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【ネタバレ】『プレデター ザ・プレイ』考察【フリントロック式銃について】

こんにちは、ニャンコです。

このブログは映画『プレデター ザ・プレイ』のこんな疑問に答えていきます。

・見所ポイント

・ネタバレ一覧

・感想と考察

ニャンコ
ニャンコ
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①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
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映画『プレデター ザ・プレイ』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。

まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・

きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『プレデター ザ・プレイ』が好きになると思いますよ♪

映画『プレデター ザ・プレイ』のあらすじ

300年前のアメリカ。ナル(アンバー・ミッドサンダー)は、ネイティブアメリカン最強とうたわれる部族の女性で、荒野でハンターたちと共に育った戦士だった。ある日、未知の敵がナルたちに襲いかかり、ナルたちは仲間を守るため闘うことを決意する。

・大人気『プレデター』シリーズの最新作

・アメリカ先住民コマンチ族のナルが知恵と工夫でプレデターと闘う

・過去シリーズのオマージュがチラホラと登場

・ハッピーエンドと見せかけて、絶望のエンドロール

1987年公開の第1作を皮切りに、クロスオーバー作品も含めてこれまで6作品が製作されてきたSFアクション「プレデター」シリーズの最新作です。

300年前のアメリカを舞台に、ネイティブアメリカン最強の部族に生まれ育ち、自身も戦士である女性ナルが、宇宙から飛来した高度な科学技術を有する危険な戦士プレデターを相手に、壮絶な戦いを繰り広げます。

「X-MEN」シリーズのスピンオフドラマ「レギオン」や映画「アイス・ロード」などに出演し、自身も実際にネイティブアメリカンの血を引く俳優のアンバー・ミッドサンダーが、誇り高き戦士ナルを演じ、ドラマ「ザ・ボーイズ」や「ブラック・ミラー」、映画「10クローバーフィールド・レーン」を手がけたダン・トラクテンバーグが監督を務め、今注目の映画となっています。

過去シリーズをオマージュするシーンもチラホラありますので、過去シリーズを知っているとより本作を楽しめることでしょう。

当ブログでは、『プレデター ザ・プレイ』』の気になる謎を徹底考察・解説していますので、観賞後のヒントになれば嬉しいです。

ニャンコ
ニャンコ
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【ネタバレあり】映画『プレデター ザ・プレイ』のネタバレ一覧

ネタバレ①:タイトルの意味

出典:映画com

タイトルに含まれている「ザ・プレイ=Prey」の意味は、”獲物”です。

本作のプレデターは、地球上の強い生物と闘い、狩ることを目的に地球に降り立ちます。

マンチカン
マンチカン
まさに”獲物”を狩りにきたハンターそのものだね

そんなプレデターの狩りのターゲット=獲物になってしまったのが、主人公ナルが属するアメリカ先住民のコマンチ族、土地を侵略しようとしている白人たち、そして森に生息する動物たちです。

そしてプレデターは、過去に何度も地球に降り立っています。

それぞれ降り立っている目的が異なりますので、この後詳しく触れていきます。

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ネタバレ②:プレデターの歴史

本作に登場するプレデターは、本作を含めるとシリーズ第7作品となる人気シリーズです。

そのため過去シリーズとの時系列を整理しておくと、より本作を楽しむことが出来ます。

ニャンコ
ニャンコ
簡単にまとめてみたよ♪
年代 内容 関連作品
紀元前2996年 ・地球に初降臨
・人類に文明を授ける
紀元前2896年 ・成人の儀式のため、ピラミッドを建造
1718年 ・アフリカのギニア沖に出現し、ラファエル・アドリーニ海賊団と戦う
・絶命するラファエルから、フリントロック銃を受け取る
1719年 ・北アメリカに住むアメリカ先住民コマンチ族を襲撃 『プレデター ザ・プレイ』
→本作の舞台
1904年 ・南極ブーヴェ島の捕鯨基地で目撃される
1945年 ・第二次大戦下の硫黄島に出現
1987年 ・南米国家バル・ベルデに出現
・コマンドー部隊と戦闘
『プレデター』(87)
1997年 ・米国LAに出現し、街を壊滅させる 『プレデター2』(90)
2004年 ・成人の儀式のため、プレデターが南極ブーヴェ島の地下古代遺跡に降り立ち、エイリアンと闘う 『エイリアンVSプレデター』(04)
2004年 ・コロラド州ロッキー山脈で新種プレデリアンが誕生する 『AVP2 エイリアンズVSプレデター』(07)
2010年 ・狩りのために8人の人間を未知の惑星に拉致する 『プレデターズ』(10)
2018年 ・プレデターが地球に降り立つ 『ザ・プレデター』(18年)

