こんにちは、ニャンコです。
このブログは映画『エルヴィス』のこんな疑問に答えていきます。
・見所ポイント
・ネタバレ一覧
・感想と考察
①芸術学部映画学科卒(卒論学年2位)
②映画歴20年以上
③累計2,000本以上観賞している変態
④実はホラー映画苦手(特に和風ホラー、リングとか無理!)
⑤Twitterで毎日おすすめ映画ツイート
映画『エルヴィス』の見所を、映画好きの変態猫であるニャンコがネタバレありで感想と考察を書いています。
まさか、ラストがあんな展開になるなんて・・・
きっとブログを読み終わったとき、もっと映画『エルヴィス』が好きになると思いますよ♪
映画『エルヴィス』のあらすじ
ザ・ビートルズやクイーンなど後に続く多くのアーティストたちに影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定もされているエルヴィス・プレスリー。
腰を小刻みに揺らし、つま先立ちする独特でセクシーなダンスを交えたパフォーマンスでロックを熱唱するエルヴィスの姿に、女性客を中心とした若者たちは興奮し、小さなライブハウスから始まった熱狂はたちまち全米に広がっていった。
しかし、瞬く間にスターとなった一方で、保守的な価値観しか受け入れられなかった時代に、ブラックカルチャーを取り入れたパフォーマンスは世間から非難を浴びてしまう。
やがて故郷メンフィスのラスウッド・パークスタジアムでライブを行うことになったエルビスだったが、会場は警察に監視され、強欲なマネージャーのトム・パーカーは、逮捕を恐れてエルビスらしいパフォーマンスを阻止しようとする。
それでも自分の心に素直に従ったエルビスのライブはさらなる熱狂を生み、語り継がれるライブのひとつとなるが……。
・「キング・オブ・ロックンロール」であるエルビスの半生を描く
・数々の名曲にのせて繰り広げられる圧巻のパフォーマンス!
・俳優陣の演技力・歌唱力が素晴らしい
・エルヴィスを殺したのは誰なのか?その答えが明らかに!
「キング・オブ・ロックンロール」と称されるエルヴィス・プレスリーの半生を、「ムーラン・ルージュ」「華麗なるギャツビー」のバズ・ラーマン監督のメガホンで映画化した話題作です。
スターとして人気絶頂のなか若くして謎の死を遂げたエルヴィス・プレスリーの物語を、「監獄ロック」など誰もが一度は耳にしたことのある名曲の数々にのせて描いています。
そんな世界的大スターであるエルヴィス・プレスリーの半生を映画化した本作は、ファンなら発狂するレベルのクオリティに仕上がっています。
何と言っても注目するべきところは、圧巻のパフォーマンスでしょう。
演じているオースティン・バトラーが、まるでエルヴィス・プレスリーが乗り移ったかのような圧巻のパフォーマンスを行っております。
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【ネタバレあり】映画『エルヴィス』のネタバレ一覧
ネタバレ①:エルヴィス・プレスリーについて
本作は「キング・オブ・ロックンロール」と称されるエルヴィス・プレスリーの半生を描いております。
そのためエルヴィス・プレスリーのことを知っているほうがより映画を楽しむことが出来ます。
エルヴィス・プレスリーは、”1935年〜1977年に活躍したアメリカのミュージシャンかつ映画俳優”です。
全世界のレコード・カセット・CD等の総売上は5億枚以上とされており、「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定されているほどの人物です。
そんなエルヴィス・プレスリーは、1935年1月8日にミシシッピ州で生まれ、父と母の三人家族でした。
というのも、エルヴィス・プレスリーには双子の兄ジェシーがいましたが、誕生時に死亡しているのです。
そのため父と母は、エルヴィス・プレスリーを兄ジェシーの分まで愛情を持って育てました。
幼少期は貧しい生活をして過ごしていましたが、1950年代にロック・アンド・ロールの誕生と普及に大きく貢献し、一気に世界No1スーパースターの座にまで上り詰めました。
そのため”アメリカンドリームの象徴”とも言われております。
また後進のアーテイストにも多大なる影響を与えており、その中には、「ザ・ビートルズ」、「ボブ・ディラン」、「エルトン・ジョン」、「ボブ・シーガー」、「ロバート・プラント」、「フレディ・マーキュリー」も含まれております。
まさに”ロックン・アンド・ロールの神様”とも言えるべき存在、それがエルヴィス・プレスリーです。
しかしエルヴィス・プレスリーの音楽は、「青少年の非行の原因だ!」と中傷され、PTAはテレビ放送の禁止要求を行うなど批判の的になったのも事実です。
それでもエルヴィス・プレスリーの音楽は、多くの人々の心を掴み、ロックンロールを一気にメジャー化させました。
