こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『ザ・ハント』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』が好きになると思いますよ♪
映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』のあらすじ
・ザック・スナイダー監督によるゾンビ映画
・ゾンビが走る、飛ぶ、銃弾を避ける
・荒廃したラスベガスの街並みがすごい
・ゾンビ映画恒例、絶望感が漂うラストシーン
【ネタバレあり】映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』のネタバレ一覧
本作は一度観ただけではよくわからない、そんな謎がいくつかあります。
そんか謎をネタバレありでわかりやすく紹介していきます♪
ネタバレ①:進化型ゾンビ”ゼウス”と”クイーン”とは
本作の特徴として2体のゾンビが登場します。
その名前も”ゼウス”と”クイーン”、いかにも訳ありな名前ですよね。
この2体のゾンビが非常に重要な役割を果たしますので、簡単に2体の紹介をしますね♪
出典:IMDb
ラスベガス大感染の原因となったゾンビであり、全てのゾンビの始祖。
どのようにして”ゼウス”が誕生したかは定かではないが、おそらくアメリカ軍の生物兵器として開発された模様。
”ゼウス”に噛まれた人間は知能のあるゾンビ”アルファ”に変異し、”アルファ”に噛まれた人間は知能の低い”シャンブラー”に変異する。
圧倒的身体能力を持ち合わせており、銃弾にも怯まない(むしろ反射神経で銃弾を避ける)、人間のような知能を持ち合わせているなど非常に厄介な存在。
”クイーン”を誰よりも愛しており、”クイーン”のお腹には子供が宿っている。
出典:IMDb
”ゼウス”の妻であり、組織のNo2でもある”クイーン”。
彼女に生贄を捧げない限り、ラスベガスの街中を人間が歩くことは出来ません。
ラスベガスの門番的な役割を果たしている”クイーン”ですが、それって下っ端がやるような仕事な気がしますw。
さぞかし強いんだろうな・・・と思いきや戦闘力は並のゾンビとそこまで大差がないという低脳っぷり!
なんで”ゼウス”は彼女を妻にしたんですかね・・・あれか!顔か!
ネタバレ②:何故”ゼウス”はコンテナで移送されていたのか
全ての原因は”ゼウス”を移送していた輸送車が交通事故に遭い、”ゼウス”がコンテナから解き放たれてしまったことです。
もちろん兵士たちが応戦するのですが”ゼウス”は圧倒的スピードとパワーを持ち、いとも簡単に兵士たちを全滅させ、ゾンビ化させてしまいます。
ただ何故アメリカ軍が”ゼウス”を移送しているか理由がわからないんですよね。
よくある設定としては、アメリカ軍の生物兵器として”ゼウス”を秘密裏に開発していた、という感じかとは思いますが明確な理由は映画中に明かされることはないんです。
もしかしたら続編とかで解明されるのかもしれませんが、謎が残ってモヤモヤしますよね。
ネタバレ③:ゾンビの設定が面白いが・・・
この映画、ゾンビの設定はメッチャ面白いのですが設定を活かしきれていないと思うんですよね!
例えば”シャンブラー”と呼ばれる雑魚ゾンビいますよね?ひたすら人間を襲うだけのゾンビです。
設定として、雨が降らず干からびている”ジャンブラー”が沢山いました。
そうなると考えちゃいますよね?きっとこの後に雨が降るんだって!!
しかし・・・雨降らないんですよ!一滴も!
おかしいですよね〜、普通降らしますよね・・・だってフラグビンビンに立ってたじゃん!
これだけスタンバイしていた”シャンブラー”たち、可哀想じゃん!
出典:IMDb
続いて紹介するゾンビは何とトラ!その名も”バレンタイン”です。
ラスベガスの街中に入った瞬間にラスボス感を漂わせて登場した”バレンタイン”・・・これは激戦の予感・・・
かと思いきや・・・まともに戦うシーンがないんですよね!
一方的に人間側がボコられるシーンはあるんですが、銃撃戦が一切ないんです。
期待していたのは、”バレンタイン”に向かって一斉射撃→全ての銃弾を避ける”バレンタイン”→両者睨み合いの膠着が続く、みたいなのを想像していたんですよね!
そしたら一切そんなシーンありませんからね!肩透かしもいい加減にしてもらいたい!w
出典:IMDb
ネタバレ④:何故ゾンビに子供が出来たのか
最大の謎が「何故ゾンビに子供が出来たのか?」ということです。
死人であるゾンビに子供が出来る、一体どういうことなのか?
色々考えたんですが、もしかして”ゼウス”はゾンビではないんじゃないですかね?
