こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『アクアマン 失われた王国』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『アクアマン 失われた王国』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『アクアマン 失われた王国』が好きになると思いますよ♪
映画『アクアマン 失われた王国』のあらすじ
はるか昔、南極の氷河の奥深くに封印された「失われた王国」。そこには、世界を滅亡させるほどの力を持つ伝説の古代兵器ブラック・トライデントがあった。ある日、アクアマンへの復讐を誓うブラックマンタがブラック・トライデントを見つけ出し、邪悪な力が解き放たれてしまう。5億もの海の生物を操ることのできる海底アトランティスの王アクアマンは、かつてない脅威から海と地上の世界を守るため、仲間たちとともに立ち上がるが……。
出典:映画com
【起】
はるか昔、南極の氷河に眠る「失われた王国」。
そこには、世界を滅ぼす力を持つ伝説の兵器ブラック・トライデントが封印されていました。
このブラック・トライデントは、失われた7つ目の海底王国の封印を解放する魔力を秘めていたのです。
しかし、ある日、アクアマン(ジェイソン・モモア)への復讐心に燃えるブラックマンタ(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)が、ブラック・トライデントを発見し、邪悪な力が解き放たれます。
【承】
海底アトランティスの王であるアクアマンは、この前代未聞の脅威に直面し、人類を滅ぼそうとした罪で幽閉されていたアトランティスの前王であり実の弟でもあるオーム(パトリック・ウィルソン)と手を組みます。
一方、アクアマンたちが潜水艦で探索中、シン博士(ランドール・パーク)は封印された王国が数千年前のものだと気づき、興奮しますが、突如現れた怪物に襲われる危機に直面します。
【転】
怪物を撃退したブラックマンタは、海底で呪われた古代兵器ブラック・トライデントを発見。
このトライデントには邪悪なコーダックスの力が宿っており、デイビッド(ブラックマンタ)は特別な力を授けられます。
一方、地球上では記録的な温度上昇が続き、異常気象が発生。
アトランティス代表者評議会では、アーサーが海底世界と地上人との協力を提案しますが、反対意見も多く困難に直面します。
【結】
アクアマンは、地上と海底の世界を守るため、ブラック・トライデントの力に立ち向かう決意を固めます。
最後には、アクアマンとオームの共闘、そして海底世界と地上の人々の協力が実を結び、ブラック・トライデントの力を封印。
世界は再び平和を取り戻すのでした
DCコミックスのヒーロー・アクアマンを主人公に描き大ヒットを記録した2018年製作のアクション大作「アクアマン」の続編です。
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キャストには主演のジェイソン・モモアを始め、アクアマンの弟である前王オーム役のパトリック・ウィルソン、母アトランナ役のニコール・キッドマン、アトランティスの女王メラ役のアンバー・ハード、ブラックマンタ役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世ら前作のメンバーが集結しており、「ワイルド・スピード SKY MISSION」のジェームズ・ワン監督が前作に続いて監督を担当しています。
当ブログでは、『アクアマン 失われた王国』の気になる謎を徹底考察・解説していますので、観賞後のヒントになれば嬉しいです。
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【ネタバレあり】映画『アクアマン 失われた王国』のネタバレ一覧
ネタバレ①:相関図
本作は前作『アクアマン』の完全な続編となっており、前作を観賞していないと人間関係がわかりにくいストーリーに仕上がっています。
そのため、ある程度相関図を理解しておくと、より本作の世界観を楽しめるはずです。
ネタバレ②:失われた王国ネクラス
失われた王国ネクラスとは”アトランティス7つの王国の1つでありながら、危険な思想により滅んでしまった呪われた王国”です。
別名「黒い都市」と呼ばれており、その名前の由来は王であるコルダックスが黒魔術に精通していたことからきています。