同時に今まで音楽をあまり聞かなかった若年層の支持を集め、当時普及したテレビやレコードと共に音楽を普及する役目も果たしたのです。
更に音楽だけではなく、エルヴィス・プレスリーのファッションや独特な髪型を真似る若者が急増し、まさに世界はエルヴィス・プレスリー色に染まったのです。
しかしエルヴィス・プレスリーは、1977年8月16日に42歳の若さで亡くなってしまいます。
①ギネス認定
→世界で最も売れたソロアーティスト
②レコード総売上
→30億枚
③世界記録
→1日で売り上げたレコードの枚数2,000万枚
④1日で届くファンレターの数
→2,000万通
⑤ライブ世界中継
→視聴者数15億人
⑥ライブチケット完売
→1,500公演連続
⑦ファンクラブ数
→625団体
⑧最多ヒットシングル記録
→151曲
⑨出演TV番組
→最高視聴率82%
⑩ハリウッド映画
→主演34本
これがエルヴィス・プレスリーの簡単な紹介です。
ネタバレ②:トム・パーカーについて
本作でエルヴィス・プレスリーに次いで注目を浴びたのが、トム・ハンクスが演じるトム・パーカーでしょう。
トム・パーカーは、マネージャーとしてマネジメント能力に優れており、エルヴィス・プレスリーの世界的大成功に大きく貢献している人物です。
と同時に金にがめつい性格であり、エルヴィス・プレスリーの収入の最大50%を懐に入れていたとも言われています。
エリヴィス・プレスリーと出会った頃は、自分のことをアメリカ人と名乗っておりましたが実際はオランダ人であり、本名はアンドレアス・コルネリス・ファン・カウクという名前です。
トム・パーカーは、20歳の頃にアメリカに密入国しており、その際に密入国者であることがバレないようにするためアメリカ陸軍に志願しました。
その時に面接した大佐の名前がトム・パーカーだったため、そのままトム・パーカー大佐と名乗るようになったのです。
また密入国者のため身分証明となるパスポートを持ち合わせておりません。
このパスポートを持っていない=密入国者であるという事実が、後々エルヴィス・プレスリーの海外進出を妨げる要因にもなってくるのです。
こうやって書いてみると、いかにもトム・パーカーが悪者のように見えるのですが、彼がいなかったらエルヴィス・プレスリーが世界的大スターになれていないのも事実なのです。
そしてエルヴィス・プレスリーの死には、マネージャーであるトム・パーカーが深く関与しているのではないか?という噂も出ました。
たしかにトム・パーカーは、エルヴィス・プレスリーの死後も収入の50%を懐に収めていたため、何かしらエルヴィス・プレスリーの死に関与しているのではないかと疑われても仕方がないことだと思います。
しかし本作をご覧になった人ならわかるかと思いますが、エルヴィス・プレスリーの死の原因はトム・パーカーではありません。
ネタバレ③:RCAレコードについて
本作でエルヴィス・プレスリーが契約するレコード会社として、RCAレコードが登場します。
RCAレコードは、”1930〜1950年代のアメリカを代表する大手レコード会社”です。
特に1950年代は、エルヴィス・プレスリーとハリー・ベラフォンテの二大スターと契約を結び、音楽業界を先導していたレコード会社です。
エルヴィス・プレスリーとRCAレコードは、1955年11月21日に契約を結びました。
なんと契約してから最初の1年間、RCAレコードの売上の半分がエルヴィス・プレスリーのレコードだったというから驚きです。
ネタバレ④:誰がエルヴィス・プレスリーを殺したのか
本作の見所であり、今もなお語り継がれるのがエルヴィス・プレスリーの死因です。
エルヴィス・プレスリーは、1977年8月16日にテネシー州メンフィスの自宅で寝室のバスルームの床に倒れているところを発見され、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
当時42歳、死因は処方薬の極端な服用による不整脈と公式に発表されましたが、死因については様々な憶測が飛び交ったのも事実です。
しかし本作のラストでトム・パーカーがエルヴィス・プレスリーの死因について明言しています。
それが”エルヴィス・プレスリーを殺したのは、愛するファンだ”というセリフです。
エルヴィス・プレスリーは、何よりもファンを大切にしていました。
愛するファンに希望を持ち続けることの大切さを伝えるため、日々歌い続けていたのです。
そのため精力的にライブも行っていましたが、あまりに過酷なスケジュールに身体はボロボロになり、それを薬で誤魔化していました。
また愛する母親を失い、悲しみに暮れているときもファンのためにライブを行っていたほどです。
最愛の妻であるプリシラ、愛娘であるリサ・マリーとも離れ離れになり、失意のどん底にいたときも歌い続けました・・・全ては愛するファンのために!
