こんにちは。
映画とゲーム、そしてカラオケ大好きなニャンコです。
ついに9月18日、クリストファー・ノーラン監督の最新作が映画館で上映されましたね。
どれだけこの日を待っていたことか・・・
公開初日の本日、早速映画を観てまいりました!
一言で感想を言うと・・・意味がわからん!!(良い意味でw)
もう早く感想を語りたくて仕方がない!
映画観た人、ぜひTwitterでご連絡ください。
一緒に感想を語り合いましょう♪
タイトルは、
TENET テネット
ダークナイト、インセプション、インターステラーなど数々の話題作を世の中に送り出してきたクリストファー・ノーラン監督の最新作ということもあり、映像や音響は最高にクールです!
過去最高と言っても過言でないぐらい、素晴らしい映像美だと思います!
クリストファー・ノーラン監督の映画で一番好きなのは”インターステラー”なのですが、ランキングを塗り替えました!
いまニャンコの中では“TENET テネット”がNo.1です!
”TENET テネット”の何が素晴らしいかをブログでしっかりと説明していきます♪
「TENET テネット」の評価・概要
【上映時間】:150分
【監督】:クリストファー・ノーラン
IMDb 7.9/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 74% オーディエンス 78%
海外の評価、メチャクチャ高いですね・・・
いかに今作が注目され、その期待に応えたかが伺えます。
上映時間も150分と少し長めですが、最高峰の映像と音響のおかげで一切飽きることなく映画を観ることが出来ます。
では映画の簡単あらすじ&ここだけポイントを紹介します。
忙しい人向け!簡単あらすじ&ここだけポイント
簡単あらすじ
①ウクライナのオペラハウスでテロ事件が勃発し、特殊部隊が館内に突入する。
特殊部隊の一員である名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、テロリストに捕らえられ毒薬を飲まされてしまう。
②しかし毒薬は鎮痛剤にすり替えられていた。
昏睡状態から目覚めた名もなき男は、フェイと名乗る男からミッションを命じられる。
③ミッションの内容は、未来からやってきた敵と戦い、世界を救うというもの。
未来では”時間の逆行”と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去へ移動できるようになっているのだった。
④ミッションのキーワードは”TENET テネット”。
名もなき男は、謎のキーワード”TENET テネット”を使い、第三次世界大戦を防ぐことが出来るのか?
(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
ここだけポイント
・時間の順行と逆行、この2つの時間軸を見事に映像化。
・巨大な時間逆行装置『アルゴリズム』を起動させてしまうと、地球全体の時間が逆行し人類は消滅してしまう。
・時間を逆行し過去に戻るには、既に経験したことをもう一度逆向きに経験しなければならない。
動画の逆再生のイメージをするとわかりやすい。
・全ての時間が逆行する世界観は、この映画じゃないと味わえない!
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あらすじ
『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督が、時間が逆行するゲーム性をリアルに描き、あなたの常識を一瞬で吹き飛ばす。
主人公のミッションは、人類がずっと信じ続けてきた、〈時間のルール〉から脱出すること。
時間に隠された衝撃の秘密を解き明かし、第三次世界大戦を止めるのだ。
ミッションのキーワードは〈TENET〉。
「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」。
突然、巨大な任務に巻き込まれた名もなき男は、任務を遂行する事が出来るのか!?
7か国を舞台にIMAX®カメラで撮影、驚異のスケールで放つ極限のタイムサスペンス超大作!
引用:TENETオフィシャルサイト
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キャスト
①名もなき男/主人公:ジョン・デイビッド・ワシントン
ある偽装テロ事件に特殊部隊として潜入したことから、第三次世界大戦を防ぐための謎のキーワード「TENET」を巡るミッションに巻き込まれることになる。
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②ニール:ロバート・パティンソン
名もなき男の任務遂行を手助けする優秀なエージェント。
相棒として、世界各国を旅する。
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③セイター:ケネス・ブラナー
ロシアの新興財閥であり、天然ガスで富を築いたとされているが裏の顔は武器商人。
未来と現在を繋ぐ役割を持つ謎の悪人。
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④キャット:エリザベス・デビッキ
セイターの妻で一児の母、イギリスの貴族階級の生まれであり美術品の鑑定士。
セイターの秘密を知るものの、彼から離れられない理由がある。
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⑤プリヤ:ディンプル・カパディア
TENETを知る、秘密組織の一員で、何者かの指示で動いている。
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⑥アイヴス:アーロン・テイラー=ジョンソン
プリヤが指揮する部隊のリーダーであり、名もなき男を導く。
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⑦マヒア:ヒメーシュ・パテル
名もなき男とニールの行動を手伝う工作員。
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⑧バーバラ:クレマンス・ポエジー
科学者で名もなき男に逆行する弾丸の仕組みを教える。
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⑨クロスビー:マイケル・ケイン
名もなき男にセイターの情報を教え援助する。
イギリス情報部との太いパイプがある。
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感想
ストーリー
最初から最後まで頭のなかが『?』だらけで、ひたすら映像の凄まじさに圧倒される映画でした。
今観ている映像が何の時間軸なのか理解が追いつかず、まさに映像に置いていかれるという表現が適切だと感じることでしょう。
そう!楽しいんです!