コルダックスが黒魔術を使ってブラック・トライデントとアンデッド集団を作り上げ、アトランティスへ反逆を翻したため、コルダックスの兄であるアトラン王によってネクラスは南極の氷河の中に封印されてしまいました。
しかし地球温暖化が進み、南極の氷河が割れてしまったことでネクラスへの道が一部開いてしまい、アクアマンへ強烈な恨みを持っているブラックマンタがブラック・トライデントを拾ってしまいました。
そしてネクラスへの道を完全に開き、コルダックスの封印を解く目的のため、ブラックマンタはブラック・トライデントを通じてコルダックスに操られてしまいます。
ブラックマンタは、南極の氷を溶かすために地球温暖化を加速させる必要があり、そのためにオリハルクムをアトランティスの保管庫から盗み出すのです。
ネタバレ③:オリハルクム
オリハルクムとは、”地球を滅ぼすことが出来るほどのエネルギー物質”です。
オリハルクムという名前は、「銅の山」または「銅の山」を意味するギリシャ語のオレイハルコスに由来しています。
そしてオリハルクムは、オリハルコンから作られているのです。
哲学者プラトンの紀元前 5 世紀のクリティアス対話篇によると、オリハルクムは金に次ぐ価値があると考えられており、古代には伝説のアトランティスの多くの地域で発見され、採掘されていました。
哲学者プラトンの残した記録によると、アトランティスのポセイドンとクレイトの神殿の 3 つの外壁はそれぞれ真鍮、ブリキで覆われ、城塞全体を取り囲む 3 番目の壁は「オリハルコンの赤い光で輝いた」と書かれています。
また神殿の内壁、柱、床は完全にオリハルコンで覆われ、屋根は金、銀、オリハルコンで彩られていました。 神殿の中央にはオリハルコンの柱が立っており、そこにはポセイドンの法則とポセイドンの長男王子たちの記録が刻まれていました、とも書かれています。
そしてアクアマンの武器であるトライデントもオリハルコンで作られております。
オリハルクムには、気候変動を急速に加速させるほどの力も持っており、その危険性からアトランティスによって世界中の海に封印されていました。
しかしブラック・トライデントの力に操られてしまったブラックマンタの手により、多くのオリハルクムが盗まれてしまいます。
そして南極の氷河を溶かすため、オリハルクムは火山口で燃やされた結果、地球温暖化が急加速し、世界中で異常気象が発生することになるのです。
同時にオリハルクムから流れ出たエネルギーにより、周辺の植物や生物が異常な速度で成長し巨大化してしまいました。
ネタバレ④:ブラックマンタの目的
ブラックマンタの目的は、”父親を殺したアクアマンとその家族を皆殺しにすること”です。
そのために利用されていると知りつつも、コルダックスのブラック・トライデントに操られていました。
前作まではパワースーツがなければアクアマンに太刀打ち出来ませんでしたが、本作ではブラックトライデントの力により、パワースーツがなくともアクアマンと互角以上に渡り合うことが出来るようになっています。
そんなブラックマンタですが、ブラック・トライデントの力により古代の知識を身につけ、古代兵器を操ることが出来るようになっています。
ネタバレ⑤:コルダックスの正体と目的
コルダックスとは、”失われた王国ネクラスの王であり、、アトランティスの統治者であるアトラン王の弟”です。
コルダックスは、冷酷で圧制的な支配者であり、黒魔術とブラック・トライデントの力を使用して、王国の住民全員をアンデッドの姿に変えてしまいます。
おそらくコルダックスは、兄であるアトラン王にコンプレックスを抱いていたのだと考えられます。
まるでオームが兄であるアクアマンに抱いている気持ちと似ている部分があるますよね。
しかしコルダックスは兄アトラン王へのコンプレックスを、戦争いう形で解消しようとしました。
そのために必要だったのがブラック・トライデントであり、黒魔術で生み出されたアンデッド集団ということです。
ネタバレ⑥:王家の血による封印
失われた王国ネクラスとコルダックスは、兄であるアトラン王の血によって南極大陸に封印されました。
そして封印を解くことが出来るのは、王家の血を継いでいる者の血であり、コルダックスに操られているブラックマンタは、アクアマンへの復讐とその王家の血を求めていることになります。
そして白羽の矢が立ったのは、まだ幼い乳飲子であるアクアマンの息子アーサーJrでした。
ブラックマンタにとって、アクアマンへの復讐&コルダックスの封印を解く手段として一石二鳥だったわけですね。