誰よりもファンを愛し続けた大スター、それがエルヴィス・プレスリーなのです。
というのも、熱狂的なファンやオカルト誌が陰謀論を唱えており、「年をとったエルヴィスを見かけた」とか「若いままのエルヴィスを見かけた」など滑稽な話を持ち出しているのです。
しかもエルヴィス・プレスリーが生存しているという確かな証拠を出した人のは、300万ドル支払われることになっているから驚きです。
死後も世界に影響を与え続ける・・・さすがは「キング・オブ・ロックンロール」ですね。
ネタバレ⑤:愛娘リサ・マリーについて
エルヴィス・プレスリーの一人娘であるリサ・マリー。
わずか9歳で父親であるエルヴィス・プレスリーと死別することになりますが、エルヴィス・プレスリーは、自家用ジェット機に「リサ・マリー号」と名付けるほど愛娘を溺愛していました。
そんなリサ・マリーですが、かなり波乱の人生を過ごしています。
母親のプリシラは、エルヴィス・プレスリーの死後に新しい恋人を作りましたが、リサ・マリーはその関係に悩まされ、ハイスクール時代はドラッグ問題を繰り返し、学校も転々としていました。
また生涯で4回結婚し、4回離婚しています。
有名なのが”マイケル・ジャクソンとの結婚”ですよね。
エルヴィス・プレスリーという偉大な父親を持った宿命なのか、娘のリサ・マリーも凡人とはほど遠い人生を歩んでいます。
映画『エルヴィス』の感想
「キング・オブ・ロックンロール」と称されるエルヴィス・プレスリーの偉大さ、影響力、そして孤独を描いた名作です。
もちろんエルヴィス・プレスリー自体が偉大な存在ということはあるのですが、演じているオースティン・バトラーの演技力と歌唱力が素晴らしいですね。
またトム・パーカーを演じているトム・ハンクスによる、苦虫を噛み潰したかのような顔の演技力には脱帽です。
憎まれ役であるトム・パーカーを見事に演じきっています。
エルヴィス・プレスリーとトム・パーカーの持ちつ持たれつの関係性を見事に表現しており、まるで観客もエルヴィス・プレスリーと共に過ごしているかのような感覚に陥ります。
それぐらい俳優陣の演技力が本当に素晴らしいです。
そして何より素晴らしいのは、本作中で演奏される数々の名曲たちです。
いったい何十曲が登場したのでしょうか・・・それぐらい名曲の数々に圧倒されます。
上映時間が159分と少し長いですが、エルヴィス・プレスリーの圧倒的パフォーマンス力によりあっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。
それぐらい映画の世界に没入すること間違いなしと言える名作です。
まとめ
「ボヘミアン・ラプソディ」や「ロケットマン」も面白かったですが、本作ととても満足のいく映画に仕上がっています。
エルヴィス・プレスリーのことをよく知らない人が本作を観たとしても、名曲の数々は耳にしたことがあるかと思いますので、テンションMAXで楽しむことができます。
それぐらいエルヴィス・プレスリーが偉大だということですね。
当時の世界観も上手く表現されており、当時の時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わうことが出来ます。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。