こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『アバター』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『アバター』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『アバター』が好きになると思いますよ♪
映画『アバター』のあらすじ
22世紀、希少鉱物を求めた人類は地球から遠く離れたパンドラで〈アバター・プロジェクト〉に着手していた。“ナヴィ”と呼ばれるこの星の種族と人間のDNAを組み合わせた肉体〈アバター〉を操作員の意識で操ることで、人に有毒な大気の問題をクリアし、莫大な利益をもたらす鉱物を採掘する。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、〈アバター〉を得て体の自由を取り戻す。パンドラの地に降り立ち、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちるジェイク。しかし彼はパンドラの生命を脅かす任務に疑問を抱き、この星の運命を決する選択を強いられていく……。
・世界最高の興行収入歴代1位の超大作
・アバターシリーズ4作品の記念すべき第1作目
・圧倒的映像美と音楽で映画の世界に没入出来る
・続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、2022年12月16日公開予定
「ターミネーター」、「ターミネーター2」、「エイリアン2」、「タイタニック」と世界的に有名な大ヒット映画を世に送り出しているジェームズ・キャメロン監督の映画です。
2009年に公開され、それまでの映像界の常識を一変させるほど革命的な映画として知られています。
ジェームズ・キャメロン監督自身の「タイタニック」、そして『アベンジャーズ/エンドゲーム」をも上回る全世界歴代興行収入1位に君臨している超大作でもあります。
そんな『アバター』ですが、最新である第2作目『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、2022年12月16日に日米同時公開されました。
【ネタバレ】『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』考察【キリの正体・エイワとの関係について】
最新作公開に伴い、前作『アバター』の再上映を希望する声が全世界で殺到し、2022年9月23日〜10月6日までの2週間期間限定で再上映されることになったほどの話題作です。
世間を賑わせている『アバター』ですが、その見所は何と言っても圧倒的映像美でしょう。
神秘の星パンドラが舞台になるのですが、パンドラの雄大な自然、生息する動物たちの姿をまるで本当にそこに存在しているかのような、圧倒的かつ究極の映像体験へと誘ってくれます。
そんな究極の映像体験は、社会現象にもなったほどです。
しかし『アバター』は、専門用語も多く、またストーリーも難解なため、一度映画を観ただけでは理解し切れない場合がほとんどです。
当ブログでは、『アバター』の気になる謎を徹底考察・解説していますので、映画観賞後のヒントになると同時に、次回作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』への予習として活用していただけると嬉しいです。
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【アバター】登場人物一覧
本作には、魅力的なキャラクターが数多く登場します。
次回作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に登場するキャラクターもおりますので、一覧で整理しておくとより映画の世界観を楽しむことが出来ます。
キャラクター名 | 特徴 |
ジェイク・サリー(人間) ジェイク・サリー(アバター) |
・亡くなった兄トミーに代わり、アバターを操縦
・元海兵隊員だったが、ベネズエラの戦争の際、脊髄を損傷し下半身付随になる ・アバターを通じて、パンドラの先住民ナヴィに接触、次第にパンドラの自然やアバターの生活を愛するようになる ・ナヴィのネイティリと恋に落ち、契りを結ぶ ・最後は、エイワの力を通じ、魂を人間からアバターに移す |
グレイス・オーガスティン(人間) グレイス・オーガスティン(アバター) |
・アバター計画を率いる植物学者
