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【ネタバレ】『マダム・ウェブ』考察【原作との比較・ラストシーンの意味について】

こんにちは、ニャンコです。

このブログは映画『マダム・ウェブ』のこんな疑問に答えていきます。

・見所ポイント

・ネタバレ一覧

・感想と考察

ニャンコ
ニャンコ
【ブログを書いているのは、こんな猫♪】

①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
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映画『マダム・ウェブ』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。

まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・

きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『マダム・ウェブ』が好きになると思いますよ♪

映画『マダム・ウェブ』のあらすじ

ニューヨーク。救急救命士として働くキャシー・ウェブは、一人でも多くの命を救うため日々奮闘していた。
ある時、救命活動中に生死を彷徨う大事故に巻き込まれてしまう。
それ以来、キャシーはデジャブのような奇妙な体験を重ねるのだった。
自分に何が起きているのか戸惑うキャシーだったが、偶然にも出会った3人の少女たちが、黒いマスクの男に殺される悪夢のようなビジョンを見てしまう。
それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを助けることを決意。
未来が見えるという不思議な力を使い何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる…。
男の目的は一体?なぜ執拗に少女たちを追うのか?
やがて明らかになる、少女たちの“使命”とキャシーの能力の秘密。
少女たちを守る先に、彼女が救うことになる“未来”の正体とは――?

出典:『マダム・ウェブ』オフィシャルサイト


物語は2003年のニューヨークを舞台に、救急救命士として働くキャシー・ウェブ(ダコタ・ジョンソン)。
彼女はある日、交通事故の未来を予知し、その通りに現実が展開することで、自身が未来を見る能力を持っていることを知る。
この出来事は彼女の平穏な日常を一変させ、未知の運命へと彼女を導く。


キャシーのもとには、エゼキエル・シムズ(タハール・ラヒム)に追われる三人の少女、ジュリア・コーンウォール(シドニー・スウィーニー)、アーニャ・コラソン(イザベラ・メルセド)、マティ・フランクリン(セレステ・オコナー)が現れる。
彼女たちはそれぞれ特別な理由からエゼキエルに追われており、キャシーは彼女たちを保護することになる。
キャシーは自分の予知能力と少女たちの秘密を探る中で、彼女たちとの奇妙な縁を感じ始める。


物語はさらに展開し、キャシーと少女たちはエゼキエルの追跡から逃れるため、協力して行動を開始。
キャシーは予知能力を使って複数回の危機から彼女たちを救うが、エゼキエルの執念深い追跡は止まらない。
彼女たちはニューヨークの様々な場所を逃走しながら、エゼキエルの動機とキャシーの予知能力の源泉を探り、この過程でキャシーは自身の過去と母コンスタンス・ウェブとエゼキエルとの複雑な関係に気づき始める​​。


キャシーと少女たちはエゼキエルと直接対峙し、エゼキエルの真の目的と彼らが追われた理由が明らかになり、キャシーは自分の運命と母の過去を完全に受け入れる。彼
女は最終的にエゼキエルを倒し、少女たちと共に新たな人生を歩む決意を固め、彼女の予知能力と過去の秘密が解き明かされ、キャシーは自らをマダム・ウェブとして新たな未来へと導く使命を受け入れる。

マーベル・コミックスのキャラクター、マダム・ウェブを主役に描くミステリーサスペンスです。

原作コミックでは未来予知の能力でスパイダーマンを救う役割を担い、知性を武器にする点でもほかのヒーローとは一線を画するキャラクターとして知られるマダム・ウェブの若かりし頃の物語を描いています。

主人公キャシー・ウェブ/マダム・ウェブ役は「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」「サスペリア」のダコタ・ジョンソン。

キャシーが未来を救おうとする3人の少女を、「リアリティ」のシドニー・スウィーニー、「ゴーストバスターズ アフターライフ」のセレステ・オコナー、「トランスフォーマー 最後の騎士王」のイザベラ・メルセドがそれぞれ演じています。

監督はテレシリーズ「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」などを手がけてきたS・J・クラークソンです。

当ブログでは、『マダム・ウェブ』の気になる謎を徹底考察・解説していますので、観賞後のヒントになれば嬉しいです。

ニャンコ
ニャンコ
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【ネタバレあり】映画『マダム・ウェブ』のネタバレ一覧

