こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』が好きになると思いますよ♪
映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』のあらすじ
冴羽獠は裏社会ナンバーワンの実力を持つ始末屋スイーパー“シティーハンター”。
新宿を拠点にパートナーの槇村香と様々な依頼を受けている。
新たな依頼人は動画制作者・アンジー。その依頼は…何と逃げた猫探し!
獠はアンジーの美貌に、香は高額の報酬に胸を躍らせる。
警視庁の野上冴子は海坊主と美樹の協力を得てバイオ企業ゾルティック社の発明について捜査する。それは謎の組織の依頼で作られた戦場の兵士を超人化する闇のテクノロジーで、かつて獠を蝕み、パートナー槇村秀幸を死に追いやった「エンジェルダスト」の最新型だった。
猫探しに奔走する中、アンジーの命が狙われる。
依頼の真意を語ろうとしないアンジーは動画に映る獠を見つめ、ひとり呟く。
「これがあなたの『最高傑作』なのですか?」
「エンジェルダスト」を求めて現れる暗殺者たち。
壮絶な戦いに巻き込まれていく獠たちを遠く見つめる男。
それは獠の育ての親・海原神――
海原がその銃口を定める時、宿命の対決が始まる!
・劇場版シティーハンターの続編
・懐かしのキャラクターが現代の新宿を駆け巡る喜び
・大迫力のアクションやカーチェイスは見事
・ラストシーンはちょっと微妙
1985年、『週刊少年ジャンプ』にて北条司が連載を開始した『シティーハンター』。
単行本の累計発行部数は5,000万部を超え、TVアニメシリーズから約20年ぶりの復活となった2019年公開の『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』は観客動員100万人を超える大ヒットを記録し、待望の劇場版アニメ最新作が2023年9月8日に公開されました。
制作はアニメシリーズを歴任してきたサンライズに加え、映画『すずめの戸締まり』の制作にも携わったアンサー・スタジオを迎えた強力タッグです。
前作に引き続き、TVシリーズ初代監督・こだま兼嗣が総監督としてスタッフ陣を牽引していく。脚本は初参加のむとうやすゆき(『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』脚本、『東京リベンジャーズ』シリーズ構成)が務めています。
声優陣は冴羽獠役の神谷明、槇村香役の伊倉一恵を筆頭にオリジナルキャストが再集結!
さらに、依頼人・アンジー役はフランス版実写映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』で香の吹き替えを担当した沢城みゆき、獠を狙う組織の傭兵・ピラルクー役に関智一、その相棒・エスパーダ役に木村昴、獠の過去を知る男・海原神役は堀内賢雄が演じています。
そして、エンディングテーマに欠かせない『Get Wild』に加え、TM NETWORKが本作のために書き下ろした新曲『Whatever Comes』がオープニングテーマとなっており、『シティーハンター』の最終章をより鮮やかに彩っています。
当ブログでは、『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の気になる謎を徹底考察・解説していますので、観賞後のヒントになれば嬉しいです。
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【ネタバレあり】映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』のネタバレ一覧
ネタバレ①:シティーハンターについて
シティーハンターは、”漫画家の北条司の漫画作品であり、1985年から1991年まで週刊少年ジャンプ誌で連載された名作漫画”です。
裏社会No1スナイパーである主人公の冴羽獠が、新宿の繁華街を舞台に様々な事件を解決していく姿を描いています。
冴羽獠は冷徹でクールな性格を持ちつつも、美しい女性には目がなく、彼女たちに手を出してはトラブルに巻き込まれる、槇村香の鉄槌をくらうなどシリアスとコミカルな要素もかけ合わさった作風です。
また漫画だけでなく、アニメ化もされ、1987年から1991年にかけて放送され、アニメでは声優による演技が加えられ、キャラクターたちの個性がより魅力的に描かれました。
同時に劇場版アニメも制作されており、近年ですと『劇場版シティーハンター/新宿プライベート・アイズ」が公開され、大ヒットを記録しました。
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ネタバレ②:エンジェルダストとは何か?