このように整理してみると、本作は時間軸としては、『プレデター』シリーズの第1作目ということになることがわかります。

ニャンコ
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ネタバレ③:プレデターの目的

出典:映画com

プレデターの目的は、”地球上の強い生物と狩りを通じて闘うこと”です。

そのためプレデターは、ヘビ・オオカミ・クマなどの強靭な生物と闘い、最後は人類と闘うことになります。

一方的な殺戮ではなく、あくまで狩りが目的なため、無抵抗や身動き出来ない生物には攻撃を加えることはありません。

マンチカン
マンチカン
一流の戦士って感じだね♪

『エイリアンVSプレデター』(04)を観ると明らかになるのですが、”プレデターは、成人の儀式でエイリアンを狩る種族”です。

そのため本作のプレデターは、”成人の儀式を済ませていない未成年”であることが想定されます。

ニャンコ
ニャンコ
だから経験不足で少し弱かったのかもしれないね
マンチカン
マンチカン
十分強いと思うけど・・・

もしかしたら成人の儀式=エイリアン討伐の前の下準備として、地球上の強い生物と闘おうとしていたのかもしれませんね。

ネタバレ④:狩りの試練が意味するもの

出典:映画com

アメリカ先住民コマンチ族には、狩りの試練というものが存在します。

狩りの試練とは、”1人で獲物を狩り、一人前の大人として認められる儀式”のことです。

しかし大人=男性という風習が裏にはあります。

本作の主人公であるナルは女性であり、なかなか周囲からは狩りの試練を行う対象人物としては認められておりません。

そればかりか狩りではなく、植物や作物を集めるといった女性ならではの仕事を押し付けられている状況です。

同じく襲撃してくるプレデターも、まだ未成年であることが想定されるため、仲間からは1人前として認められていない可能性が高いです。

最終的には、プレデターは成人の儀式としてエイリアンを討伐しなければなりませんが、その前の下準備として地球に降り立っているとしたら、プレデターにとっても狩りの試練だったのかもしれません。

つまり本作の狩りの試練は、”ナルとプレデターの試練”ということを示しているのです。

ネタバレ⑤:なぜナルは、プレデターに感知されないのか

出典:映画com

ナルがプレデターに感知されない理由は、”薬を飲むことで血の巡りを遅くし、体温を下げていたから”です。

コマンチ族には、怪我をして出血しているときに出血を抑える=血の巡りを遅くする薬があります。

ニャンコ
ニャンコ
薬といっても、花を摘んで調合しているものだけどね

プレデターは、体温で生き物を感知しています。

そのため薬を飲み、血の巡りが遅くなり体温が下がるとプレデターは体温を感知することが出来なくなるのです。

ナルは、敢えて薬を飲むことで体温を下げ、プレデターに感知されることなく奇襲をかけることに成功します。

ネタバレ⑥:ナルVSプレデター

出典:映画com

本作の見所は、なんと言っても人類がプレデターに立ち向かう姿でしょう。

白人たち、コマンチ族、ナルの兄など様々な人類がプレデターに立ち向かいますが、強大な力とハイテク武器を駆使するプレデターの前に一方的に殺戮されていきます。

マンチカン
マンチカン
ナルの兄は善戦したと思うぞ

そして最後に残されたナルは、次の方法でプレデターに闘いを挑み、そして勝利します。

①薬を飲み、血の巡りを遅くすることで体温を下げ、プレデターに感知されなくする

②地面や木にトラップを仕掛け、プレデターを弱らせる

③プレデターを沼地に誘い込み、身動き出来なくする

④プレデターの仮面に装着している照準装置を利用し、プレデターを自滅させる

まさかプレデターも自らのハイテク武器が仇になるとは、夢にも思わなかったことでしょう。

ネタバレ⑦:1715年製 フリントロック式銃について

本作でナルが白人から受け取ったフリントロック式銃ですが、銃には”ラファエル・アドリーニ 1715年”と刻印されています。

マンチカン
マンチカン
なにか意味があるのかな?