ネタバレ①:マダム・ウェブの能力

出典:『マダム・ウェブ』オフィシャルサイト

マダム・ウェブの能力は、”未来予知とアストラル体によるマルチバースへの同時接触”です。

とは言っても最初は完成された能力ではなく、少し先の未来を予知するレベルでした。

しかしラストシーンでは、アストラル体として幽体離脱し、複数の世界を同時に行き来することが出来るようになり、まさに複数の世界線であるマルチバースに接触出来る能力に覚醒します。

とはいえ、マダムウェブ自体は戦闘力を持ち合わせていないため、あくまでサポート役といった感じですね。

しかしマルチバースに接触出来る能力というのは、破格の能力であることは間違いありません。

と言うのも、”未来予知=マルチバースの分岐を取捨選択できる”ということなんですよね。

ニャンコ
ニャンコ
これってすごいことだよね!

マダムウェブ自体に戦闘能力はありませんが、未来予知を駆使することで他のヒーローと協力し、マルチバースの世界をコントロールすることも夢ではありません。

ネタバレ②:少女3人の能力と成長

出典:『マダム・ウェブ』オフィシャルサイト

本作には、後のスパイダーウーマンとして活躍する少女3人が登場します。

①ジュリア・コーンウォール(シドニー・スウィーニー)

・電気を帯びたウェブを発射

・白と黒が配色されたスパイダースーツを着用

 

②アーニャ・コラソン(イザベラ・メルセド)

・ブーメランのように手元に戻ってくるウェブを発射

・白と緑が配色されたスパイダー2つを着用

 

③マティ・フランクリン(セレステ・オコナー)

・自由に操ることが出来る4本のアームを操る

・青と赤が配色されたスパイダースーツを着用

本作ではまだ能力が覚醒していない少女3人ですが、おそらく続編では能力が覚醒したスパイダーウーマンとしてマダムウェブやスパイダーマン(ピーター・パーカー)と共闘してく姿が予想されますね。

ネタバレ③:原作マーベルコミックスのマダム・ウェブ

原作コミックでマダムウェブは、カサンドラという名前であり、盲目で重症筋無力症を患いながらも透視や予知能力を持つ老女、として描かれています。

蜘蛛の巣に似た生命装置に繋がれている設定もポイントですね。

しかし本作のマダムウェブは、30代の女性であり、また身体も自由自在に動かすことが出来ます。

ニャンコ
ニャンコ
まあラストシーンで視力を失って盲目になってしまうけどね

このあたりの設定は、”本作がマダムウェブの若かりし頃を描いている”からだと考えられます。

というのも、本作ではマダムウェブの同僚としてベンという名前の男性が登場するんですよね。

これは明らかにスパイダーマンであるピーターの叔父であるベンを指していると考えられます。

そうなると、”本作で産まれてきた赤ん坊はピーターである可能性が高い”んです。

これは成長したピーターとマダムウェブが共闘する映画を制作する伏線なんじゃないかと考えられます。

またその時は、本作に登場した少女3人もスパイダーウーマンとして成長しているはずなので、ピーターやマダムウェブとの共闘も十分考えられます。

これは今から公開が楽しみですね〜。

ネタバレ④:エゼキエル・シムズの目的

出典:『マダム・ウェブ』オフィシャルサイト

本作のヴィランであるエゼキエル・シムズの目的は、”未来の自分を殺す存在であるスパイダーウーマン3人を殺すこと”です。

その3人とは、ジュリア・コーンウォール、マティ・フランクリン、アーニャ・コラソンの少女3人のことですね。

少女3人は現代世界においては大いなる力を備えてはおりませんが、未来の世界においてはそれぞれがスパイダーウーマンとして悪を成敗しており、3人が協力してエゼキエル・シムズを殺しにきます。