ネタバレ⑦:ブラック・トライデント
ブラック・トライデントとは、”コルダックスの黒魔術によって作られた、世界を滅ぼすことが出来る武器”のことです。
コルダックスは黒魔術に長けており、オリハルコンと黒魔術を掛け合わせてブラック・トライデントを作り上げました。
そして同時にネクラスの住民たちにも黒魔術をかけ、不死身のアンデッド集団にしてしまったのです。
コルダックスがブラック・トライデントを作った理由は、”兄であるアトラン王を倒し、世界を支配するため”です。
そのためには巨大な悪の力と軍隊が必要であり、その2つを同時に叶える存在がブラック・トライデントというわけです。
ネタバレ⑧:オームとブラックマンタの決断
アクアマンの異父兄妹であるオーム、そして宿敵であるブラックマンタは、2人ともブラック・トライデントの力に取り込まれてしまいました。
しかし2人はそれぞれ異なる選択をしています。
まずオームですが、アクアマンのことを兄として認め、共に世界を守るためにブラック・トライデントを手放し、世界の命運をアクアマンに託しました。
しかしブラックマンタは、アクアマンへの復讐に取り憑かれ、最後までブラック・トライデントを手放すことはありませんでした。
そしてブラックマンタは、南極の氷河の下へと落下してしまうのです。
ネタバレ⑨:ラストシーン
ラストシーンは、アクアマンとオームが力を合わせ、コルダックスとブラック・トライデントを消滅させ、崩れ落ちるネクラスから脱出します。
そしてここからが本作最大の見所ですよね。
オームとアクアマンが兄弟の絆を取り戻し、オームがアクアマンに対して「兄上」と発言するんですよね。
コルダックスが兄であるアトラン王と仲違いしてしまい、王国を挙げての戦争を仕掛けてしまったのに対し、オームとアクアマンは2人手を取り合い、共にアトランティスと世界をより良くしていくことを誓い合いました。
一体その違いは何だったのでしょうか?
それは、”母親アトランナの愛、そして兄弟の絆”だと考えられます。
コルダックスとアトラン王には、母親が生きていた描写がありませんでしたので、母親からの愛が不足していたことが考えられます。
また兄弟の絆も修復不可能なほどに崩壊しており、もはや戦争は避けられない状態だったのでしょう。
映画『アクアマン 失われた王国』の感想
本作ではアクアマンは単なるスーパーヒーローではなく、重くのしかかる責任を負った王、頼れる兄、そして1人の父親として描かれています。
前作までのように好き勝手に暴れることが出来ない、というわけです。
また前作で命をかけた戦いを繰り広げた弟オームと行動を共にしなければなりません。
そのため苦しみながらも成長するアクアマンの様子を楽しむことが出来ます。
個人的には、オームと力を合わせながらブラックマンタに立ち向かう姿に心打たれましたね。
というのも、本作は兄弟対決に力を入れていると思うのです。
その極め付けがコルダックスとアトラン王の戦いですね。
コルダックスは兄であるアトラン王へコンプレックスを抱いており、王になれないことの怒りからブラック・トライデントを作り、王国の住民たちをアンデッド集団に変えてしまいました。
アトラン王も反逆を企てる弟コルダックスを説得することが出来ず、挙げ句の果てには己の血を使用してコルダックスを封印する選択をしてしまいます。
つまり、”オームとアクアマンも同じ結末を辿る可能性があった”ということですね。
しかしオームとアクアマンは、コルダックスと同じ結末を辿ることはありませんでした。
それは何故か?
答えは”母親アトランナの愛、そして兄弟の絆”があったからだと考えられます。
母親の愛、兄弟の絆があったからこそ、オームとアクアマンはコルダックスと同じ結末を辿ることなく、平和なアトランティス王国を築くことが出来たのだと考えられます。
現実世界の環境問題を意識したラストシーンも良かったですね。
海底王国と地上が手を取り合い、地球全体の問題に立ち向かう姿は、紛争や戦争が多発している現実世界への皮肉と問題提起のように感じました。
まとめ
最高に爽快かつ大迫力の海中アクションを楽しめる映画です。
ストーリーもよく練られており、またテンポ良く進むため飽きることがありません。
また単にアクションを繰り広げるだけではなく、環境問題や兄弟の絆にも触れており、奥深いストーリーを楽しむことが出来ます。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。