・自然破壊の進む地球に見切りをつけ、15年以上パンドラの生態研究をしている ・ナヴィの村に学校を開き、文化交流と英語教育を行なっていた ・クオリッチの放った銃弾で重傷を負い、命を落とすが魂はエイワの中に取り込まれた |
トゥルーディ・チャコン(人間) |
・元海兵隊員のヘリパイロット、アバター計画の輸送を担当する
・任務に実直であったが、クオリッチ大佐のやり方に反発し、ジェイクたちの共に戦う ・最後は、クオリッチ大佐が搭乗する戦闘機に撃墜され戦死 |
マイルズ・クオリッチ(人間) |
・元海兵隊の大佐で、RDA社の傭兵部隊を率いる
・ジェイクにスパイとして活動するよう指示 ・パンドラの生態系には一切関心を示さず、希少鉱石アンオブタニウムを手に入れるため、ナヴィを根絶やしにする ・最後は、ジェイクを追い詰めるが、ネイティリの放った矢に胸を貫かれて死亡 |
ネイティリ(ナヴィ) |
・オヤティカヤ族の長の娘
・ナヴィとしての生き方に誇りを持っている ・村に迷い込んだジェイクの世話を任される ・ジェイクの心の強さ、自然を愛する姿勢に惹かれ、愛し合うようになる ・長である父エイトゥカンがクオリッチ大佐の攻撃で殺された後、一族を率いて勇敢に立ち向かった ・父の仇であるクオリッチ大佐の胸を矢で貫き、復讐を果たす |
エイトゥカン(ナヴィ) |
・ネイティリの父親で、オヤティカヤ族の長
・最後は、クオリッチ大佐の攻撃で命を落とす |
モアト(ナヴィ) |
・ネイティリの母親で、エイワの神託を伝える巫女 |
ツーテイ(ナヴィ) |
・オヤンティカヤ族の若き戦士
・ネイティリの婚約者で、次期族長候補 ・地球人への敵対心が強く、当初はジェイクのことも認めていたなかった ・ジェイクがトゥルーク・マクトとなったことで実力を認め、共闘するようになる ・最後は、敵をなぎ倒し奮戦した果てに戦死 |
【ネタバレあり】映画『アバター』のネタバレ一覧
ネタバレ①:アバターについて
出典:映画com
本作のタイトルにもなっているアバターとは、”人間とパンドラの先住民ナヴィ族のDNAを掛け合わせて造られた人造生命体”です。
人造生命体ではありますが、自我を持って生きているわけではなく、あくまで人間が外部機械的神経介入により動かすことが出来る存在、いわゆる操り人形です。
外見は、パンドラの先住民ナヴィ族と瓜二つですが、ナヴィ族からは”ドリーム・ウォーカー”と呼ばれています。
というのも、人間がアバターを操作している間は睡眠状態なんですよね。
そしてアバターが眠りにつくと、逆に操作している人間が目覚めることになります。
つまり”アバターを操作している間は寝ている=ドリーム・ウォーカー(夢の中を歩く人)”ということです。
そんなアバターですが、誰でも操作出来るというわけではなく、操作する人間とアバターの同調率が高くないと操作が出来ません。
また複数のアバターを操作することも出来ず、DNAが一致していない他人も操作が出来ません。
元々は、ジェイクの双子の兄トミーがアバターを操作するはずでしたが、不運な強盗事件に巻き込まれ亡くなってしまったため、DNAが一致するジェイクがアバターを操作することになります。
そしてアバターの姿になることで、違和感なくナヴィ族と馴染むことが出来るのです。
ネタバレ②:衛星パンドラ
出典:IMDb
本作の舞台は、”地球から約4.4光年も離れた衛星パンドラ”です。
アルファ・ケンタウリ系の惑星ポリフェマスの最大衛星です。
パンドラは、地球よりも重力が少なく、大気成分も異なっているため、人間は専用のフィルターマスクがないと「20秒で意識を失い、4分で死亡」してしまいます。
またパンドラには、ナヴィや危険な原住生物が多く生息しているため、人間が生活するには適さない環境です。
人間がパンドラに降り立った理由は、”非常に価値の高い希少鉱石アンオブタニウムを発掘するため”です。
希少鉱石アンオブタニウムを手に入れたい人間、パンドラの自然を守りたいナヴィが争う、というのが本作の主なストーリーです。
そんなパンドラですが、実際にモデルとなった場所があります。
それは、”世界遺産である中国の武陵源(ぶりょうげん)”です。
またパンドラの星自体のイメージは、1915年に南アフリカ共和国のユニオン天文台において天文学者ロバート・イネスによって発見された”プロキシマ・ケンタウリb”と呼ばれる惑星がモデルになっています。
実際に「プロキシマ・ケンタウリb」には、地球に良く似た点があり、地球外生命体が存在する可能性があるそうです。
もしかしたら、本当に『アバター』のような世界が広がっているのかもしれませんね♪
