかれたのと同時に若者は鼻から血を流し、態度を急変させて「出て行け!」とクリスに襲いかかってくる。
引用:映画com
キャスト
クリス(主人公):ダニエル・カルーヤ
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ローズ(クリスの彼女):アリソン・ウィリアムズ
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ディーン(ローズの父):ブラッドリー・ウィットフォード
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ジェレミー(ローズの弟):ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
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ミッシー(ローズの母):キャサリン・キーナー
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ジョージーナ(ローズ家の使用人):ベッティ・ガブリエル
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ウォルター(ローズ家の使用人):マーカス・ヘンダーソン
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感想
ストーリー
「アス」に負けず劣らず非常に気味が悪く、終始ドキドキしっぱなしの映画で非常に楽しめました!
クリスを取り巻く周囲の人たちの行動がどこか不自然で、常に先が気になるストーリーに仕上がっているんですよね。
一番不自然なのはこちらの黒人青年ですね!
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隣にいる奥さんが結構歳が離れた白人女性なんですよ。
それだけでも不自然なのに、クリスがフラッシュをたいて撮影をした瞬間、こちらの黒人青年は鼻から血を流し、態度を急変させてクリスに向かって「ゲット・アウト!(出ていけ!)」と襲いかかってくるんです。
そんなこんなで謎がドンドン深まっていくんですよ。
そんな謎がラスト終盤にかけて怒涛の勢いで明かされていく・・・
これは是非ネタバレなしで観てもらいたい映画ですね。
好きなシーン
「ジョージーナが笑いながら泣くシーン」
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ネタバレ
以下、赤文字・ピンク背景のエリアには『ゲット・アウト』ネタバレ・結末の記載がございます。『ゲット・アウト』をまだご覧になっていない方、ストーリーのラストを知りたくない方はご注意ください。
白人たちの目的はただ一つ、クリスの肉体を奪い乗っ取ること。
つまり富裕層の白人が外科医であるローズの父親ディーンに大金を払い、年老いた身体からクリスの若くて力強い肉体に移る手術を受ける、そのためにクリスの下見にきた、というストーリー。
もちろん彼女のローズもグルで色仕掛けでクリスに近づき、実家まで連れてきた。
ローズの家族一家は祖父の代から何度も同じ手口で黒人を実家に連れてきて、同様の手口で手術を受けさせていた。
家族それぞれに役割があって、
ディーン(父親)→外科手術
ミッシー(母親)→催眠術
ローズ(彼女)→ターゲット誘惑
ジェレミー(弟)→誘拐&手術助手
こんな感じで役割分担をして、犯罪を続けている犯罪一家。
今回のターゲットに選ばれたしまったクリスはどうなるのか?
使用人2人、ジョージーナとウォルターの正体は、なんとローズの祖母と祖父!
終盤に正体を現し、クリスに襲いかかります。
しかし若く強靭な肉体を持っているクリスの反撃が始まるのです!
ここの無双シーンは、今まで白人に虐げられてきた黒人の怒りが爆発したかのような、凄まじい怒りを感じます。
結果的にクリス1人でローズの家族6人を殲滅してしまいますからね・・・
その無双っぷりは是非映画を観て確かめてみてください。
まとめ
ここまで気味の悪い映画は久しぶりに観ました。
次回作の「アス」よりも今作のほうがニャンコは怖いと感じましたね。
映画の中で初めて「ゲット・アウト(出て行け)」のセリフが出たときは、「この敷地から出て行け!」という意味かと思っていましたが・・・
もちろん映画の中だけの話ですが、実際に起こっていそうな妙なリアリティがありますよね。
じめじめした暑い季節に心の底から涼みたい人におすすめ出来る映画です。
最後まで読んでくれてありがとうございました。