こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『トップガン』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『トップガン』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『トップガン』が好きになると思いますよ♪
映画『トップガン』のあらすじ
アメリカ海軍に所属する上位1パーセントのエリートパイロット=「トップガン」。
その仲間入りを果たしたマーベリックとグースは厳しい訓練を受けることに。
女性教官チャーリーとの恋やライバルのアイスマンとの激突、そして訓練中の事故によるグースの死を経て、成長していくマーベリックは、やがて敵ミグ戦闘機との実戦に出撃する。
・最高にクールで格好良い青春映画の傑作
・若かりしトムクルーズが最高に格好良い
・音楽も最高にクール
・最新作『トップガン マーヴェリック』の前日談
トム・クルーズを一躍ハリウッドスターにのし上げた不動の名作。
1986年公開ですが、時代を感じさせないほど最高にクールで格好良い映画です。
最新作『トップガン マーヴェリック』をより楽しむためにも、前作のおさらいをしておくとより映画が楽しめると思います。
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【ネタバレあり】映画『トップガン』のネタバレ一覧
ネタバレ①:タイトルの意味
出典:IMDb
本作のタイトルである『トップガン』には、いったいどういう意味があるのでしょうか。
『トップガン』の意味は、”アメリカ海軍戦闘兵器学校”のことです。
アメリカ本土にいるエリート中のエリート1%が集まった、まさにエリートパイロットを育成するための専門学校のことです。
マーヴェリックと相棒であるグースは、その腕前を見込まれトップガンに送り込まれることになります。
しかしマーヴェリックたちがトップガンに送り込まれる理由は、それだけではありません。
それは、”成績優秀だったクーガーが心的ストレスによりパイロットを辞めた”ことも起因しています。
優秀なパイロットであるクーガーがパイロットを辞めてしまった理由、それは”ミグに襲撃されたことにより、恐怖で戦闘機に乗れなくなったから”です。
No1のパイロットであったクーガーが辞退したことにより、マーヴェリックたちがトップガンに送り込まれることになったわけです。
つまり本来は、”マーヴェリック達ではなくクーガーがトップガンに送り込まれるはずだった”んですよね。
しかし本作のラストでマーヴェリックは、相棒グースの死を乗り越え、見事ミグを撃退しています。
そう考えると、マーヴェリックこそ真のNo1パイロットなのだと確信出来ますね。
ネタバレ②:ミグとは
出典:IMDb
本作で何度も登場する単語であるミグ。
しかし本作中では、明確な説明がされないままストーリーが進んでいきます。
ミグとは、”ロシア(旧ソ連)が開発した架空の最新鋭戦闘機”のことです。
しかし本作中では、明確にロシア(旧ソ連)の戦闘機とは明言されておりませんので、あくまでニャンコの個人的な考察となります。
しかし実際にロシアには、「ロシア航空機製作会社MiG(ミグ)」が存在しているため、本作に登場したミグはほぼ間違いなくロシア(旧ソ連)の戦闘機と断言しても良いでしょう。
ちなみにMiG(ミグ)の名前の由来ですが、戦闘機を開発したミコヤン(A.I.Mikoyan)とグレビッチ(M.I.Gurevich)の頭文字が由来となっています。
ネタバレ③:マーヴェリックの名前の由来
出典:IMDb
本作の主人公であるマーヴェリックですが、その名前の由来はコールサインだということをご存知でしょうか?