実はこのフリントロック式銃は、”『プレデター2』で主人公のマイク・ハリガン警部補に、プレデターが渡した銃と同一の物”なんですよね。

ニャンコ
ニャンコ
もう少し詳しく説明するね♪

①1718年にラファエル・アドリーニ(銃の本来の持ち主)率いる海賊団が、アフリカのギニア沖にある上陸する

②しかしラファエルの手下たちは、宝の分け前を巡りラファエルと対立し、ラファエルを追い詰める

③その場にプレデターが現れ、ラファエルVS手下たちVSプレデターの三つ巴の闘いとなる

④ラファエルとプレデターが残り、最後の勝者を決めようとするが、ラファエルは隠れていた手下の銃弾に倒れる

⑤手下にトドメを刺したプレデターに、ラファエルは愛用のフリントロック銃を「Take it(受け取れ)」の言葉と共に受け渡し絶命する

⑥ラファエルの戦士の心に共感したプレデターは、ラファエルを墓に葬り自身の剣を墓に投げ、「Take it(受け取れ)」と呟く

ラファエルとプレデターの種族を超えた戦士としての友情、その象徴がフリントロック式銃ということです。

マンチカン
マンチカン
でも本作だと、その銃を白人が持っていたよね?
ニャンコ
ニャンコ
そのあたりが明確に描かれていなかったよね

本作の舞台が1719年だとすると、フリントロック式銃がラファエルからプレデターの手に渡ったのは1年前の1718年です。

普通に考えると、プレデターがそのままフリントロック式銃を手元に持っているはずなんですよね。

おそらくですが、”白人たちがプレデターから奪った”のだと思われます。

どうやら白人たちは、ナルたちより前にプレデターと接触しており、一戦を交えているようですので、その際に何かの拍子にフリントロック式銃を手に入れたのでしょう。

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ネタバレ⑧:ラストシーンについて

本作のラストシーンは、”プレデターを討ち取り、女性初の新たな部族長となったナルが未来を切り開く”という感じの展開になっておりますが、エンドロールに悪夢が待ち構えていましたね。

マンチカン
マンチカン
なにかあったっけ?

エンドロールでイラストが映り込んでいるのですが、ラストのイラストが”上空から現れる複数の宇宙船”のイラストなんですよね。

つまり、”未成年のプレデターを殺した人類に対し、プレデターの戦士たちが報復に現れた”ということです。

主人公のナルでさえ、知恵と地形、そしてプレデターのハイテク武器を利用してやっと未成年のプレデターを倒したのです。

それが複数の成人したプレデターの戦士たちが相手では、アメリカ先住民コマンチ族はナルもろとも全滅してしまったのだと思われます。

そしてその際、プレデターは戦利品として”ラファエル・アドリーニ 1715年と刻印されたフリントロック式銃を持ち帰った”のでしょう。

そしてその銃が『プレデター2』で再び人類に手に戻る、ということになるのです。

映画『プレデター ザ・プレイ』の感想

出典:映画com

大人気のプレデターシリーズ最新作ということもあり、とても面白い内容に仕上がっている映画です。

舞台もジャングルの中が多く、どこかシリーズ第1作目である『プレデター』を彷彿させます。

ニャンコ
ニャンコ
沼地で泥だらけになるシーンとかね♪
マンチカン
マンチカン
「血が流れるなら、殺せるはずだ」のセリフもね♪

また1715年製のフリントロック式銃も登場しますので、おそらくファンサービスとして盛り込んでいてくれているのでしょう。

肝心のアクションシーンも、身体能力に優れるアメリカ先住民コマンチ族、銃撃と集団戦を得意とする白人たち、そして強大な力とハイテク武器を駆使するプレデターとバランスが良く、観ていて非常に楽しめました。

プレデターも一方的に強いわけではなく、オオカミやクマ、そして人類の攻撃で負傷するシーンが見受けられ、とてもバランスの良い戦力関係になっていると思います。

過去シリーズを知らなくても十分楽しめる展開になっていたのも良いポイントですね。

マンチカン
マンチカン
よくある「過去シリーズ」知らない人は置いていくよ、がなかったよね♪
ニャンコ
ニャンコ
初見の人も楽しめる映画は素晴らしいよ

残酷なシーンもボカしたり、フレームアウトしているのでグロ系が苦手な人も楽しめる娯楽映画に仕上がっています。

まとめ

プレデター最新作の名にふさわしい映画です。

アメリカ先住民コマンチ族のナルとプレデターの攻防がとても迫力があり、目が釘付けになることでしょう。

過去シリーズを知らなくても十分楽しめるので、是非多くの人に観てもらいたいですね。

とはいえ、過去シリーズを知っているとより本作を楽しむことが出来ますので、興味がある人は是非シリーズ作品もご覧ください。

ニャンコ
ニャンコ
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最後まで読んでくれてありがとうございました。