つまり死んでおらず、普通に生きているということです。
単純に身体がゾンビのように変化してしまった人間…ということはないでしょうか?
同様に“クイーン”もゾンビではない、ということになるんですが、真相はどうなんですかね?
このあたりも続編があるのなら解明してもらいたいものです。
ネタバレ⑤:チェンバースがマーティンの正体を言わなかった理由とは
出典:IMDb
ここも不思議ですよね、普通に考えたら自分をハメようとした張本人の悪事を周囲にバラしますよね?
でもチェンバースはマーティンの正体を言わなかったんです。
おそらく考えられる理由としては、
①チームのために、マーティンの力が必要だと思っていた
②ゾンビに襲われていて、それどころではなかった
といった感じでしょうか?
おそらく②かな、と思うのでますが、それでもチームに何かしら伝えることは出来たのではないでしょうか?
まさかチェンバースもマーティンとグルだったとか!?
ネタバレ⑥:タナカの目的
タナカの目的、それは”クイーン”を利用して最強のゾンビ軍団を作り上げることです。
金庫の金が目的かと思いましたが、全然違いましたね!
そのためにマーティンをスパイとして同行させ、隙があれば”クイーン”捕獲を目論んでいました。
おそらくタナカは最強のゾンビ軍団を作り上げ、世界を自分のモノにしようとしていたのでしょう。
元々うさんくさい人物でしたが、まさかゾンビ軍団を作ろうとしていたとは…人間の欲望って際限ないんですね!
ネタバレ⑦:”ゼウス”の目的
”ゼウス”の目的は、自らの王国を守ること、そして”クイーン”との間に産まれてくる子供を守ることです。
そのため、外の世界からやってきた人間を敵対視しています。
つまり自分の家族と国を守ろうとしているだけなんですよね。
とはいえ、”ゼウス”のせいでラスベガスは崩壊していますからね…
ネタバレ⑧:ラストシーン、悲劇は終わらない?
出典:IMDb
ラスベガスの街は核ミサイルにより跡形もなく崩壊しました。
しかしカジノの金庫に閉じ込められていたヴァンガは何と生き延びていました。
しかもカジノの金を持っているわけ!つまり大金持ち!
その金でプライベートジェット機を購入し、優雅な空の旅を楽しむヴァンガですが、どこか異変が…
ふと腕をめくると咬み傷が!おそらくゼウスとの攻防時に噛まれたのでしょう。
そこが謎なんですよねー、普通は噛まれたら即感染すると思うんですが…ヴァンガがウィルスに耐性を持っていたのか、もしくは核ミサイルの放射能によりウィルスに変化があったのか。
いずれにしてもヴァンガは感染し、新たなゼウスとして君臨することになりそうです。
映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』の感想
出典:IMDb
ザック・スナイダー監督の作品ということもあり、否応にも期待していました。
代表作である『ドーンオブザデッド』は最高のゾンビ映画でしたからね♪今でもたまに観てるくらい!
本作のゾンビは更に上をいき、走ったり飛んだり、銃弾を避けるほど機敏な動きを見せます。
もはや人間よりアクティブに動くゾンビ!本当に死体なのか疑わしいところです…
そんな本作ですが、結果として非常に面白いゾンビ映画だと思います。
ただもう少しひねりがほしかったのも事実、特にゾンビの設定をもう少し活かしてもらいたかったですねー。
あとは上映時間が148分と少し長いですね、流石に少し飽きますw
とはいえアクションシーンや世界観の作り込みは最高峰♪観ていて非常に楽しい作品に仕上がっています。
”ゼウス”や”クイーン”が謎の存在だったのも気になるところ!何でお腹に赤ちゃんいたんですかね…どうやって育てるつもりだったのだろうかw
まとめ
従来のゾンビ映画よりスピード感、スケール感が大幅にアップしています。
少し上映時間が長いのがネックですが、そこまで飽きることなく観ることが出来ますよ♪
特に前半と後半の怒涛の展開は目を離せないものがあります。
前半のラスベガス崩壊シーン、これだけでも観る価値があると思います!
出典:IMDb
娯楽の街であるラスベガスが猛烈な勢いで崩壊していく様子は凄まじいものがあります。
その分、中盤が少しつまらなくなってしまいましたね…特にラスベガスに入るまでが!
しかしラスベガスに入ってからは怒涛の展開が続くので娯楽映画として非常に面白いものがあります。
ぜひ皆さんにも一度は観てもらいたい映画です。
最後まで読んでくれてありがとうございました。