もはや自分の理解の範疇を越えた映像が150分間流れ続けるようなイメージです。
軽いドラッグ状態、泥酔状態のようなもんです。
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もう頭の中がフィーバーしちゃいますよ!
ストーリーのキーワードとなるのは『時間』です。
映画の前半から中盤までは普通の時間軸(順行)、中盤から後半にかけては反対の時間軸(逆行)でストーリーが進んでいきます。
ここがわかりにくいんですよね・・・
ニャンコを含め、多くの人の理解が追いつかないであろう映画”TENET テネット”、ここから先はネタバレありで”TENET テネット”の謎をわかりやすく説明していきます。
時間逆行装置とは?
”TENET テネット”では反対の時間軸である逆行がキーポイントとなります。
この逆行が今までの映画にはなかった発想なので、観ている側は混乱するんですよね。
どうやって逆行するかというと、回転扉のような時間逆行装置を使用します。
時間逆行装置には、時間が順行する『赤の部屋』と、時間が逆行する『青の部屋』があります。
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時間逆行装置は回転扉のような形状で、大きさは人5名ぐらいが入れる大きさです。
時間逆行装置にはルールがあります。
①装置に入る時は間にある検証窓から自分の姿を確認すること。
検証窓に自分が映っていないと装置から出れなくなってしまう。
②逆行している時間は、肺に空気を取り込むことができないので酸素マスクをつける必要がある。
③防護スーツを着用せずに過去の自分に直接触れてはいけないということ。
触れると分子の逆行が発生し、対消滅で身体が消滅する。
④逆行している時間は、熱エネルギーも逆転する。
つまり炎は氷に、氷は炎になるということ。
時間が逆行している世界は、周囲の風景が全て反転しています。
動画を逆再生している、とイメージしてもらうとわかりやすいです。
周囲は逆再生なのに自分は普通に行動している、メッチャ頭が混乱しますよ。
アルゴリズムとは?
地球全体の時間を逆行させることが出来る、それが『アルゴリズム』です。
地球全体の時間を逆行=地球全体の人類消滅となります。
そのため『アルゴリズム』を作った未来の科学者は、その危険性を察知し『アルゴリズム』を9つに分解し、過去の様々な場所に隠しました。
ところが武器商人のセイターは、既に8つを手に入れており、残りの一つである「プルトニウム241」を奪うために映画冒頭で登場したウクライナのオペラハウスを襲撃する、というわけです。
TENETとは何か?
TENETとは、未来人である『名もなき男』が人類を滅亡から救うために作り上げた作戦であり、作戦のコードネームです。
TENETの文字を見るとわかるのですが、前から読んでも後ろから読んでもTENETですよね?
色々調べてみたら、もっと興味深いことがわかりました。
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これは『SATOR式』と呼ばれるラテン語の回文のようです。
前から読んでも後ろから読んでも同じ文章
『SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS(農夫のアレポ氏は馬鋤きをひいて仕事をする)』に読めますよね?
しかも赤字で書かれているTENETは、上下左右どこから読んでもTENETになるんです。
映画のストーリーもこのラテン語の回文のように展開されています。
ある地点を起点として、映画前半は時間が順行し、後半は逆行します。
つまり映画前半の映像を後半からは逆再生で観ることになるんですよね!
今回の映画が普通のタイムトラベル映画と異なる点として、一気に過去のある地点に戻ることはできない、ということが挙げられます。
つまり過去に戻るためには、進んできた順行の時間をひたすら逆行するしかないんです。
順行と逆行、普段であれば絶対に交わることのない時間が交わったとき、とてつもない映像がうまれます。
そのとてつもない映像を体験できるのが”TENET テネット”なのです!
第三次世界大戦とは?
主人公である『名もなき男』のミッションは、第三次世界大戦を防ぐこと!
そもそも時間を逆行させる時間逆行装置を作ったのは未来人、人類を消滅させる『アルゴリズム』を作ったのも未来人。
つまり戦いを仕掛けてきているのは未来人なんです!
理由は簡単!
未来の地球は環境が破壊され、人類が生き抜くには絶望しかないから!
地球に未来がないとわかった未来人は、時間逆行装置を作り、次々と過去の時間に人や物を逆行し始めます。
しかし過去には現代を順行する人々がいるわけで、そこに必ず衝突が発生する。
それが第三次世界大戦!