ちなみにマーヴェリックの本名は、ピート・ミッチェルです。
マーヴェリック(Maverick)は英語で”「焼印の押されていない仔牛」を意味しており、転じて「群れから離れた者」、「孤独を好む者」、「一匹狼」”を表しています。
そのためマーヴェリックのコールサインの意味は、”一匹狼”となります。
そしてマーヴェリックの相棒であるグースもコールサインです。
ちなみにグースの本名は、ニック・ブラッドショウです。
グースのコールサインの意味は、”愚か者”という意味です。
グースは過去に飛行機のエンジントラブルに遭遇した際、誤って壊れていないエンジンではなく、壊れているエンジンを起動させてしまいました。
その結果として、飛行機は水中に落下して大破損してしまったわけです。
このような大失敗を犯してしまったため、グース(愚か者)というコールサインが付いてしまったわけです。
ネタバレ④:マーヴェリックの父親の秘密
マーヴェリックの父親は、天才的パイロットでした。
しかし父親の死は機密事項として扱われており、死の真相をマーヴェリックは知りません。
そんなマーヴェリックの父親の死の真相を知っている人物が、トップガンの鬼教官であるヴァイパーです。
ヴァイパーとマーヴェリックの父親デューク・ミッチェルは戦友でした。
そんなヴァイパーが語ってくれた父親の死の真相は、マーヴェリックの心を強く刺激するものでした。
父親デューク・ミッチェルの死の真相は、”味方を救うために敵機の攻撃を受けて死亡したが、軍事境界線を超えた交戦であったため、国家機密扱いにされた”というものです。
軍事境界線に沿って非武装地帯が設けられるため、軍事境界線を超えた=非武装地帯で戦闘をしたとなると国際問題に発展してしまうわけです。
そのため国際問題になることを恐れた政府の上層部がマーヴェリックの父親の死を国家機密にしたということですね。
そんな国家機密を父親の戦友であり、トップガンの教官であるヴァイパーから聞かされたマーヴェリック。
味方を守るために自らを犠牲にした父親の話を聞いて、マーヴェリックの心に変化があったのは間違いありません。
ネタバレ⑤:グースの死が意味するもの
出典:IMDb
マーヴェリックの相棒であるグースは、訓練中にジェット後流が発生し機体が制御不能になる不慮の事故で亡くなってしまいます。
事故調査委員会による調査の結果、マーヴェリックに過失はないと判決が下ります。
しかし相棒グースの死は、マーヴェリックに多大なる影響を与えました。
今までマーヴェリックは、自分の能力に絶大な自信を持っており、周囲とも群れない一匹狼でした。
しかしグースを事故で死なせてしまったことにより、自責の念に駆られ自信を失ってしまい、かつての操縦は出来なくなってしまいます。
また恋人のチャーリーからも失望され、失意のどん底に落ちてしまうのです。
そんなマーヴェリックを救ったのは、他ならぬグースと父親でした。
グースは自らを犠牲にしてマーヴェリックを救いました。
そしてマーヴェリックの父親も仲間を救うために自らの命を犠牲にしました。
つまりグースとマーヴェリックの父親の行動は、”自らを犠牲にして仲間を救う英雄的行為”ということです。
グースと父親が英雄的行為を行ったことで自分自身が今ここにいられる、そう気がついたマーヴェリックは再び空へと駆けていくことになるのです。
ネタバレ⑥:投げ捨てたドッグタグ
本作のラストシーンでマーヴェリックは、グースのドッグタグと父親のドッグタグを海に投げ捨てます。
別名だと「認識票」や「IDタグ」と呼ばれています。
というのもドッグタグは、スラング用語なんですよね。
そんなドッグタグですが、マーヴェリックは亡くなったグースのドッグタグをお守りのように大切にしていました。
実際にミグとの戦闘シーンでは、グースのドッグタグが心の支えとなり、ミグを撃退し同僚のアイスマンを救うことが出来ました。
それほどまでにグースのドッグタグは、マーヴェリックにとって大切なものだったわけです。
また英雄的行為をして亡くなった父親のドッグタグもマーヴェリックは大切にしていました。
そんな大切なドッグタグをラストシーンでマーヴェリックは、海に投げ捨ててしまいます。
その理由を考えたことはありますか?
マーヴェリックがドッグタグを海に投げ捨てた理由、それは”過去を乗り越え、未来へと向かう決心をしたから”です。
父親の死の真相を知り、自らも英雄として母国を守りたいと決心したマーヴェリック。
相棒グースの死を乗り終え、No1パイロットへの道を歩むことを決心したマーヴェリック。
そんなマーヴェリックだからこそ、”過去に縛られることなく、未来へとひたすら突き進む”という決心をし、大切な2人のドッグタグを海に投げ捨てたのだと思います。
映画『トップガン』の感想
出典:IMDb
1980年代を代表する最高にクールで格好良い映画です。
冒頭シーンから格好良さが溢れ出す演出と音楽で観客のテンションを爆上げしてくれます。
またただ格好良いだけではなく、一匹狼で無謀だったマーヴェリックが相棒グースの死、父親の死の真相、教官チャーリーとの恋、ライバルであるアイスマンとの絆、ミグとの戦闘、これらを経てNo1パイロットへと成長していく青春映画でもあるのです。
特に戦闘機の訓練やミグとの戦闘シーンであるスカイアクションは、今観ても色褪せないぐらいの大迫力です。
これらのスタントをトム・クルーズ本人が行っているというのだから衝撃ですよ。
そんな映画『トップガン』ですが、続編である『トップガン マーヴェリック』が公開されます。
間違いなく名作になるはずなので、今から楽しみです。
まとめ
出典:IMDb
クールで格好良い映画と言えば、真っ先に候補にあがるのが本作です。
それほどまでに完成され尽くした映画と言っても過言ではないでしょう。
最新作の『トップガン マーヴェリック』も本当に面白いのでオススメです。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。