こんにちは。
映画とゲーム、そしてカラオケ大好きなニャンコです。
本日紹介する映画は、謎の掟が存在する家族の物語。
不気味な世界観ですが、家族の絆を描いた名作です。
タイトルは『マローボーン家の掟』
ではいきましょ〜♪
概要・評価
【上映時間】:110分
【監督】:セルヒオ・G・サンチェス
【原題】:Marrowbone
【脚本】:セルジオ・G・サンチェス
【制作】:ベレン・アティエンサ
【撮影】:シャビ・ヒメネス
【美術】:パトリック・サルバドル
【衣装】:ソニア・グランデ
【編集】:エレーナ・ルイス
【音楽】:フェルナンド・ベラスケス
IMDb 6.7/10.0 Rotten Tomatoes TOMATOMETER 49% オーディエンス 57%
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簡単あらすじ
①森の中にただずむ大きな屋敷にマローボーン家の4人兄妹は、不思議な”5つの掟”に従いながら暮らしていた。
②彼らが暮らす屋敷は、屋根裏部屋から響く不気味な物音、鏡にうごめく怪しい影など不可解な怪奇現象が発生。
③やがて”5つの掟”が次々と破られ、屋敷に秘められた謎が解き明かされる。
④果たして屋敷に秘められた謎とは?”5つの掟”の真相は?
ここだけポイント
①屋敷に秘めたれた”5つの掟”の謎
②6ヶ月の間に起こった兄妹の秘密
③屋根裏部屋の恐怖は流石の一言
④ラストの展開はネタバレなしで観てほしい
登場人物
1.ジャック:ジョージマッケイ
2.アリー:アニャ・テイラー=ジョイ
3.ジェーン:ミア・ゴス
4.ビリー:チャーリー・ヒートン
5.サム:マシュー・スタッグ
感想
作り込まれた世界観で映画の世界に引き込まれました。
4人の兄弟が何か秘密がある屋敷で共同生活をする、というストーリーなんですが映画冒頭から謎の展開が続くんですよね。
というのも、映画冒頭で兄弟の父親が襲撃してくるんですが、いきなり暗転して6ヶ月後の時間軸でストーリーが始まるんです。
そのため観ている側としては、「一体何が起こったんだ?父親はどうなった?」という状態でストーリーが進んでいくわけです。
まあ普通に考えれば、「あぁ、父親殺したんだろうな・・・」と思いますよね?
ニャンコもそう考えて映画を観ていました。
案の定、父親の死体は屋根裏部屋に隠しているそうなんですが、屋敷の中では怪奇現象が起こっているんです。
例えば、
・屋根裏部屋から不気味な物音がする
・鏡の中には怪しい影がうごめいている
そのため兄弟は5つの掟を作ります。
①成人になるまでは屋敷を離れてはならない
②鏡を覗いてはならない
③屋根裏部屋に近づいてはならない
④血で汚された箱に触れてはならない
⑤”何か”に見つかったら砦に避難しなくてはならない
この5つの掟がストーリーに大きく影響してくるわけです。
この映画で描いているもの、それは様々な愛のかたちです。
親子の愛、兄弟の愛、男女の愛、それぞれが表現の仕方は違っても愛というかたちで描かれております。
若干ネタバレになりますが、5つの掟だってある意味愛を表現したものですものね。
ニャンコが特に印象深かったのが男女の愛、ジャックとアリーの愛です。
ジャックはある秘密を抱えているのですが、それをアリーに隠しています。
もしかしたらアリーは何かに気づいているのかもしれませんが、おそらく気づいていないフリをしているんでしょう。
そんな2人が人目を忍んで愛を育む姿には思わず涙が流れてしまいます。
この女優さん、ニャンコも個人的に好きでいくつか出演作品をチェックしています。
中でもNetflix限定配信されている『クイーンズ・ギャンビット』は最高ですね!