エゼキエル・シムズもマダムウェブまでとはいきませんが、未来予知が出来るので自分が死ぬ未来を予知しているんですよね。

そのため、「今のうちに危険な存在を殺しておこう」と考え、あの手この手を駆使して少女3人を殺そうとしているわけです。

ネタバレ⑤:神秘的な蜘蛛の毒

マダムウェブが未来予知の能力を備えているのは、”母コンスタンスがアマゾンで神秘的な毒を持つ蜘蛛に噛まれた”からです。

この毒が胎児であったマダムウェブにも伝わり、本来は筋無力症で産まれてくるはずだった身体を健康体かつ未来予知が出来るようになったわけですね。

原作コミックでマダムウェブは、筋無力症でしたが、本作では母コンスタンスが自らの手でマダムウェブの未来を変えたということになります。

この神秘的な毒を持つ蜘蛛に噛まれた人物は、ラス・アラニャスと呼ばれています。

ラス・アラニャスとは、スペイン語で「蜘蛛」という意味があり、ラス・アラニャスの人々は蜘蛛から特別な力を手に入れているものと考えられます。

またラス・アラニャスの部族長であるサンティアゴという人物は特別な力を持っており、マダムウェブの身体から霊体を弾き出すことが出来ます。

この霊体はアストラル体と呼ばれており、『ドクター・ストレンジ』(2016)や『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)、そして『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)でもドクター・ストレンジやエンシェント・ワンが同じようにアストラル体を身体から弾き出していました。

この神秘的な毒を持つ蜘蛛の存在は、これからのMCUにとっても重要な存在になることは間違いないでしょう。

ネタバレ⑥:ラストシーンについて

出典:『マダム・ウェブ』オフィシャルサイト

ラストシーンは、マダムウェブの能力覚醒シーンが見所でしたね。

というにも、少女3人が危機に陥り、エゼキエル・シムズから「全員を助けることは出来ない」と言われ、マダムウェブが窮地に陥るのですが、このシーンでスパイダーマンが闇堕ちしてしまうセリフなんですよね。

しかしマダムウェブはここで能力を完全覚醒し、アストラル体を分身させ、マルチバースに同時接続し、少女3人を同時に助けるのです。

ヴィランであるエゼキエル・シムズは、マダムウェブが未来予知したペプシコーラの看板に潰されて死亡しました。

てっきり少女3人に殺されるかと思いきや、まさかのマダムウェブによって殺されるとは・・・未来は変えられる、ということを表しているのでしょうか?

またエゼキエル・シムズが潰される看板は、ペプシコーラの頭文字である「P」であり、これは後のスパイダーマンであるピーターの頭文字であると考えられます。

ニャンコ
ニャンコ
こういう細かい演出はすごいと思う!

またマダムウェブは爆発の落下で海に転落してしまい、その結果として視力を失い、車椅子生活を強いられることになります。

このあたりは、原作コミックのマダムウェブの設定を活かしているんでしょうね。

これは確実に次回作への伏線であると断言できます。

またマダムウェブの同僚ベンに甥っ子が産まれますが、この人物こそ後のスパイダーマンであるピーター・パーカーです。

本作は2003年を舞台にしていますが、ソニーは2025年にスパイダーマンの新作映画を公開予定です。

そうすると22歳のピーターがスパイダーマンとして活躍し、更にマダムウェブとスパイダーウーマン3人が共闘する、という激アツな展開が待ち構えていることが想定されます。

ラストシーンではマダムウェブの未来予知として、少女3人がスパイダーウーマンとして活躍する未来が描かれていましたが、この姿こそがピーターと共闘しているシーンなのかもしれませんね。

映画『マダム・ウェブ』の感想

出典:『マダム・ウェブ』オフィシャルサイト

てっきりアクション映画なのかと思っていましたが、サスペンス映画寄りでしたね。

このあたりは好みが分かれるのではないでしょうか?

クロネコ
クロネコ
個人的には、アクション映画を期待していたんだけどな〜

マダムウェブを含め、少女3人も能力が覚醒していないため、敵からひたすら逃げるしか方法がないんですよね。

もちろん仕方がないことだとは思うのですが、せめて終盤では能力に覚醒したマダムウェブや少女たちが力を合わせ、エゼキエル・シムズに立ち向かうシーンがあっても良かったのにな〜、と素直に感じてしまいました。

とはいえ、面白くなかったというわけではなく、未来予知を繰り返しながら一歩ずつ前に進む姿は、とても良かったです。

また後のスパイダーマンであるピーター・パーカーの存在も匂わせており、これは2025年に公開を予定している『スパイダーマン』がますます楽しみになってしまいましたね。

その時には成長したマダムウェブと少女3人が集結するはずなので、これは続編に期待するしかないですね。

まとめ

出典:『マダム・ウェブ』オフィシャルサイト

MCUも新しいジャンルを開拓してきたな、と思える映画でした。

アクションシーンが少ないので、期待していると肩透かしをくらってしまいますが、初めからサスペンス映画だと思えば、普通に面白いと思います。

完全に続編を意識して制作されている映画ですので、続編含めて最終的な評価をしたいところですね〜。

ニャンコ
ニャンコ
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最後まで読んでくれてありがとうございました。