ネタバレ③:希少鉱石アンオブタニウム
人間とナヴィが争うきっかけになった希少鉱石アンオブタニウムは、”地球では1kgあたり2000万ドルで取引される超伝導物質”です。
強力な磁場を持っており、パンドラ内のハレルヤ・マウンテン(空に浮く山)やストーンアーチは、アンオブタニウムから生じる磁場が起因となっています。
アンオブタニウムを地球でどのように活用するかは明言されておりませんでしたが、十中八九軍事利用でしょう。
あれだけ強力な磁場を発生させるのですから、様々な兵器に活用出来そうです。
そんなアンオブタニウムですが、ナヴィ族が暮らす巨木の地下にアンオブタニウムの鉱脈が存在しており、人間はその鉱脈を狙っています。
そのため人間vsナヴィの争いが起きるのです。
ネタバレ④:資源開発会社RDA
出典:IMDb
資源開発会社RDAとは、”地球外に植民地を開拓し、希少な資源を発掘する大企業”のことです。
作業員だけではなく、軍人や科学者も配備しており、大規模な戦闘も行えるほどの軍事力も持ち合わせています。
そんなRDA社はパンドラに、”希少鉱石アンオブタニウムを発掘するため”にやってきました。
元々RDA社は、21世紀初頭にシリコン・バレーで2人の若者が自宅のガレージで立ち上げた小さな会社でしたが、急成長を遂げ世界最大の企業へとなりました。
そしてRDA社の中で最も危険な人物といえば、クオリッチ大佐です。
生粋の元海兵隊であり、パンドラの先住民ナヴィのことを単なる動物としか捉えておりません。
そのため希少鉱石アンオブタニウムの鉱脈を手に入れるため、ナヴィたちの住処である巨木を焼き尽くすといった暴挙に出ます。
ネタバレ⑤:ナヴィについて
出典:IMDb
ナヴィは、”エイワを崇拝する、パンドラの先住民”です。
身長は3メートル前後、青い縞模様の肌、骨格は炭素繊維、フィーラーと呼ばれる生体電流による情報交感能力、などが特徴です。
身体能力に長けており、主にナイフや弓などの原始的な武器を使用しています。
特にフィーラーを使い動物とリンクすることで、動物と心を通わす、仲間を呼び寄せたり交通手段として操ることが出来ます。
普段はナヴィ語を話しますが、一部のナヴィ族は科学者のグレイスから学校で英語を習っていたため、英語を話すことが出来ます。
様々な種族がおり、ネイティリたちのオマティカヤ族、騎馬部族、イクラン部族などがおります。
ネタバレ⑥:ジェイクの目的
出典:IMDb
ジェイクの目的は、”下半身付随をRDA社からの報酬で治療すること”です。
元海兵隊でしたが、ベネズエラでの戦争の際、脊髄を損傷してしまったため下半身付随となってしまいました。
下半身付随を治療しようにも、軍人年金のみでしか治療を行うことが出来ないため、車椅子生活を余儀なくされています。
そんな時、双子の兄トミーが亡くなり、トミーの代わりとしてDNAが一致しているジェイクに白羽の矢が立ちました。
そしてRDA社が高額な下半身付随治療費を負担することを条件に、パンドラへ向かうことになるのです。
パンドラ到着後は、アバターを操作してナヴィに取り入り、上手くナヴィを希少鉱石アンオブタニウムの鉱脈から立ち退かせることをミッションとしていましたが、ナヴィのネイティリと接することで、パンドラの自然、エイワ、アバターとしての生活を愛するようになります。
そして何よりネイティリと恋に落ち、RDA社の実力行使に違和感を抱え、ナヴィと反撃に出ることになるのです。
ラストシーンでは、エイワの力で魂を人間からアバターに移し、アバターとして生きていく道を選びます。
ネタバレ⑦:グレイス博士の目的
出典:IMDb
植物学社であるグレイス博士の目的は、”神経繊維ネットワーク「エイワ」の解析”です。
アバターの開発者でもある優秀な科学者であり、実力行使を行うRDA社の上層部とはいつも対立しています。
ナヴィと平和的解決を望んでいますが、なかなか上手くいっておりません。
そんなグレイス博士ですが、本作終盤では銃弾によって瀕死の重傷を負ってしまいます。
エイワの力で命を救おうとしますが、既に命の灯火は消えていたため亡くなってしまいます。
しかし魂は、エイワの中で生き続けているのです。
ネタバレ⑧:マイルズ・クオリッチ大佐の目的
出典:IMDb
クオリッチ大佐の目的は、”希少鉱石アンオブタニウム発掘のため、邪魔となるナヴィを一掃すること”です。
ある意味、最もRDA社の指示に忠実な人間でしょう。
ナヴィを単なる動物として捉えており、命や住処を奪うことに一切のためらいや慈悲はありません。
元海兵隊であり、パンドラに到着したばかりのジェイクにスパイをさせた張本人でもあります。
