こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『アンダーウォーター』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『アンダーウォーター』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『アンダーウォーター』が好きになると思いますよ♪
映画『アンダーウォーター』のあらすじ
深海1万mの海底研究所でエンジニアとして働くノラ。
ある日、大地震が発生し、研究所が壊滅的な状態に陥ってしまう。
なんとか生き残ったノラと仲間たちは、潜水服を着て近くの基地まで避難することに。
しかし、地震によって覚醒した謎の生命体がノラたちに襲いかかる。
・漆黒の闇!深海の恐怖を描く
・謎の怪物の正体とは?
・事故の原因とは?
・ラストの解釈に人間の欲望を感じる
「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワートが主演を務め、海底で未知の生命体に遭遇した人々の恐怖を描いたSFパニックスリラーです。
深海の恐怖を描きながらも未知の生命体も登場しますので、モンスター映画としても楽しめます。
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【ネタバレあり】映画『アンダーウォーター』のネタバレ一覧
ネタバレ①:事故の原因
出典:映画com
本作で未知の怪物を呼び起こすきっかけとなった大地震。
その大地震によって海底研究所は壊滅的な被害を受けますが、本当に事故の原因は大地震だったのでしょうか?
プレートの奥深くまで掘る→大地震発生→海底研究所崩壊→同時に怪物を呼び起こす、といった流れが想定されますが、怪物のスケールの大きさからも順序は異なると考えます。
実際は次のような流れだったのではないでしょうか。
①プレートの奥深くまで掘る
②眠っていた古代の怪物を呼び起こす
③怪物が大地震を発生
④海底研究所崩壊
眠っていた古代の怪物が人類によって目覚めさせられ、その結果として大地震が発生し海底研究所が崩壊した、という流れになるわけですね。
つまり人類が自ら引き起こしてしまった事故ってことです。
それにしても大地震を引き起こすほどの怪物とは・・・スケールの大きさが桁外れですね!
ネタバレ②:怪物の正体
出典:IMDb
本作で海底研究所を崩壊させた謎の怪物。
最初は人間並みの個体かと思っていましたが、終盤で全長数百mの巨大生物ということが判明します。
そんな怪物の正体ですが、ラグクラフトの神話に登場するクトゥルフだと考えられます。
クトゥルフ神話の概要は次のとおりです。
・太古の地球を支配していたが、今は眠りについている強大な力を持つ異形の神々
・外見はタコやイカに似た頭部を持つ軟体動物を巨人にしたようなもの
・人類が到底敵わない圧倒的な力を持っている
つまり人類は己の欲望のままに海底を掘り続け、決して起こしてはいけない古代の神々を起こしてしまった、というわけです。
本作で生物学者のエミリーが怪物の見て「古代の生き物のようだ」と言っていました。
これも怪物の正体はクトゥルフであることを示しています。
またクトゥルフの神々の中にもランクがあります。
最強は”外なる神”と呼ばれる絶対的な存在です。
本作の怪物は、ラストでノラがメルトダウンを発生させ、その爆発と衝撃で死亡したかと思われます。
つまり人類にも倒せる存在ですので、本作の怪物は”外なる神”ではありません。
”外なる神”ほど絶対的な存在ではありませんが、人類からすると神のような恐ろしい存在として”旧支配者”、またの名を”グレートオールドワン”と呼ばれる存在がいます。
人智を超えた風貌、そして海底研究所を壊滅させたことからも本作の怪物はまさに”旧支配者”に分類される存在かと思われます。
そんな大いなる存在を呼び起こしてしまうとは・・・まさに絶望ですね!
ネタバレ③:ラストの解釈
出典:IMDb
ノラがメルトダウンを起こし大爆発を起こしたことで怪物はおそらく死亡、そしてリアムとエミリーの2人が生還することが出来ました。
しかし今回のような大惨事が起こったにもかかわらず、採掘会社であるティアン・インダストリーは一切の取材を拒否。
そして懲りもせず、再び海底採掘に乗り出す・・・という場面で本作は終わりを迎えます。
普通に考えれば、このような大惨事を起こしてしまった失態を世の中に広めたくない、と考えられますが真相は異なると思います。
おそらくですが、ティアン・インダストリーの上層部は深海にいる怪物の存在を知っていたのでしょう。
そして知っていたうえでも採掘したい何かが海底に眠っているということです。
ここからは完全に個人的な考察ですが、ティアン・インダストリーの目的は次のとおりだと考えます。
①海底に眠るクトゥルフの”旧支配者”を呼び起こしたい
②”旧支配者”の力を手に入れ、地球全体を支配したい
③あわよくば海底に眠るエネルギーも手に入れたい
つまりティアン・インダストリーの目的は、”旧支配者”の絶大なる力を利用して、自らが現在の地球の支配者になりたい、ということですね。
そう考えるとティアン・インダストリーが莫大な費用と危険を冒してまで海底を掘り続ける理由にも納得がいきます。
本作の怪物はメルトダウンの爆発で死亡したかと思われますが、もしかしたら爆発に耐えて生き抜いている可能性もあります。
また他の怪物、いわゆる”旧支配者”が眠り続けている可能性もゼロではありません。
もしティアン・インダストリーが更に”旧支配者”を眠りから起こしてしまったら、再び”旧支配者”に地球を支配されてしまうかもしれないですね。
映画『アンダーウォーター』の感想
出典:映画com
深海パニック系と思いきや、がっつりとクトゥルフの怪物が登場するホラー映画です。
本作中で全ての謎が解明されるわけではないため、スッキリしたラストではありません。
その代わり、考察が非常に捗る映画ですので個人的には大好物です♪
そう!画面が見えにくいんです!
舞台が深海ということもあり暗い場面が多いんですよね!
まあ深海なのに明るすぎるってのも不自然ですがとにかく暗い!
怪物の全容をしっかりと見たいのに、深海ということもあってとにかく暗い!
ストーリーや世界観はとても良く出来ているので、画面の暗さは何とか工夫して見やすくして欲しかったですね。
逆をいえば、それだけ深海の暗さを忠実に再現しているってことですよね。
人類にとって深海って宇宙より謎が多い未知の領域といわれています。
しかも本作の舞台は、地球上で最も深い海溝といわれているマリアナ海溝、その深さは実に1万mを超えます。
ちなみにそれだけ深いと水圧も尋常ではなく、わずか1㎠に1トンもの重さがかかるとのこと。
そんな人類にとって未知の領域である深海に正体不明の怪物が現れる・・・考えただけでもワクワクしてきますね♪
まとめ
未知の深海で謎の怪物に襲われる恐怖を描いたホラー映画。
深海好き、グロテスクな怪物好きにはたまらない映画ですね♪
とにかく怪物の正体について考察が捗るので、考えるだけでもとても楽しい!
一つ残念なところを挙げるとしたら、とにかく画面が暗いってことですかね・・・
もう少しだけでも明るくならなかったものですかね?
それ以外はメッチャ面白い映画です。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。