第三次世界大戦は、過去の戦争のように領土という空間をかけて争うわけではなく、未来では時間をかけて戦うのです。
しかし問題があります。
それは現代を順行する人々の方が遥かに有利ということ!
なぜなら未来人は逆行の時間軸を生きるのに対して、現代人は順行している時間軸を生きているからです。
そのための未来人の最終兵器が『アルゴリズム』です。
『アルゴリズム』が起動すれば、地球上の全ての人類が消滅することになります。
祖父殺しのパラドックスとは?
映画の中で『ニール』の口から出てきたキーワードですね。
「過去の戻って自分の祖父を殺したら、孫である自分は消滅するのか」という議論です。
だって未来のことなんて誰にもわからないですよね?
消滅するのかもしれないし、消滅しないのかもしれない。
でも未来は誰にも確認出来ないから、答えは出ないということです。
未来人の考えは、『祖先を殺しても自分たちには関係ない』です。
でも実際はどうなんですかね?
ニャンコは祖先を殺したら自分は消滅する、と考えています。
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最後のミッション 順行チーム×逆行チーム 何してたの?
さあやってきました!
TENET最大の理解できないポイント!
ここ難しいですよね・・・順行と逆行が混ざり合って映像はもうメチャクチャ!
まあ最高に楽しいんですけど!
敵であるセイターは、セイターの故郷であるスタルスク12という場所で『アルゴリズム』の起動を計画しております。
『アルゴリズム』の起動を阻止するべく、作戦の10分間を順行するレッドチーム、逆行するブルーチームで挟み撃ちにし『アルゴリズム』を回収する、という作戦です。
そして極めつきはニールの友情ですね!
終盤、『名もなき男』は『アルゴリズム』を発見しますが、鉄格子には鍵がかかっており前に進むことが出来ません。
すると鉄格子の向こう側にある死体が突然立ち上がり、『名もなき男』を救ったうえ鍵を開けてくれるんです。
その男こそ何を隠そう『ニール』なのです。
『名もなき男』は順行のレッドチーム、『ニール』は逆行のブルーチームなのですが、『名もなき男』のピンチを悟った『ニール』は急遽時間逆行装置を使用し、順行の時間に戻ります。
そして最後は爆発の前にロープを投げ、見事『名もなき男』を救い出します。
と同時に『ニール』は逆行の時間に戻り、身をていして『名もなき男』を銃弾から守り死んでしまうのです。
ラストシーンで『ニール』の雇い主は、未来の『名もなき男』と判明します。
全ては『名もなき男』と『ニール』の半生をかけた壮大な時間挟撃作戦あったのです。
その作戦のコードネームが”TENET”ですね。
ラストシーンで二人は別れますが、この後『ニール』は時間を逆行し『名もなき男』を助けるために死んでしまうわけです・・・
そう天才ですよね!
補足ですがクリストファー・ノーラン監督の作品一覧も紹介します。
気になった作品があったら是非ご覧ください。
クリストファー・ノーラン監督の作品
メメント
(C)2000 I REMEMBER PRODUCTIONS,LLC
【上映時間】:113分
【監督】:クリストファー・ランドン
IMDb 8.4/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 93% オーディエンス 94%
インソムニア
© eiga.com inc. All rights reserved.
【上映時間】:119分
【監督】:クリストファー・ランドン
IMDb 7.2/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 92% オーディエンス 77%
バッドマン ビギンズ
(C)2005 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
【上映時間】:140分
【監督】:クリストファー・ランドン
IMDb 8.2/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 84% オーディエンス 94%
プレステージ
(C)2006 TOUCHSTONE PICTURES All rights reserved.
【上映時間】:130分
【監督】:クリストファー・ランドン
IMDb 8.5/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 76% オーディエンス 92%
ダークナイト
(C)2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
【上映時間】:152分
【監督】:クリストファー・ランドン
IMDb 9.0/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 94% オーディエンス 94%
インセプション
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
【上映時間】:148分
【監督】:クリストファー・ランドン
IMDb 8.8/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 87% オーディエンス 91%
ダークナイトライジング
(C)2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
【上映時間】:165分
【監督】:クリストファー・ランドン
IMDb 8.4/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 87% オーディエンス 90%
インターステラー
(C)2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
【上映時間】:169分
【監督】:クリストファー・ランドン
IMDb 8.6/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 72% オーディエンス 86%

ダンケルク
【上映時間】:106分
【監督】:クリストファー・ランドン
IMDb 7.9/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 92% オーディエンス 81%

まとめ
最高の映像体験を経験させてくれました。
ここまで凄い映像って今までなかったんじゃないんでしょうか。
それぐらい強烈な刺激を受けることが出来る映画です。
一度観ただけでは理解が追いつかないですよねw
ブログやネタバレサイトで情報を整理しつつ、何回も映画を観に行ってもいいかもしれないですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。