そんなクオリッチ大佐ですが、部下の面倒見は非常に良く、約束は必ず守る性格なため、部下からの信頼は非常に暑いです。
しかし生粋の軍人であり、人間至上主義的な思考の持ち主なため、パンドラの先住民ナヴィや生き物たちの生活には一切理解を示さない人物でもあります。
最終的には、ジェイクをあと一歩まで追い詰めますが、ネスティリの放った矢に胸を貫かれ死亡しました。
ネタバレ⑨:ナヴィの聖地エイワ
出典:IMDb
エイワとは、”パンドラの星全体に張り巡らせた植物による神経繊維ネットワーク”のことです。
パンドラに生息する全ての生命体がエイワと繋がっており、ナヴィにとってはパンドラの女神的な存在でもあります。
ナヴィは、魂の木にフィーラーを繋げることでエイワにアクセスしております。
またエイワを通じて、魂を人間の肉体からアバターの肉体へと移し替えることも出来るのです。
ネタバレ⑩:トゥルーク・マクト
出典:IMDb
トゥルーク・マクトとは、”巨大なグレート・レオノプテリックス(=トゥルーク)を従えた、伝説的なナヴィ”のことです。
かついてトゥルーク・マクトは、バラバラに分かれていた部族を1つにまとめ上げたという伝説が残っています。
しかし歴史上トゥルーク・マクトは、ネイティリの先祖を含めて僅か5人しかおらず、もはや伝説として語り継がれる存在になっています。
本作では、ナヴィの信用を取り戻すためにジェイクがトゥルーク・マクトとなり、ナヴィを1つにまとめ上げます。
ネタバレ⑪:ラストシーン
出典:IMDb
クオリッチ大佐率いるRDA社の猛攻を前に、絶体絶命のピンチに陥ったジェイクとナヴィたちですが、そこに救世主が現れます。
その救世主とは、”エイワの導きによって救援に現れたパンドラの生物たち”です。
空を覆い尽くすほどのイクラン、大地を揺るがし突進するアングツィク、俊敏な動きで翻弄するパルルカンなど、パンドラを代表する生物たちが救援に現れます。
それは、”エイワがパンドラを守る選択を行った”ためです。
通常であれば、エイワは戦いには関与しないのですが、今回ばかりはパンドラの生存自体が関わってくるので、流石にパンドラを守る選択をしたのでしょう。
そしてエイワとパンドラの生物たちの助力もあり、ナヴィたちは人間に勝利します。
その後、人間としてではなくアバターとして生きていくことを選択したジェイクは、エイワを通じて魂を人間からアバターに移すことになるのです。
映画『アバター』の感想
出典:IMDb
圧倒的映像美と音楽のおかげで、映画の世界に没入することが出来ます。
まさに究極の映像体験といったところです。
また本作は、現代社会に向けて強烈なメッセージを投げかけています。
そのメッセージとは、”人類による自然破壊の危うさ”です。
本作では、パンドラの雄大な自然を私欲のため破壊する人類は「悪」として描かれています。
人類は、希少鉱石アンオブタニウムを手に入れるために先住民ナヴィを攻撃し、パンドラの資源そのものを根こそぎ奪おうとしています。
そんな人類に対抗するためにナヴィが立ち上がるのですが、これは「戦争」や「植民地支配」、「環境破壊」など人類が持つ残虐性を描いています。
実際に本作の地球は、既に瀕死の状態として語られています。
科学力・医療技術は発展していますが、人類が自然破壊を繰り返したことにより、人が住むにはあまり適さない環境になってしまっているのでしょう。
これは、現代社会にも通じるものがあります。
本作は、映像美や音楽などに目が行きがちですが、監督が伝えようとしている「人類は、未来に向けてどのような選択をするべきなのか?」というメッセージを意識すると、より一層本作のことが好きになると思います。
【ネタバレ】『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』考察【キリの正体・エイワとの関係について】
まとめ
次回作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の公開も決まり、再び注目を浴びている『アバター』。
少しばかりストーリーが複雑ですので、次回作の予習の意味も込めて、当ブログで気になる謎を解決してもらえたら嬉しいです。
【ネタバレ】『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』考察【キリの正体・エイワとの関係について】
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最後まで読んでくれてありがとうございました。