エンジェルダストとは、”ゾルティック社が製造したナノマシンテクノロジー”です。
人間の身体能力を限界以上に向上させ、また恐怖や痛みといった概念すら忘れさせてしまいます。
そのため「死を恐れない究極の兵士」を作り上げることが出来、もしエンジェルダストが世界中に拡まってしまうと、恐ろしいことになってしまうのです。
しかし副反応もあり、強力なエンジェルダストを打ち込まれた人間は死に至ってしまいます。
特に強力な初期型のエンジェルダストは、頭文字をとってアダムと呼ばれており、そのアダムの副反応に唯一耐えて生存した人物こそが冴羽獠です。
本作の冒頭シーンでキャッツアイが盗み出そうとした代物がアダムですね。
本作は、このアダムを巡ってストーリーが構築されています。
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ネタバレ③:アンジーの目的
アンジーの目的は、”海原の最高傑作である冴羽獠を殺し、自らがNo1であることを証明すること”です。
アンジーは、実の親を紛争で海原に殺されておりますが、育ててくれた海原のことを実の父親のように慕っております。
きっと海原に父親の影を重ねているんでしょうね。
アンジーの中には、「父親に愛されたい」という強い欲求があったのです。
しかしある日アンジーは、海原が冴羽獠を親しげに見つめ、そして肩を組んでいる写真を見つけてしまいます。
自分には向けたことのない海原の視線や表情に気がついてしまったアンジーは、海原の最高傑作である冴羽獠を殺すことで、自らが冴羽獠のポジションとなり、海原からより愛されたいと考えたわけです。
だからこそアンジーは、「猫を探しに来た」という嘘をついてシティーハンターである冴羽獠に接触してきたのです。
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ネタバレ④:海原神(メイヨール)について
海原神(メイヨール)とは、”ユニオンテオーぺの首領であり、獠やアンジーの育ての親”です。
ちなみにユニオンテオーぺとは、南米を中心に活動している麻薬組織です。
ゲリラ時代、獠を裏切ってエンジェルダストを打ち、洗脳した獠を独断で戦場に送り、当時海坊主が所属していた一部隊を全滅させる、といった残忍さを持ち合わせています。
しかしその陰惨な殺害の仕方に恐れをなした上層部により、ゲリラ組織を追放されてしまい、結果としてユニオンテオーぺを結成しました。
類い稀なる戦闘能力、射撃能力、人心掌握術を持ち合わせおり、ピラルクーやエスパーダ、アンジーらが所属するウェットワークスと呼ばれる暗殺チームを率いており、彼らからはメイヨール(長老)として崇められている存在です。
特にアンジーは海原を崇拝しており、海原の最高傑作である冴羽獠を倒そうとしたほどです。
部下を捨て駒のように扱う素振りも見せながらも、アンジーの墓参りをするなど思考が読めない男です。
原作では冴羽獠と死闘のうえ敗れておりますが、映画版ではどうなるのか・・・今から楽しみです。
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ネタバレ⑤:海原はなぜエンジェルダストを捨てたのか?
海原がエンジェルダストを海に捨てた理由は、”アンジーと冴羽獠が自身にとっての最高傑作であると確信したから”です。
アンジーはエンジェルダストの力で冴羽獠を追い詰めました。
そして冴羽獠は、そんなアンジーに引導を渡し、不本意ながらも命を奪いました。
海原の最高傑作である冴羽獠を追い詰めたアンジー、そしてそのアンジーを倒した冴羽獠、つまり”海原にとっての最高傑作は、アンジーと冴羽獠以外は考えられない”ということです。
きっと海原は、”誰かにエンジェルダストを投与しても、アンジーや冴羽獠を超える最高傑作を生み出すことは出来ない”と確信したため、エンジェルダストを海に捨てたんでしょうね。
ネタバレ⑥:ラストシーン
ラストシーンは、海原がアンジーの墓参りに訪れ、それを冴羽獠が「この場から立ち去れ!」と威嚇し、海原が立ち去るシーンで幕を閉じます。
そしてここで流れる曲が「Get Wild」なんですよね。
またエンドロールの映像もアニメ初期を思わせる構成に仕上がっており、ファンへの強い愛を感じました。
海原と冴羽獠の戦いはこれからも続いていきますので、続編が非常に楽しみです。
ネタバレ⑦:続編について
本作の次回作については、現段階では公式発表はありませんが必ず続編が制作されるはずです。
続編は、海原vs冴羽獠の頂上決戦になるんでしょうね。
原作では冴羽獠が勝利しておりますが、映画ではどのように描かれるのでしょうか?
今から非常に楽しみです。
映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』の感想
原作ファンを大切にしながらも、新規ファンにも楽しんでもらえるよう制作されたアニメ映画です。
シティーハンター独特のコメディとシリアスな場面を緩急をつけて描いており、非常にテンポ良く楽しめました。
また使用されている楽曲もアニメを彷彿させるものばかりであり、原作やアニメファンにとっては非常に嬉しい演出が施されています。
ストーリー自体はやや単調ではありますが、大迫力のアクションやカーチェイス、またキャッツアイやルパンといったアニメキャラクターまで登場し、軽いお祭り騒ぎのような内容に仕上がっているのも良いですね。
新キャラクターであるアンジーも非常に特徴が良く描かれており、魅力的なキャラクターでした。
個人的には、アンジーと冴羽獠が協力して海原を倒すのかと思っていましたが、まさかの海原は一切戦わないという展開でしたね。
ちょっとこれは残念でした。
というのも、シティーハンターはエンディングに入る際、大抵は冴羽獠のセリフと共に名曲「Get Wild」が流れるのですが、本作だと海原のセリフの後に流れるんですよね。
そのため多くの観客が「えっ?冴羽獠じゃないの!?」と思ってしまったはずです。
海原のセリフで映画を締めてしまったため、ラストシーンが中途半端になってしまったような印象を受けました。
その補完のためなのか、エンドロール後の映像で冴羽獠が「俺は死なない」と言うのですが、このセリフの後に「Get Wild」を流したほうが良かったんじゃないでしょうか?
終盤まで目立った動きがない海原が映画を締めてしまったため、ちょっともったいないと率直に感じてしまいました。
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まとめ
全体的に非常にまとまりが良く、満足のいく映画です。
原作ファンだけではなく、新しいファンの人にも楽しんでもらえる内容に仕上がっています。
新宿などの街並みも非常に作り込まれており、本当にシティーハンターの世界が存在しているかのような気持ちになります。
続編は必ず制作されるはずですので、今から本当に楽しみです。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。