今作とは印象異なるアニャ・テイラー=ジョイの演技を拝めます♪
出典:Netflix
5つの掟の秘密
映画『マローボーン家の掟』には5つの掟が存在し、ストーリーの重要キーワードになっています。
①成人になるまでは屋敷を離れてはならない
②鏡を覗いてはならない
③屋根裏部屋に近づいてはならない
④血で汚された箱に触れてはならない
⑤”何か”に見つかったら砦に避難しなくてはならない
この掟の秘密が明かされたとき、衝撃の結末を迎えるわけです。
成人になるまでは屋敷を離れてはならない
ジャックの母親が科した掟です。
最初は「成人にならないと家を正式に相続出来ないから?」と考えていましたがハズレました笑。
本当の理由は、「成人(21歳)にならないと未成年とみなされ、兄弟と引き離されてしまうから」
つまり保護者扱いされないため、兄弟は保護施設などに移送されてしまうわけです。
そのためジャックが成人(21歳)になるまでは、人に見つからないように屋敷から離れないように掟を科したわけです。
鏡を覗いてはならない
屋敷内にある鏡には布が被せられていたり、隠されていたりと徹底的に鏡を覗けないようになっております。
最初は「鏡を覗くと幽霊が現れるから」と思っていたんですが、理由はもっと衝撃的でしたね。
本当の理由は、『鏡を覗くと兄弟を演じているジャックが現実に引き戻されてしまうから』
ジャックは兄弟が殺されてしまった現実を受け止めることが出来ず、自分自身が兄弟を演じることで心のバランスを保っています。
しかし兄弟を演じている最中に鏡を覗いてしまうと、鏡に映り込むのはもちろんジャックです。
その瞬間、自分以外の兄弟は死んでいる、という現実に引き戻されてしまうため「鏡を覗いてはならない」というルールを科しているのです。
屋根裏部屋に近づいてはならない
屋根裏部屋には凶悪殺人鬼である父親の死体を隠してあります。
死体を隠すため、ドアはレンガで固め、煙突も板で封鎖しております。
しかし死んだと思われていた父親は生きており、逆にジャック以外の兄弟が殺され死体が放置されているのです。
屋根裏部屋に近づいてしまうと、ジャックは「殺したはずの父親が生きている」、「兄弟の死体が放置されている」という事実を受け入れることが出来ず混乱してしまうのです。
そのため屋根裏部屋には絶対に近づいてはいけないのです。
血で汚された箱に触れてはならない
映画に度々登場する謎の箱。
箱の中には大金が入っており、何やら怪しい雰囲気がプンプンします。
実はこの箱、ジャックの父親が犯罪で手に入れた忌まわしい箱なのです。
この箱を取り戻すため、そして自分を陥れた兄弟を殺すために父親が舞い戻ってくる、これが映画冒頭シーンです。
もちろん箱の中に入っているお金は喉から手が出るほど必要なんですが、箱を手にするということは父親の犯罪に加担する、ということにもなるのでこの掟があります。
”何か”に見つかったら砦に避難しなくてはならない
屋根裏から聞こえる不気味な音、時折鏡から現れる不思議な影。
屋敷には恐ろしいことが度々起こっています。
そんな時に避難するのが部屋に作られた砦。
ここに兄弟みんなで隠れ、明るい音楽を流すことで恐怖に耐えます。
最初は何でこの掟があるかわからなかったのですが、映画終盤で明らかになりますね。
父親に自分以外の兄弟を殺されてしまったジャックは、あまりの絶望から自殺を試みます。
すると砦の中から死んだはずの兄弟の話し声が聞こえてきたため、自殺を思いとどまるわけです。
もちろん兄弟は殺されており、全てはジャックが頭の中で作り出した幻。
しかしジャックは幻にすがることでしか正気を保てなかったのです。
砦はジャックの心の拠り所、そう考えるととっても悲しい掟ですよね。
まとめ
想像していたよりずっと悲しい掟の秘密、その秘密を知ったとき何とも言えない気持ちになりました。
映画中盤から徐々に秘密が暴かれていきますが、終盤に屋根裏部屋に入ってからは怒涛の展開でしたね!
まさか父親が屋根裏部屋で生き延びているとはね!
この屋根裏に忍び込むシーンはかなりドキドキします。
こういったドキドキシーンもあるのが『マローボーン家の掟』の良いところですよね。
ホラー映画でありながらも、家族の絆を描いたヒューマンドラマでもあります。
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